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3/25【大日本】舞台は5・5横浜文体を希望 小鹿会長が飛艶のアジアタッグ再挑戦をアピール 河上「龍魂の拳で仕留める」、菊田「ぶん殴って蹴り倒す」

 グレート小鹿会長が25日、東京・後楽園ホール大会の試合前に会見し、5・5横浜文体で河上隆一&菊田一美のアジアタッグ王座再挑戦を実現するよう全日本側に要求。再びアジアタッグ獲りに乗り出すことになりそうな飛艶は「この龍魂の拳を全日本のレスラーに叩き込んで、キッチリ仕留めます」(河上)、「拳だったら僕なんでね。ぶん殴って蹴り倒してやりますよ」(菊田)と豪語した。

 河上と菊田は全日本2・7後楽園大会に乗り込み、第105代アジアタッグ王者・野村直矢&青柳優馬に挑戦。小鹿会長直伝の極道殺法を披露するなど追い込んだが、最古のベルト獲りはならなかった。その後、野村&青柳の返上によって空位となったベルトが全日本3・21名古屋大会における王座決定トーナメントで争われ、高橋匡哉&植木嵩行、橋本大地&神谷英慶を連破したジェイク・リー&岩本煌史が第106代王者組となった。

 アジアタッグ獲りに2度失敗した形で、この結果を受けて小鹿会長がこの日、会見。飛艶の再挑戦を訴えた。「先だってこの後楽園ホールでアジアタッグ王者の青柳、野村両選手に河上、菊田選手が挑戦して敗れたっていうのがあります。ただ、あの試合はずっと何回も繰り返すけど、思い出すと試合に勝って勝負に負けた。まだまだいけるんじゃないか」と確信している小鹿会長は自身にゆかりある最古のベルトを何としても大日本の手中に収めるつもり。舞台には5・5横浜文体を指定し、本拠地での戴冠を見据え、その時点での王者組への挑戦を全日本側に要求した。

 早くも再挑戦のチャンスが訪れそうな飛艶も燃えている。王者組が変わったとはいえ、二人にとって全日本への雪辱戦であることに変わりない。「まだまだやれる、やり足りないっていうのが僕の中にも菊田の中にも、そういう思いが正直凄くある」という河上は、「何としてでも、何を使っても勝ちにいきます」と執念を燃やすばかり。「前回、仕留め損ねた分、もうちょっと傷痕というか、この龍魂の拳を全日本のレスラーに叩き込んで、キッチリ仕留めます」と拳に力を込めた。菊田も「(前回)結果は負けましたけど、内容は大日本プロレスのモノだったと思ったんで。それをみて僕と河上さんはまだ十分に挑戦資格ある」と主張。「河上さんは拳って言いましたけど、拳だったら僕なんでね。ぶん殴って蹴り倒してやりますよ」と言い切った。

 河上と菊田は2日後の全日本3・27横浜大会に乗り込み、王者の一人である岩本(パートナーはフランシスコ・アキラ)と直接対決する。再挑戦を認めさせるには格好の舞台だ。小鹿会長も来場を宣言し、「正々堂々、戦っていきますからチャンスをくださいというお願いの立場です。あさってラジアントホール、今一度、リングの上からお願いしてみたい」との構えをみせた。

【会見の模様】
▼小鹿会長「皆さんにお願いかたがた、僕の記者会見のニュースを全日本プロレスに伝えてほしいという意味を込めて、言わせてもらいます。先だってこの後楽園ホールでアジアタッグ王者の青柳、野村両選手に河上、菊田選手が挑戦して敗れたっていうのがあります。ただ、あの試合はずっと何回も繰り返すけど、思い出すと試合に勝って勝負に負けた。まだまだいけるんじゃないかという僕の気持ちがありましてですね。アジアタッグに対しては、日本にいる全レスラーの誰よりも、異常な愛情があるんで、大日本プロレスの菊田、河上選手に今一度チャンスを与えてくれないかという思いが強くなりまして、今日このようにお願いしています。彼らは闘志満々でそういうチャンスがあるんだったらお願いしたいということで、僕が今皆さんにお話ししています。幸いにあさって27日、ラジアントホールで全日本プロレスの試合があります。そこに彼ら二人が出るようになってるんで、そこに僕も行きます。そこで試合終わったら今一度、向こうにお願いして、できるなら5月5日の文化体育館でアジアタッグチャンピオンに挑戦させてもらいたいと。その5月5日時点の王者に対してです。以前の王者じゃなく、その時5月5日にベルト持ってるチームに挑戦させてもらいたいと、そういうお願いかたがた僕のアジアタッグに対する執念で。同じチームを同じベルトに短期間で挑戦させるってことは全日本プロレスがOKできるかどうかわからない。ぜひ5月5日の文化体育館でやりたいって気持ちが今日の皆さんにお願いと今日の会見の議題としてお願いします」

