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4/2【全日本】宮原が史上7人目三冠王者による優勝を宣言、ジェイクと野村が初戦激突へ対抗意識、岡林が王者・宮原狩りと初V予告 CC直前公開会見

 『2019 Champion Carnival』直前公開記者会見が2日、神奈川・横浜市のノースポート・モール2階センターコートで行われ、リーグ戦出場全18選手中13選手が出席。宮原健斗が史上7人目となる三冠王者による優勝を誓えば、ジェイク・リーと野村直矢は初戦激突へ向けて対抗意識むき出し。初出場の青柳優馬が新技を予告し、7年ぶりの出場となる大日本・岡林裕二は石川修司、三冠王者・宮原狩りと初優勝を宣言した。

 今年も春の祭典の季節到来。『2019 Champion Carnival』が4・4後楽園大会で開幕する。2日後に迫ったこの日、出場18選手中13選手が出席しての公開会見が行われた。

 最高男・宮原は4年連続で三冠王者としてカーニバルに臨む。過去3回は優勝に届かず、昨年は優勝戦に勝ち上がったものの、ノア・丸藤正道に敗れて涙をのんだ。全日本の主要タイトルを手にしてきた宮原だが、この春の祭典だけが未制覇。テーマ曲をバージョンアップして臨むと宣言した最高男は「この2019年はプロレスの神様がさらに僕がスーパースターになるべく勝負を義務づけられている」と豪語した。

 だからこそ、30代最初のカーニバルで宮原は歴史に名を刻む。三冠王者による春の祭典優勝だ。過去それを成し遂げたのはジャンボ鶴田(91年)、スタン・ハンセン(92年)、三沢光晴(98年)、ベイダー(99年)、小橋建太(2000年)、天龍源一郎(2001年)の6人だけ。「チャンピオンとして優勝するのは俺しかできないんじゃないかなと。それぐらい今年は勝負。いろんなことが残ってますけど、その中で宿命みたいなもの」と言い切った宮原は、「チャンピオン・カーニバルというビッグイベントで優勝するかしないかでプロレス人生に関わってくるので、チャンピオンとして優勝して、さらに宮原健斗時代を確固たるものにしたい」と18年ぶり史上7人目の偉業を成し遂げ、エースの座を完全に確立させる構えをみせた。

 今年のカーニバルにおけるテーマの一つとなりそうなのが、新世代闘争だ。野村が3・19後楽園大会で三冠ベルト初挑戦を果たしたのを口火に、ジェイクと野村、野村と青柳の新世代闘争が激化。中でも同じBブロックとなった野村とジェイクの直接対決が注目される。

 両者は開幕戦の4・4後楽園で初戦激突。カーニバル史上最年少優勝を成し遂げ、三冠ベルト早期再挑戦を見据えている野村は「対抗意識むき出しで後楽園を迎えたい」と言い切る。3・27横浜大会での前哨戦で激しく渡り合ったのは記憶に新しいところで、野村は「この前のラジアントと比べ物にならない激しさになると思います。僕がすべて出し切ったうえで勝ちたい」と宣言。シングル未勝利のジェイクを破って勢いづくつもりで、「優勝しか見てません。今年こそ俺が優勝して全日本プロレスの頂点に立ちたい」と豪語してみせた。対するジェイクも「この前ラジアントホールでちょっとやったんですけど、その時にもっともっとやりてぇなというのがあった」と望むところ。もちろん譲るつもりはなく「とにかく勝たせてもらいますよ。初戦は白星スタートでいいスタート切りたいんで」と自信満々に通告した。

 青柳はジェイク、野村の後塵を拝している感があるが、初出場となる春の祭典で一気に巻き返しを図る。「狙うのはもちろん優勝です。初出場・初優勝、23歳という若さで制覇したい」と史上最年少優勝を見据えた。そのためにも「決まれば勝てる」と豪語する新技の投入を予告した。その名も「エンドゲーム」。すでに野村がカーニバル用の新兵器として関節技の開発を宣言しているが、それに対抗するかのように青柳も新たな武器として関節技を携えて臨む構えだ。

