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3/21【全日本】狙うはCC初制覇による早期再挑戦 野村が年内の三冠最年少戴冠誓う

『2019 DREAM POWER SERIES』愛知・名古屋国際会議場(2019年3月21日)
宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬vs秋山準&野村直矢&ゼウス×

 野村が年内の三冠ベルト奪取と最年少戴冠記録更新を見据え、挑戦を早期実現させるべくチャンピオン・カーニバル制覇に照準を絞った。

 3・19後楽園大会で三冠ベルト初挑戦を果たした野村は王者・宮原の軍門に下り、初挑戦・初戴冠ならず。それでも最高男に大いに肉薄して聖地を爆発させ、至宝ベルトを狙える位置にあることを証明したといえる。

 初挑戦が悔しい結果に終わり、「ホントにチャンピオンの底力というのを思い知らされた」、「前哨戦からそういう余裕をみせて、本番もリラックスしてた感じがしたので、これが経験なのかなと思いましたね」と壁の高さを痛感させられたが、野村はすでに気持ちを切り替え、前をみている。

 当然、目指すは再挑戦。しかも一日も早くそのチャンスをつかみ取るつもりでいる。そうしたい理由がある。最年少記録更新だ。現在の記録保持者は第55代王者・宮原の26歳11ヵ月。25歳5ヵ月で初挑戦を果たした野村にはまだ1年5ヵ月の時間が残されており、「絶対チャンスつかみ取って挑戦して、今年中に三冠獲ります。宮原健斗の26歳11ヵ月、それを塗り替えてやりますよ」と誓ってみせた。

 そんな野村にとって絶好の舞台がすぐに控える。4月のチャンピオン・カーニバルだ。今年で4年連続4度目の出場。過去3大会はいずれもリーグ敗退に終わっているが、3・19後楽園での戦いぶりをみれば、優勝戦線に絡んできてもおかしくない。初優勝を成し遂げれば、自ずと三冠挑戦権が転がり込んでくる。「おとといの敗戦は忘れて、今はチャンカンにしか目向いてないですよ」と言い切った野村は、「一番早い話、そこで優勝すれば、また嫌でも挑戦できると思うし、まずはチャンピオン・カーニバルに優勝して、ベルトにまた挑戦ですね。そこで宮原健斗にリベンジ」と春の祭典初制覇による早期再挑戦を描いた。

 この日はセミファイナルの6人タッグに登場し、三冠戦の続きとばかりに王者・宮原にエルボーをリング内外で打ち込み、スパーで豪快になぎ倒すなど猛然と立ち向かった。試合後も宮原を指差してしばし対峙。三冠ベルトへの執念をみせつけた野村は年内初戴冠と最年少記録更新の大目標へ向けて走り出した。

【野村の話】(試合前)
――初体験となった三冠戦の感想は?

▼野村「正直言うと時間があっという間に過ぎた感じがして、あとから試合をみて、30分近くやってたんで、そんなにやってたかという感じがしました。ただ、ホントにチャンピオンの底力というのを思い知らされた感じがして、自分の想像を超えてた感じがしましたね」

――自分の全てを出せた?

▼野村「試合中は無我夢中だったんで、あとから試合をみて、ここをもっとこうしとけばもっと彼を追いつめられたと思うし、3カウント獲れたと思ったんですけど、そこに僕の余裕のなさを感じましたね。向こうは凄い落ち着いていて余裕を感じたんですよ。前哨戦でもそういうのがあったし、自分の中で本番が全てだから関係ないと思ってたけど、前哨戦からそういう余裕をみせて、本番もリラックスしてた感じがしたので、これが経験なのかなと思いましたね」

――当然、三冠ベルトをあきらめないと?

▼野村「来月にチャンピオン・カーニバルがありますからね。おとといの敗戦は忘れて、今はチャンカンにしか目向いてないですよ。一番早い話、そこで優勝すれば、また嫌でも挑戦できると思うし、まずはチャンピオン・カーニバルに優勝して、ベルトにまた挑戦ですね。そこで宮原健斗にリベンジですね。リベンジ達成してやります、自分のプランの中はそんな感じです」

――やはり三冠ベルトを獲るなら宮原から?

▼野村「もちろんそうですよ。最年少記録は宮原健斗しか持ってないですからね。それを更新するためにも僕が獲って最年少記録を塗り替えたいと思います。そのためにチャンスを自分でつかみ取らないといけないし、他に選手がたくさんいるわけですから、ホントだったら連続して何回もいきたいけど、実績作らないといけないし、そうじゃないとファンも認めてくれないですからね。だからチャンピオン・カーニバル優勝ですよ。今年中ですね。絶対チャンスつかみ取って挑戦して、今年中に三冠獲ります。宮原健斗の26歳11ヵ月、それを塗り替えてやりますよ」

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