▼菊田「この間のアジアタッグ挑戦は結果は負けましたけど、内容は大日本プロレスのモノだったと思ったんで。それをみて僕と河上さんはまだ十分に挑戦資格あるんじゃないかなと思ってます」

▼河上「小鹿会長から言われたように、まだまだやれる、やり足りないっていうのが僕の中にも菊田の中にも、そういう思いが正直凄くあって、それを会長が汲み取ってくれて、今回こういう全日本プロレスにこの短い期間ですけど、リマッチ、挑戦状をもう一回叩きつけて。次は必ずこの大日本プロレスに全日本プロレスのアジアタッグ、また持ってこれるように、僕と菊田、何としてでも、何を使っても勝ちにいきます。もし向こうのチーム、ジェイク・リー、岩本、俺らの気持ち全部受け止めてやるっていうんだったら、ぜひこの挑戦を受けてほしい」

――前回は小鹿会長がパウダーを渡したが、一つのミスだった?

▼小鹿会長「後悔先に立たず。あれを良しと行動したその先に敗戦という結果になった。ただ、どうなんだろう。あのパウダーを撒いて、大日本プロレスのこの二人のチームが勢いよく、もしかしたらあと何秒かでフォール獲れるチャンスがいっぱいあった。その選手のエネルギーを思い立たせたのはあのパウダー攻撃だと。僕は長いことこのプロレス界にいるけども、何分やろうとも、最初から火がついてバーッと走っていって終わる試合じゃなく、相手の作戦を読み取りながらエネルギーを燃やしていって、最後はどのようにしても勝とうと思う執念がなかったらベルトは獲れん。そういう二人のチームにそのことを僕は教えたかったっていうことでパウダーを渡した。今度は第一に全日本プロレスが挑戦受けてくれれば、そのチャンスは生まれる。ただ、今はお願いの立場ですから、何がどうのこうの、パウダーがどうのこうの、そんなことは言わん。正々堂々、戦っていきますからチャンスをくださいというお願いの立場です。あさってラジアントホール、今一度、リングの上からお願いしてみたい」

――大日本の横浜文体を舞台に希望した理由はある?

▼小鹿会長「僕はそれこそ、こんなこと言ってもしょうがないんだろうけど、各団体がある中で、横浜市が本拠地、本社があるっていうのは大日本プロレスしかない。横浜もしくは神奈川県の団体ですから。この大日本プロレスという団体は神奈川県横浜市の代表であるっていう認識をもってますので、力道山先生が作ったアジアタッグベルトはどうしても横浜で獲りたい。そういう願望があるもんで、できたらお願いしたい」

――現王者組ジェイク&岩本の印象は?

▼小鹿会長「ただ、今はそうであっても5月5日はどのチームが獲ってるかわからない。だから僕の願いは5月5日に持ってるチームに挑戦したいということです」

▼河上「前回は野村、青柳フレッシュなチームとやらせてもらって、本当はあの二人にやり返したかったんですけど、今回また返上してジェイク&岩本がトーナメント勝ってアジアタッグを戴冠したんで。もともと僕は凄い興味のあった二人なんで、ずっと試合したかったですし、晴れて向こうがアジアタッグチャンピオンになった。じゃあ俺らがいくしかないと。前回、仕留め損ねた分、もうちょっと傷痕というか、この龍魂の拳を全日本のレスラーに叩き込んで、キッチリ仕留めます。その自信があります」

▼菊田「岩本選手、一回だけ触ったぐらいで、ジェイク選手に関してはD-RIZEの一発目でシングルやって負けてるんですけど。前も言いましたけど、スタイルチェンジして、体がでっかくなってから当たってないんで。河上さんは拳って言いましたけど、拳だったら僕なんでね。ぶん殴って蹴り倒してやりますよ」

――トーナメントでジェイク&岩本が血みどろと大神が敗れているが仇討ちの意識はある?

▼河上「いや特に考えてないですね。冷たいかもしれないですけど。せっかく来たチャンスなんで、ここで獲って、ちゃんと飛艶というタッグチームのスタートになると思うんで、これから先、まずはアジア取って、ゆくゆくはBJWのタッグ、そして世界タッグまで見据えてやりたいなと思います。あと個人的には岩本君の世界ジュニアとか、ちょっとやってみたいなと思ったりもします。僕らがキッチリとアジアを獲ることで、大日本にいる他のレスラーの連中の何か刺激になればいいかなと思います」

▼菊田「当然、勝てると思ってるんで、ベルト巻いてそいつらにざまぁみろって言いたいですね」

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