 注目されるのは大日本・岡林の7年ぶり2度目の出場だ。前回はリーグ敗退に終わっているが、当時はまだまだ途上段階。その後、大日本のBJW認定世界ストロングヘビー級王座を戴冠するなど、関本大介と並ぶストロングBJツートップの地位を確立しており、優勝候補の一人であることは間違いない。「このそうそうたる最強のメンバーと戦えるということで非常にワクワクしています」と高ぶる岡林は「プロレスラー岡林裕二をレベルアップするように全身全霊戦っていきたい」と宣言。すでに初戦の石川修司戦に照準を定めていたが、シングル初対決となる宮原についても「凄い楽しみですね。三冠チャンピオンとできるということで」と興奮を隠せず。「最終戦ですけど、本当に叩き潰して、優勝したいと思います」と王者狩りで初Vへラストスパートをかける構えをみせた。

 会見中はライバル関係にあるゼウスと崔が舌戦を展開し、一触即発に。初出場となるDRAGON GATEの吉田隆司が隣に座った橋本大地に「まず初戦の橋本大地戦は落とされへんからな。大地、覚悟しとけ」と宣戦布告するひと幕もあった。桜の開花と時を同じくして、過酷な春がもうすぐ幕を開ける。

☆『2019 Champion Carnival』
[出場選手]
▼Aブロック
宮原健斗(6年連続6度目の出場/2018年準優勝/現三冠ヘビー級王者)
ゼウス(6年連続6度目の出場/2016年準優勝)
石川修司(3年連続3度目の出場/2017年優勝/現世界タッグ王者)
青柳優馬(初出場)
崔領二(4年連続4度目の出場)
青木篤志(4年ぶり2度目の出場)
ディラン・ジェイムス(2年連続2度目の出場)
ギアニー・ヴァレッタ(初出場)
岡林裕二(7年ぶり2度目の出場)

▼Bブロック
諏訪魔(3年連続14度目の出場/2008年優勝/2006.2012.2015年準優勝/現世界タッグ王者)
野村直矢(4年連続4度目の出場)
ジェイク・リー(2年ぶり3度目の出場/現アジアタッグ王者)
ジョー・ドーリング(3年連続9度目の出場/2017年準優勝)
ヨシタツ(2年連続2度目の出場)
橋本大地(2年ぶり2度目の出場)
サム・アドニス(初出場)
ジョエル・レッドマン(初出場)
吉田隆司(初出場/現オープン・ザ・トライアングルゲート王者)


【会見の模様】
▼大地「大日本プロレスの橋本大地です。僕にはちょっとした野望があるので、それに向けて優勝しないといけないなと思ってます。ここも僕が通っていた高校がすぐ近くにあって遊んでいた場所なんで、早めに友達呼んで祝勝会を上げようかなと思っている次第です」

――同じブロックで気になる選手は?

▼大地「気になる選手? ジェイク・リーですかね。この間、直接獲られちゃってますし、ちょっとやり返したいなと思ってる次第でございます」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼大地「大日本なんでもちろん岡林選手と当たりたいんですけど、Aブロックの中に僕がZERO1時代戦ってきたディランと崔さんがいるんで、そのへんとも久々にやってみたいなっていう気持ちもあるんですけど。向こうがどう上がってくるかわからないので、とりあえず僕は決勝にいけるように頑張るだけですね」

▼吉田「この俺がDRAGON GATEプロレスの吉田隆司や。オイ、この中ではな、体は小さい方かもしらんけどな。DRAGON GATEで培った機動力と持ち前のパワーで、初出場で優勝したるからな! 楽しみにしとけよコラ!」

――同じブロックで気になる選手は?

▼吉田「まず初戦の橋本大地戦は絶対に落とされへんからな。オイ大地、覚悟しとけコラ」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼吉田「そんなん関係ないんじゃコラ! 誰がきてもシャラップじゃ! 覚えとけ!」

▼野村「まずこのチャンピオン・カーニバルは優勝しか見てません。今年こそ俺が優勝して全日本プロレスの頂点に立ちたいと思います」

――同じブロックで気になる選手は?

▼野村「まだシングルで一回も勝ったことない、横にいるジェイク・リー、そして諏訪魔。この二人必ずぶっ倒したいと思います」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼野村「決勝はもちろん三冠チャンピオンの宮原健斗。この前タイトルマッチしたんですけど、今度こそリベンジしたいと思います」

▼ジェイク「皆さん、わざわざお越しいただきましてありがとうございます。全日本プロレス、Sweeperのジェイク・リーです。野村選手、橋本大地選手、わざわざ僕の名前を出してくれて本当にありがとうございます。けど、戦ったところでどうかな?っていうところが僕の本音でもあるので。特に野村選手、初戦で当たりますので、ぜひよろしくお願いいたします」

――気になる選手もその二人になる?

