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3/26【WWE】レッスルマニア史上初の女子メイン決定、ベッキーがロウ女子王座前哨戦制す、ベイラーがIC王座挑戦権獲得、ハート・ファウンデーションが殿堂入り

 ロウが米国現地時間25日、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンで開催された。

 王者ロンダ・ラウジー、ベッキー・リンチ、シャーロット・フレアーによるトリプルスレット形式ロウ女子王座戦が『レッスルマニア35』のメインイベントとなることが発表された。女子によるメインはレッスルマニア史上初となる。この日、ロンダ、ベッキー、シャーロットが試合時間を競う「ビート・ザ・クロック・チャレンジ」でライオット・スクワッドの各メンバーと対戦した。王者ロンダは逃げ回るサラ・ローガンを捕まえると、1分25秒、アームバーで仕留めた。続けてシャーロットがルビー・ライオットをフィギュアエイトで料理したものの、1分25秒を越えてしまう。収まらないシャーロットは試合を控えるベッキーをビッグブーツで蹴り飛ばして憂さ晴らしした。ベッキーはリブ・モーガンと対戦したものの、ダメージの影響もあって攻め込まれてしまう。ディスアーマーも外されて劣勢となったが、最後はスキを突いたジャックナイフホールドで丸め込んで3カウント。ロンダを7秒上回る1分18秒の最速勝利で前哨戦を制し、祭典に向けて弾みをつけた。

 フィン・ベイラーが『レッスルマニア35』でのIC王座挑戦権を獲得した。ベイラーはIC王者ボビー・ラシュリー&リオ・ラッシュとの2対1ハンディキャップ戦が予定されていたが、ラッシュの負傷欠場のため急きょジンダー・マハルが代打出場。この一戦にレッスルマニアでのIC王座挑戦権がかけられることになった。体格に勝るラシュリー&マハルを相手にしてもベイラーは躍動。セコンドのシン・ブラザーズの妨害に遭いながらもトペ・コンヒーロで場外のラシュリー&マハルに突っ込むと、最後はクー・デ・グラをマハルにさく裂させて3カウント。ハンディ戦を制したベイラーがレッスルマニアでIC王者ラシュリーに挑戦することになった。

 ローマン・レインズが『レッスルマニア35』でドリュー・マッキンタイアとの対戦が決定した。これまでレインズの盟友ディーン・アンブローズ、セス・ロリンズを破ってきたマッキンタイアはレッスルマニアでのレインズ戦を再び要求。「お前は白血病を倒したが、俺には勝てない。お前の家族は負ける姿を観ることになる」と挑発した。するとレインズが現れ、マッキンタイアと対峙。「お前の挑戦を受けてやる!」と受けて立ったレインズだが、「でも妻や子供のことを口にするな」と感情的になってマッキンタイアを殴りつけた。そのまま乱闘に発展したが、レインズはマッキンタイアのローブロー、クレイモアを食らって沈んでしまった。勢いづいたマッキンタイアはこの日のメインでアンブローズとラストマン・スタンディング戦で再戦。リベンジを狙うアンブローズだったが、マッキンタイアがクレイモアで返り討ちにした。

 PPV大会『レッスルマニア35』は日本時間4月8日にWWEネットワーク(日本語実況版あり)でライブ配信される。

 ハート・ファウンデーション(ブレット・ハート&ジム・ナイドハート)の2019年度WWE殿堂入りがこの日発表された。2019年度の殿堂者としてはD-ジェネレーションX、ホンキー・ トンク・マン、トリー・ウィルソン、ハーレム・ヒート、スー・エイチスン(ウォリアー・アワード)に続いて第6号となり、2006年に個人でWWE殿堂入りしているブレットは2度目の受賞となる。ブレットと義兄ナイドハートは1985年にハート・ファウンデーションを結成。ジミー・ハートがマネージャーを務め、1987年にはブリティッシュ・ブルドッグス(ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミス)を破って世界タッグ王座を初戴冠。1990年のPPV大会『サマースラム』ではデモリッション(アックス&スマッシュ)との3本勝負に勝利し、2度目の同王座獲得を果たした。殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2019』は、米国現地時間4月6日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、その模様は日本時間4月7日にWWEネットワークでライブ配信される。

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