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3/17【全日本】野村への悔しさ爆発 青柳宣言「CC制覇で追い抜いてやる」

『2019 DREAM POWER SERIES』長野・諏訪市清水町体育館(2019年3月17日)
○宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬vs野村直矢&ジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス×

 青柳が野村に先を越されている悔しさを爆発させ、初出場となるチャンピオン・カーニバル初優勝を成し遂げ、立場を逆転させる構えをみせた。

 野村のNEXTREAM脱退によって青柳はアジアタッグ王座返上の憂き目にあった。今シリーズから敵対関係となったが、ここまで3・9銚子、3・16大阪とタッグマッチながら2度、野村の軍門に下っている。

 野村は3・19後楽園大会での三冠ベルト初挑戦を決め、3・12新木場大会では王者・宮原から初フォールも奪っている。完全に差が開いた状況とあって、青柳は野村の勢いを認めつつ、「邪魔するって言ったわりに、いい感じであの人の踏み台になっちゃってるんで、そこが本当に自分にとって悔やまれる」と悔しさをにじませている。野村だけではない。三冠戦を経験済みで、世界タッグ戴冠歴もあるジェイクの後塵も排しており、「一番出遅れてる感が正直、否定できないんで、本当に悔しいの一言しか浮かばない」と唇をかむしかない。

 だが、青柳は一発逆転の好機を控える。4月のチャンピオン・カーニバル初出場だ。青柳はAブロックで、Bブロックの野村、ジェイクと公式戦での直接対決はないものの、春の祭典で序列をひっくり返すつもり。まずは二人がシングル未勝利の宮原との公式戦に勝利すること。その余勢をかって初出場・初優勝を成し遂げ、「差を縮めるどころが優勝したら間違いなくこっちが上になると思うんで、それを狙いたい」と下剋上を見据えた。

 初のカーニバルへ向けて武者震いしている青柳は「僕が上がって、向こうが上がってくるかわからないけど、見下ろしてやりたいなと。先越されてるんで」と野村、ジェイクへの対抗意識をむき出しに宣言。「宮原健斗の首はもちろん、チャンピオン・カーニバル、何だったらプロレス大賞を狙っていきたい」と言い切った青柳がこの春、貪欲に頂点を狙う。

【青柳の話】
――野村と敵対し、ここまでタッグとはいえ2連敗を喫しているが?

▼青柳「全敗ですよね。邪魔するって言ったわりに、いい感じであの人の踏み台になっちゃってるんで、そこが本当に自分にとって悔やまれる部分ではありますね。野村って凄い勢いがある人で、本当にそう感じますね。リング上で肌を合わせてももちろんですし、宮原さんの前に立ってもああやって堂々として『新しい顔になる』って言ったり。腹立ちますね。凄くむかつきますよ」

――三冠挑戦を先越され、宮原から直接勝利を奪われるなど、先を行かれている状況だが?

▼青柳「野村さんだけじゃなくて、ジェイク・リーにも同じように先を越されてるっていうのもあって、そのあとにまた野村さんと続いて、一番出遅れてる感が正直、否定できないんで、本当に悔しいの一言しか浮かばないですね。だから僕はちょっと先のことを考えたんですよ。チャンピオン・カーニバルがあるじゃないですか。野村直矢、ジェイク・リーはBブロックで、宮原健斗はAブロックにいる。野村さんが次、三冠戦でどうなるかわからないけど、ジェイク・リーは宮原健斗を狙うって言ってまだ勝ててないですから。そういう部分でチャンピオン・カーニバルは二人に追いつけるチャンスだなと。何だったら宮原健斗を倒して。僕だって同じチームにはいますけど、宮原健斗のお付きをやってるわけじゃないですからね。お付きみたいに『大将、大将』なんて言ってますけど、リングに上がれば一人のプロレスラーとしてライバルだと思ってますし、狙ってるというか、やっぱり全日本プロレスの顔になってプロレス界全体の明るい存在になってるじゃないですか。この間の両国の時もそうですし。そういう存在が近くにいるから目標にもなりますし、みんな倒そうとしても倒せない、1強じゃないですけど、そういう大黒柱的な人を倒したいというのがありますね」

――野村、ジェイク以上の結果を出せば浮上の足掛かりになるが?

▼青柳「もっと言ってしまえば、チャンピオン・カーニバルでたぶん23、4歳で出場して優勝した人っていないと思うんで、それもまた一つのテーマだと思ってるんですよね。たぶん史上最年少だと思うんで。狙うんだったらいろんなことを狙いたいですね。チャンピオン・カーニバル優勝だけじゃなくて、例えば去年の優勝者ってプロレス大賞で敢闘賞を受賞してるじゃないですか。ノアの丸藤選手がそうやって外敵として来た話題もあると思うんですけど、全日本プロレスの最年少で初出場で初優勝したら、絶対にプロレス界に明るい話題になると思うんで、間違いなくプロレス大賞を狙える位置にはいけると思うんで。宮原健斗の首はもちろん、チャンピオン・カーニバル、何だったらプロレス大賞を狙っていきたいなと思いますね」

――優勝すれば自ずと三冠挑戦も近づくが?

▼青柳「やっぱり三冠は三冠というブランド、チャンピオン・カーニバルはチャンピオン・カーニバルのブランドがあるじゃないですか。タイトルマッチって言ってしまえば、やろうと思えばいつでもできるけど、チャンピオン・カーニバルは年に一度の春の祭典と言われてる大会ですから、正直、(2・24横浜)文体の発表の時から初出場って自分がビジョンに出た時から緊張してるんですけど、その反面、凄く楽しみでもあるんですよ。出場してる選手はでかいし、実績のある人たちばかりですけど、僕はそういう点では一番フレッシュで新鮮味のある人間じゃないかなと思ってるんで、そういうのを狙っていきたいですね」

――決勝で野村と戦いたい気持ちはある?

▼青柳「上がってきそうな勢いもありますし、ジェイク・リー、諏訪魔、ジョー・ドーリングもいますし、凄い過酷なブロックじゃないですか。Aブロックもでかい人だらけで過酷ですけど、そういう意味で上がってきたら凄いですし、逆に向こうもこっちのこと上がってくるなんて思ってないでしょうからね。僕が上がって、向こうが上がってくるかわからないけど、見下ろしてやりたいなと。先越されてるんで。そういったいろんな意味を含めて僕はチャンピオン・カーニバル優勝を狙いたいですね。まだ野村直矢にも、ジェイク・リーにも勝ててないですから」

――それで二人との差を縮めると?

▼青柳「差を縮めるどころが優勝したら間違いなくこっちが上になると思うんで、それを狙いたいです。どいつもこいつも(NEXTREAMを)抜けやがってって感じですよ。残ったってできることはできるんですって僕が証明してやりますよ」

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