▼ジェイク「そうですね。そうとらえていただいて」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼ジェイク「どの選手ともガッツリやりたいです。ただ、特にっていうことを言うのであれば岡林裕二選手。前回世界タッグで負けているのでね。ちょっとやり返したいですね」

▼諏訪魔「(マイクを持った時に本体からコードを外してしまい)あ、取れちゃった! すいません、失礼しました。マイクのコードが外れてしまいました。今年のチャンピオン・カーニバルどうなるかなと不安になりました。ただ出場回数だけは結構重ねてきたなというのが今回感じますね。そして2008年に優勝してたんだなと改めて思った次第だし、2008年以来、優勝したいなと思いますね」

――同じブロックで気になる選手は?

▼諏訪魔「凄い面子がいるんですけど、このBブロックというのは今、人数少ないんだけど、初めて当たる対戦相手がかなり多いので、そこはまた気をつけたいなと思うと同時に、新しい相手とやれるというのもまた楽しみだなと思っています。今回のチャンピオン・カーニバル、自分自身がどこまでやれるのかがテーマなのかなと思っているので、敵は自分自身にあるのかなという気持ちでいます」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼諏訪魔「みんな強いんでね。あえてここは気になる選手というのは言わずにですね、まず自分自身にどんどん勝っていくという形で優勝を目指したていきたいと思います」

▼ヴァレッタ「私はプロレスのない小さな島からはるばるやってきて、全日本プロレスに参戦してもうすぐ1年が経つ。自分自身よりよくなるために、全日本プロレスで自分の価値を証明するために今まで努力してきた。だが、それは今までひそかに行ってきた。全日本プロレスに私のような選手は他にいないと思う。誰とも似ていないし、私と同じようなことをする選手もいないと思っている。だが、私の目標は優勝することではなく、より多くの人に衝撃を与え、対戦相手により多くの痛みを与えることだと思っている。いずれにせよ、皆さんの記憶に残る試合をすることになるだろう」

――同じブロックで気になる選手は?

▼ヴァレッタ「特に気になる相手はいないが、強いて言えばチャンピオンの宮原と1対1で戦う機会というのは普段ないので楽しみにしている」

▼青柳「皆さん、こんばんは。全日本プロレス青柳優馬です。今回チャンピオン・カーニバル初出場ということで、狙うのはもちろん優勝です。初出場で初優勝、しかも私23歳。23歳という若さで優勝した人はいないと思います。なので僕はこの若さでチャンピオン・カーニバル制覇したいと思います」

――同じブロックで気になる選手は?

▼青柳「やっぱり僕なんかよりも周りの選手は実績のある人たちばかりなので、負けたくないし、全員に勝ちたいと思ってます。先ほど言い忘れてたんですけど、このチャンピオン・カーニバルに向けて新技を用意してますので。その新技さえ決まれば勝てると思ってます」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼青柳「誰がきてもいいと思ってます。自分が優勝したいので誰でもいいです」

▼青木「全日本プロレス青木篤志です。先日というか、つい数日前ですね。KAIENTAI DOJOの真霜選手が欠場ということで、代打となりました41歳・青木篤志です。若い選手なり年いってる選手もたくさんいますけど、僕はジュニアヘビー級というハッキリ言って体も一番小さいです。実績も最近では残しておりません。ですが、大きい人と戦うのは慣れてますし、勝つ方法もたくさん知っているつもりです。なので目指すはチャンピオン・カーニバル優勝、それは必ず成し遂げたいと思います。同ブロックで初戦、開幕戦の後楽園ホールで三冠チャンピオン・宮原健斗と決まっております。ここがまず一番の勝負です。一番はそこなんですけど、ラッキーかなと思うのが大きなダメージもなく一番最初にいい相手と当たれる。これは自分が勝てるいいチャンスだと思ってます。そこで勢いつけて一気にリーグを突破して優勝もしたいと思っております」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼青木「やっぱり同じチームの諏訪魔選手とやりたいなというのはもちろんあります。ですけど、ここはあえてこの間の三冠戦で一番面白かったなと思う野村が上がってきてくれたら面白いかなと思います。なので野村と戦って叩き潰して自分が優勝するっていうのが一番面白いかなと思います」

