プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/23【新日本】NJC決勝は「オカダvsSANADA」に オカダは激闘同門戦突破、SANADAは地元で棚橋超え

 『NEW JAPAN CUP 2019』準決勝2試合が23日、新潟・アオーレ長岡で行われ、オカダ・カズチカが石井智宏を、SANADAが棚橋弘至をそれぞれ撃破。今年の決勝戦は「オカダvsSANADA」に決まった。

 同門対決となったオカダと石井の激突は、CHAOS対決だからこその矜持(きょうじ)がぶつかり合う激闘に。中盤過ぎには石井のエグいヘッドバット3連発がオカダの頭部をえぐれば、オカダも急角度のジャーマンで応戦。さらにはこん身のラリアットとドンピシャのドロップキックが乱れ飛ぶギリギリの戦いに昇華した。そして石井の垂直落下式ブレーンバスター、オカダのレインメーカーをことごとく切り返し合う崖っぷちの攻防となったものの、最後は石井の垂直落下を旋回式ツームストン・パイルドライバーで切り返したオカダが、レインメーカーを振り抜いて21分10秒の激闘に終止符を打った。

 試合後はノーサイドでオカダが石井を引き起こし、頭を下げて“先輩"の闘志に最敬礼。決勝進出を逃した石井から「お前が優勝しろ」とV達成を託された。

 「日本で一番長岡が好き」の“名言"(?)を残した新潟出身のSANADAが、長岡メインイベントで再浮上を狙う棚橋と決勝キップを争った。棚橋の容赦ないヒザ攻めにさらされたSANADAだったが、地元の大歓声を受けて乗り切ると、終盤は先の先を読み合う技巧勝負に。最後はジャパニーズレッグロールクラッチの切り返し合戦をSkull EndでモノにしたSANADAが、棚橋超え達成となるギブアップ勝ちを奪ってみせた。

 SANADA決勝進出に沸くメイン後には、SANADAが観衆に「携帯電話のライトをオンにしてください」と呼びかけ、場内が暗転。幻想的な光景で“長岡"の空間密度を上げてみせると「ここだけの話をしてもいいですか? 『でも』とか『やっぱり』とかっていう言葉がものすごく嫌いなんですけど、でもやっぱり日本で一番ここ長岡が好きです! おい長岡! シー・ユー・トゥモロー」と“告白"しながら締めくくり、大歓声に包まれた。

 かくして今年のNJC決勝戦は「オカダvsSANADA」の顔合わせに決定。SANADAの地元・新潟で、世界のマジソンスクエア・ガーデンでのIWGPヘビー挑戦者が間もなく決まる。

プロ格 情報局