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4/4【全日本】新世代対決制す 野村が新関節技「ノムラロック(仮)」でジェイク撃破

『2019 Champion Carnival』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年4月4日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○野村直矢vsジェイク・リー×

 野村が新関節技「ノムラロック(仮)」でジェイクとの新世代対決を制した。

 3・19後楽園大会で三冠ベルト初挑戦を果たした野村は王者・宮原に肉薄したものの敗戦。カーニバル初優勝&最年少優勝による早期再挑戦を描き、春の祭典用の新関節技の投入も予告していた。

 初戦の相手はジェイク。3・27横浜大会での激しく火花を散らしたのは記憶に新しい。両者はその時以上に対抗意識むき出しでせめぎ合った。

 序盤からエルボー合戦で意地を張り合い、連打で押し込んだ野村がショルダータックルで場外に吹き飛ばす。ジェイクも場外戦で蹴りの雨を降らせ、野村の抵抗をヒザ蹴りで返り討ち。野村も串刺しジャンピングエルボーやショルダータックルで応戦する。エプロンに出たジェイクだったが、野村のランニングエルボーを食い止め、ロープ越しのニーリフトをお見舞い。野村を場外に転落させると、エプロンからのランニングローキックで蹴り飛ばした。

 ここから意地の攻防に突入していく。すかさずジェイクがランニングローキックで追い討ちをかけたが、バックドロップは野村が阻止。ジェイクがフロントハイキックをカウンターで見舞えば、野村も追尾式ジャンピングエルボーで応戦。ジャーマンで投げたが、ジェイクもレッグラリアットでやり返した。

 一進一退に渡り合う両者はエルボー合戦でも互いに譲らず。フルスイングのエルボーを打ち合うと、野村がノーザンライトボムで勝機を作ったが、マキシマムには持ち込めず。逆にジェイクがカウンターのニーリフトをぶち込んで流れを引き寄せると、ジャイアントキリングでたたみかけた。

 ジェイクが再びバックドロップの体勢に入ったが、野村はこれをフロントヘッドロックで切り返した。そのまま後方回転してテイクダウンすると、羽折り固めで捕獲。グラウンドコブラ→グラウンド拷問コブラへと次々に移行して絞め上げ、ジェイクをギブアップさせた。

 これこそが予告していた新関節技だった。技名は「ノムラロック(仮)」。フロントヘッドロックの体勢から後方回転して持ち込むのが特徴で、「チャンピオン・カーニバルはみんな大きい選手が多いんで、大きい相手に上手くああやって転がして、自分の形に入れば、絶対勝てる」と言うように大型相手にも決められるのが大きな利点だ。初公開でジェイクを撃破し、「絶対相手逃げれないんで。あれに捕獲すれば、ギブアップ奪えるんじゃないかと思いますね」と手応えも十分だ。

 新兵器で新世代対決を制し、最高の形で白星スタートを飾った野村は「あれを武器に、ドンドン勝ち上がっていきますよ」と快進撃を宣言。「もう勢いこっちのもんですよ。このままの勢いで俺が全勝する。そして、チャンピオン・カーニバル優勝」とまで言ってのけた。

 野村の次戦は4・6木更津大会の吉田戦。一方、ジェイクは新世代対決に敗れ、初戦黒星。悔しさを爆発させつつ、「予定通りにはいかなかったけど、まだこれは初戦だからな。まだまだ1敗ごときじゃ屁でもねえんだよ、こっちはよ」と前を見た。ジェイクの次戦は4・7名古屋大会の大地戦となる。

【試合後の野村】
▼野村「いやあ、やりました。ジェイク・リー撃破。もう勢いこっちのもんですよ。このままの勢いで俺が全勝する。そして、チャンピオン・カーニバル優勝」

――フィニッシュになったのは開幕前に予告していた新しい関節技?

▼野村「もうあれ、逃げられないでしょ? 誰も。あれを武器に、ドンドン勝ち上がっていきますよ、チャンピオン・カーニバル」

――初めて使って手応えは?

▼野村「手応えありましたね。自分でかけてみてもわかる通り、絶対相手逃げれないんで。あれに捕獲すれば、ギブアップ奪えるんじゃないかと思いますね」

――大きい相手にも有効になりそう?

▼野村「まあ、上手く…。チャンピオン・カーニバルはみんな大きい選手が多いんで、大きい相手に上手くああやって転がして、自分の形に入れば、絶対勝てると思うんで」

――技の名前は?

▼野村「技の名前はまだ決まってないんですけど、一応、野村直矢という意味で、ノムラロック(仮)で。まだ決まっていません。これから決めます」

【ジェイクの話】「クソ…野郎…。こっちはカウンターで、向こうの得意技のスピアーも出させずに終わらせようとした時にあんな隠し玉をもってやがったのか。クソ。予定通りにはいかなかったけど、まだこれは初戦だからな。まだまだ1敗ごときじゃ屁でもねえんだよ、こっちはよ。クソ。凄え悔しいぜ、オイ」

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