▼崔「ランズエンド崔領二です。毎年この会見で言ってるんですけど、やっぱりこの団体のチャンピオン・カーニバルという舞台は、ずっとプロレスやってきましたけど、ヘビー級最高の舞台だと思ってます。これ以上の舞台は僕ないと思ってるんで、ここで戦わせてもらえる選手といろんな縁ができたりとか、ライバル関係ができたりとか、そういう意味で凄く重要な舞台なんで、今年も熱いファイトをお見せしたいなと思ってます。楽しみにしてます。あと自分自身もそうなんですけど、このリーグ戦、最後まで完走できるっていう保証は全選手ないと思うんですね。真霜選手も今回、開幕前に欠場ということで、みんなそのリスクは抱えてると思います。けど、ぶっちぎりで優勝できるようコンディション整えて頑張りたいと思います」

――同じブロックで気になる選手は?

▼崔「さっき決勝で誰と当たりたいとか言ってましたけど、そんなのありません。その時上がってきた奴が一番強いから、自分が決勝上がったとしたら、反対ブロックから上がってきた奴が縁がある人間やと思って戦いたい。ただ1個伝えてください。たくさん選手いますけど、ゼウスに一言言いたいですね。あいつとは何回もシングルやってるんですけど、ここにいる選手、僕みんなにリスペクト持ってます。ガイジン選手で今日来てない選手いるけど、やったことない選手にもリスペクト持ってるつもりです。全選手にですよ。ただ一言言わせてください。大阪で対戦するゼウスに。オイ、お前だけには一切気使わへんから覚えとけ」

※ゼウスも立ち上がって崔と近距離でにらみ合う

▼ゼウス「みなさん、こんにちは。全日本プロレス・ゼウスです。年に一度の一番ハードなスケジュールのチャンピオン・カーニバル。4月に18試合あります。そのうち8試合がリーグ戦。これは全選手に言えることなんですけど、その8試合、自分は1試合1試合ベストを尽くして、見に来てくださるお客さん全員に楽しんでいただける試合をして、一つ一つの試合を必ず勝ち進んでいって決勝に残りたいと思ってます。このAブロックはホントに強豪ばかりで、岡林選手、石川選手、宮原選手、ヴァレッタも青柳も青木さんも。みな凄い選手ばっかりなんですけど、今、自分に火をつけてくれた、オイ崔、大阪やぞ。4月14日、大阪や。この俺のホーム大阪で俺に勝てると思ってんのか? 100人に聞いたら100人が言うと思う。ゼウスのために用意された舞台やと。大阪でメインイベントで崔領二と試合。オイやるぞ。楽しみにしとるからな」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼ゼウス「気になるというか見たことない選手がたくさんいるんで、シングルで手を合わせたことない選手、気になるんですけど、気になるどうこうは置いといてね。間違いなく決勝は諏訪魔さんかジョー・ドーリングが上がってくると思うんで、そこで自分が決勝して、全日本プロレス盛り上げて。バッチバチの日本一迫力のあるプロレスをみせられるのは全日本プロレスやと思ってるんで。最高に迫力のある試合をして、お客さん皆さんにやっぱり全日本プロレスは最強やんけっていうような試合をして、ぶちかましたいと思ってます」

▼岡林「大日本プロレスの岡林裕二です。今回7年ぶりのチャンピオン・カーニバル出場ということで、優勝はもちろんなんですけど、このそうそうたる最強のメンバーと戦えるということで非常にワクワクしております。そして戦いを通じて得るものもたくさんあると思います。プロレスラー・岡林裕二をレベルアップするように全身全霊で戦っていきます。そしてBブロックの橋本大地とともに大日魂全開で戦います。応援よろしくお願いします」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼岡林「先ほどジェイク・リー選手から(名前を)出してもらったんで、ジェイク・リーをボコボコにして優勝したいと思います。よろしくお願いします」

▼石川「全日本プロレスの石川です。よろしくお願いします。今年から全日本プロレスの所属になりまして、やっぱり今回のチャンピオン・カーニバル、所属になった初めての年で優勝して、石川修司が来たって証明をしたいと思います。そしてよくよく考えたら私が今回、年齢は最高齢で参加ということになってしまいました。40代ですが全盛期を証明して、各大会、他の選手のシングルマッチよりも自分が一番いい試合をして、自分が全日本プロレスで一番優れている選手というのを証明したいと思います」
――同じブロックで気になる選手は?

