プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/3【WRESTLE-1】山村救急搬送で興行中断 河野&アレハンドロがタッグ王座初防衛

『WRESTLE-1 TOUR 2019 CHERRY BLOSSOM』東京・後楽園ホール(2019年4月3日)
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ ○河野真幸&アレハンドロvsT-Hawk&山村武寛×

 #STRONGHEARTSの山村がW-1タッグ王座戦中に負傷。興行が中断され、救急搬送された。

 3・21大田区大会での王者決定戦を制して王座戴冠を果たした、身長差30cm以上の“凸凹コンビ"河野&アレハンドロ組。そこへ名乗りを上げたのがシングルのW-1王座との“二冠"を目論む#STRONGHEARTSのT-Hawkで、パートナーに迎えたのが長期欠場明けの山村だった。

 序盤からアレハンドロが#STRONGHEARTSコンビのスピーディかつ息ピタリの連係で捕まったものの、アレハンドロも山村の変型逆片エビ固めを切り抜けるや、T-Hawkに三角飛び式のミサイルキックを見舞って脱出。代わった河野が巻き返し、山村にドラゴンスクリューからの足4の字固めを狙う。下から蹴り上げた山村に阻止されても強烈なヒザ蹴りを顔面に叩き込んだ。

 それでも山村は河野の追撃を飛びつき前方回転エビ固めで切り返しにかかったものの、河野に絡み付けずに頭部から落下。首を痛めた模様で、そのまま動けなくなった。

 異変を察知したレフェリーが即座に試合をストップ。河野&アレハンドロ組の初防衛が宣せられたが、山村は動けないまま。痛めた首を動かさぬため、あえて“そのまま"にされ、救急隊の到着を待った。

 場内は騒然となったものの、すぐに激励の“ヤマムラ"コールを送る。興行は中断され、急きょ10分間の休憩がアナウンスされた。「意識はハッキリしている」旨が告げられると、場内は拍手に包まれた。

 スポットライトが消され、サードロープが緩められる。到着した救急隊は山村の首を慎重に固定。心電図や酸素マスクなどが装着されると、そのままストレッチャーに載せられて救急搬送された。カズ・ハヤシ社長が「手足は動く状態で、意識はしっかりしている」と状況説明にあたると、場内は再び拍手に包まれた。

 山村は2017年のDRAGON GATE博多大会で首を負傷、頚椎振盪(しんとう)と診断されて長期欠場に入っていた。昨年末のドラゲー京都大会で約1年2ヶ月ぶりに復帰、この日は復帰後初めて臨む大一番だった。

プロ格 情報局