3/23【全日本】諏訪魔が石川とのCC決勝対決熱望も岡林との初シングルにも興味

『2019 DREAM POWER SERIES』福島・いわき市平体育館(2019年3月23日)
○諏訪魔&石川修司&佐藤光留vs宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬×

　諏訪魔が4月のチャンピオン・カーニバルを見据え、石川との暴走大巨人対決による決勝戦を熱望。一方で別ブロックとなった大日本・岡林裕二とのシングル初対決実現にも興味を示した。
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　3・19後楽園大会で暴走大巨人は大日本・関本大介&岡林裕二に雪辱を遂げ、世界タッグ王座を奪還。3度目の同王座戴冠を果たした。4月のチャンピオン・カーニバルに世界タッグ王者として出場することになり、諏訪魔は石川と決勝対決を誓い合っていたが、その思いは変わっていない。

　その原動力となっているのが、石川との“夢の5冠戦"実現だ。世界タッグ王者としてどちらかが三冠王者となり、暴走大巨人対決で三冠戦を争うものだが、いまだ実現には至っていない。世界タッグを保持している今、チャンピオン・カーニバルで諏訪魔か石川のどちらかが優勝すれば、一気に現実味を帯びてくる。「冷静に見てさ、俺と石川選手がまたバッコンバッコンやったら、それもまたお客さんが見たいもんじゃないかなと思う」と確信する諏訪魔は、全盛期を自負する今だからこそ、石川との暴走大巨人対決で春の栄冠を争うつもり。「何回失敗しても俺はあきらめるつもりもないし、それが俺のライフワークじゃないけどさ、そうなってることが事実なんでね。俺の中でモチベーションを維持する」と夢の5冠戦実現に執念をのぞかせた。

　一方で気になる存在がいる。大日本・岡林だ。「岡林って選手は大日本のエースになるだろうしね。凄いなって思う」と認めている諏訪魔は、3・19後楽園の世界タッグ戦を通じて「何か知んねぇけど、凄く意識されたなって感じるんでね。俺に恨みでもあるのかなってぐらいガツガツきたから、コノヤローって気持ちが久々に出てきたよ」と闘争心をかき立てられている。カーニバルでは別ブロックで、ともに優勝戦に進出すれば直接対決が実現することになる。あくまでも第1希望は暴走大巨人対決だが、「そこはまた岡林が上がってきたらまた面白いなって。俺にとって別の刺激になるんでね」と岡林との初シングルにも興味を示した。

　その前に大日本3・31博多大会に青木とともに乗り込み、青木優也と組む岡林と激突する。カーニバルを前にけん制する意味でも諏訪魔は「岡林てめぇ覚えとけコノヤロー」と宣戦布告した。

　この日、諏訪魔はメインイベントに登場。かつて社会人時代にクリナップのレスリング部に在籍し、4年間過ごした準地元といえるいわきの地で宮原&ヨシタツ&青柳をラリアットで次々になぎ倒す大暴れ。最後もラリアットからのラストライドで青柳を粉砕し、カーニバルへ向けて好調ぶりをみせつけていた。

【諏訪魔の話】
――3・19後楽園大会で世界タッグ王座を奪還し、チャンピオン・カーニバルに世界タッグ王者として出場することになったが、夢の5冠への足がかりになるのでは?

▼諏訪魔「そうだね。何回失敗しても俺はあきらめるつもりもないし、それが俺のライフワークじゃないけどさ、そうなってることが事実なんでね。俺の中でモチベーションを維持する」

――暴走大巨人対決で優勝戦を争い、勝った方が三冠を獲ると?

▼諏訪魔「この間、関本&岡林組と暴走大巨人で対決したけど、やっぱしやりがいをお互い感じただろうし、お客さんも観てて一番興奮したんじゃないかなと思うし。じゃあ今、冷静に見てさ、俺と石川選手がまたバッコンバッコンやったら、それもまたお客さんが見たいもんじゃないかなと思うんだよね。そのためにも最高のシチュエーションを用意したいなっていうのがあるよ。早くしないと。今しかできないものだからさ。何年かしてケガとかしたらできなくなるからね。出し惜しみなくやりたいね」

――その中で岡林が目の上のタンコブのような存在になる?

▼諏訪魔「タンコブじゃないよ。ただ、この間やった中で、何か知んねぇけど、凄く意識されたなって感じるんでね。俺に恨みでもあるのかなってぐらいガツガツきたから、コノヤローって気持ちが久々に出てきたよ」

――シングルは未対決だが?

▼諏訪魔「シングルはないよね。どこまで昇華するかわからないけどさ、今度、大日本に青木と乗り込むんでね。岡林てめぇ覚えとけコノヤローって。最後のスターレーンだしね。俺にとっちゃ好都合だよ」

――岡林と当たるとしたらお互い決勝に上がるしかないが?

▼諏訪魔「石川選手と同じブロックなんだよね。決勝いかなきゃ当たることはないわけだからね。そこはまた岡林が上がってきたらまた面白いなって。別の俺にとって刺激になるんでね」

――カーニバル抜きに岡林とシングルをやってみたい気持ちになっている?

▼諏訪魔「機運が高まればまた面白いかなって。岡林って選手は大日本のエースになるだろうしね。凄いなって思うし、いつかやることになるだろうなって気がしてますよ」