▼石川「この間、世界タッグで戦ったばかりの岡林裕二と開幕戦で当たるんで、そこでいいスタートを切れば一気にゴールまでいけると思うんで。まず岡林裕二ぶっ倒したいなと思います」

――優勝戦で当たりたい選手がいれば?

▼石川「やっぱり決勝の舞台とかそういう場所でしか諏訪魔選手と戦えないと思うんで、決勝で諏訪魔さんと戦いたいなと思います」

▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。すでに4月を迎えるまでに2019年になってこの私、宮原健斗にとってすでにたくさんの出来事が起こっているので、この2019年はプロレスの神様がおそらく僕がさらにスーパースターになるべく勝負の年を義務づけられていると思ってるので。その中でチャンピオン・カーニバルというビッグイベントで優勝するかしないかでは今後のプロレス人生に関わってくるので、チャンピオンとして2019年チャンピオン・カーニバル優勝して、さらに宮原健斗時代を確固たるものにしたいと思ってます。チャンピオンとして優勝します」

――同じブロックで気になる選手は?

▼宮原「同じブロックも本当にチャンピオン・カーニバルに出るような選手なので、どこと当たっても面白くないわけがないぐらいの選手ばっかりなんで。それは観てる人たちが同ブロックも決勝戦も、誰と誰が見たいとかね。そういうものを、皆さんに声を上げてもらえればいいかなと思います。それは僕が言うよりは、ファンの人が楽しんでいただいて、いろいろ想像していただければなと思います。そして僕、宮原健斗、入場から魅せるレスラーとしてはね、このチャンピオン・カーニバルでさらに何を魅せようかなと思ったところ、4月4日から入場曲がバージョンアップしますから。そのへんもみなさん、しっかりと4月4日、東京・後楽園ホール、入場曲が鳴った時から皆さんシャッターチャンスを逃さないように。さらに攻めていきますので、4月4日から皆さん楽しんでください。ぜひ応援してください」

――三冠王者として出場するのは4年連続4度目になるが、今年こその手応えはある?

▼宮原「過去3回も全て優勝すると思って意気込んでいってるんですけどね。去年の優勝決定戦に進んだのが最高ですから。でも何か今の業界の流れとかを見て、俺が何かしなきゃいけないんだろうなって感じますし。そこで俺にプラスになるのは優勝しかないと。チャンピオンとして優勝するのは俺しかできないんじゃないかなと思ってるので。それぐらい今年は勝負。いろんなことが4月まで残ってますけどね。その中で宿命みたいなものを感じてます」

――過去3回、優勝できなかった中で壁みたいなものを感じた部分はある?

▼宮原「そうですね。単にチャンピオン・カーニバルに出る選手、総合的に高い選手しか出てないということですよね。皆さん実力はもうそんなに変わらないと思うんですよ。だからあとは何が魅力としてファンの人に打ち出せるかというところが勝負になってくると思うんで。だから、それが実力だと思います。優勝したことがないっていうのが僕の今の実力だと思ってます」

――ここ数年は外敵、全日本所属外の選手が優勝する状況が続いているが?

▼宮原「僕のあくまでもイメージですけど、このチャンピオン・カーニバルというのは、日本の業界を通してもトップの選手が集まるイベントだと思ってるので。僕の意識の中では外敵というのはないんですよね。違う団体でも日本のトップを獲ろうと思ってきてる選手たちが集まってるカーニバル、リーグ戦なので。その意識はないですね」

▼諏訪魔「所属の選手がやっぱり優勝しないとね、全日本のファンもスカっとしないでしょって俺思うんだよね。だから絶対所属が。当然、俺も優勝したいし、他の所属の選手もぜひ絶対優勝ってものを手にしてほしいなと。それが必然かなと思ってます」

――岡林選手は最後の公式戦で三冠王者・宮原と当たるが、このシングル初対決について思うことは?

▼岡林「凄い楽しみですね。三冠チャンピオンとできるということで。最終戦ですけど、本当に叩き潰して、優勝したいと思います。それで石川選手も何回もシングルやって、今回も初戦で開幕戦で当たるんで、本当に全身全霊で思い切りぶち当たりたいと思います」

――青柳選手は新技を予告していたが、ヒントだけでも教えていただければ?

▼青柳「ヒントというのはサブミッションです。やっぱ自分も周りを見渡すと本当に小さい方ですし、相手のことをぶん投げるというタイプでもないんで、今回いろいろ考えた結果、そういうサブミッションという技になりました。ちなみに言っちゃうとエンドゲームという名前です」

――ジェイク選手と野村選手は開幕戦で当たるが、お互いへの対抗意識が強いのでは?

▼ジェイク「対抗意識も何も、勝ちたいっていう気持ちは野村選手以外に対してもありますし。ただ、この前(3・27)ラジアントホールでちょっとやったんですけど、その時にもっともっとやりてぇなというのがあったんで。純粋に僕の好奇心がうずいたというのもありますし。とにかく勝たせてもらいますよ。初戦は白星スタートでいいスタート切りたいんで」

▼野村「僕はもう対抗意識むき出しで後楽園を迎えたいと思います。この前の横浜ラジアントホールと比べものにならないぐらい激しい試合になると思うんで。お互い全部出し切ったうえで俺が勝ちます」


---欠席選手コメント---
【ジョー・ドーリングのコメント】「今年のチャンピオン・カーニバルはおもしろい大会になるだろう。いろんなスタイルの選手がいるし、しばらくの間外国人レスラーは少なかったが、今年は5人もいる。彼らの戦いぶりを楽しみにしているよ。まあ頑張ってくれ、外国人レスラーたち。トップ外国人レスラーは俺だと、彼らに見せつけてやる。しかし、俺はまだチャンピオン・カーニバルで優勝したことがない。これは試練だ。チャンピオン・カーニバルで優勝した後は、三冠チャンピオン、世界タッグチャンピオンも見据えているぞ!」

【ディラン・ジェイムスのコメント】「チャンピオン・カーニバルに出場するのは今年で2度目、そして全日本に参戦し始めて丸一年が経つ。いつもチャンスをくれる全日本プロレスと崔さんにはとても感謝している。チャンピオン・カーニバルについては、今年の参加選手は全員とてもリスペクトしているし、全員が、全日本プロレスのファンのためにベストを尽くすことを願っている。とにかく俺は全力で戦って他の選手を引き止め、決勝まで勝ち残ってみせる!」

【ヨシタツのコメント】「こんにちは。“ワールドフェイマス"ヨシタツです。このコメントが読まれている頃には、ハワイでベルトを巻いて、帰路に着き、機上の人となっていることでしょう。自分がチャンピオン・カーニバルに優勝してトップに立たないことには、全日本プロレスの世界的復権はあり得ません。今後、全日本プロレスが、あらがえないグローバリズムの流れの中でどうなっていくのか、自分が鍵を握っています。インターナショナルなチャンピオンとして、誰よりも強い決意と覚悟を持ち、重い重圧を背負ってチャンピオン・カーニバルに臨みます。ヨシアーミーのみなさん、応援よろしくお願いします。We can do it!」

【ジョエル・レッドマンのコメント】「4月に日本での初試合を楽しみにしているよ。ジョエル・レッドマンのことを知らない人には、俺の凄さを保証する。俺のことを知っている人には、チャンピオンカーニバルの優勝者がここにいることが明らかなはずだ」

【サム・アドニスのコメント】「今年チャンピオン・カーニバルに初出場できることをとても誇りに思うし、とても楽しみにしている。長年にわたり、ガイジンレスラーは日本のプロレスを支配してきた。しかし今の多くのガイジンレスラーは小さくて、細くて、ビデオゲームを真似るオタクみたいだ。彼らがしてるのは戦いじゃなくて、ただの体操。彼らは良い選手かもしれないが、闘志がない! 全日本プロレスはヘビー級のプロレスにおいて、ストロングな歴史を持っている。今、全日本プロレスはかつて無いほどに盛り上がっているし、全日本プロレスの精神は途絶えることを知らない。俺はメキシコとアメリカでたくさんの観客を呼ぶ人気者だ。全日本プロレスはこのチャンピオン・カーニバルでさらに発展するだろう、世界一のヘビー級プロレスラー、サム・アドニスがたくさんの日本人女性を各試合に呼び寄せるから! 俺がチャンピオン・カーニバルで優勝して、全日本プロレスをさらにビックにしてやろう! “セクシーバイオレンス"サム・アドニス」

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