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4/13【K-DOJO】秘密兵器解禁でムーンライトエクスプレス粉砕 滝澤&梶がタッグ王座奪還

『KAIENTAI DOJO 17周年記念大会 GRAND SLAM in 後楽園ホール』東京・後楽園ホール(2019年4月13日)
STRONGEST-K TAG選手権試合=○梶トマト&滝澤大志vsMAO&マイク・ベイリー×

 滝澤&梶が久々に解禁した滝トマスカイハイでベイリーを粉砕し、他団体に流出していたタッグ王座奪還を果たした。

 DDT所属の“ムーンライトエクスプレス"ベイリー&MAO組はDDT1・5下北沢で大石真翔&旭志織組を破りSTRONGEST-K TAG王座を奪取。タンク永井&吉田綾斗、吉野コータロー&ダイナソー拓真とK-DOJOのトップチームを次々に返り討ちにしてきた。そこで、“滝トマ"滝澤&梶が至宝奪還に名乗り。17周年興行のセミファイナルで王座に挑戦した。

 挑戦者組に先手を取られたムーンライトエクスプレスだったが、得意の肩組み式同時ケブラーダで一気に流れを奪取。多回転式ローキック&ハイキックの同時弾、ダブルのその場飛びムーンサルトプレスで梶を攻め込むと、その後も代わる代わるに追い討ちした。

 追い込まれた梶だったが、ロープに飛び乗っての反転式ミサイルキックでピンチを脱すると、代わった滝澤が大暴れ。王者組をナデ斬りにすると、ミサイルキックで2人まとめて吹き飛ばした。試合権のあるMAOにはライオンサルトを投下する。

 ベルトを死守したいムーンライトエクスプレスも粘る。MAOが自力で反攻すると、代わったベイリーは左右のミドルキックを速射砲のように乱射。その場飛び式スカイツイスタープレスに繋げた。梶が王者組に気づかれぬようにタッチをもらい、ベイリーに合体サマーソルトドロップ、タイガースープレックスを見舞ったものの、必殺のレッドアイは決まらず。梶が回転エビ固めに切り換えたところで、ベイリーはその場飛びムーンサルトダブルニーを発射。さらに、フェイントを挟んで側頭部をローキックで射貫いた。梶のランニングエルボーもその場飛び1回転式ブロックバスターで鎮圧する。

 カットに入った滝澤が王者組2人を豪快にブレーンバスターでぶん投げると、滝トマはコーナーから場外めがけて合体サマーソルトアタックを狙うが、ムーンライトエクスプレスが阻止。滝澤を場外に叩き落とし、梶をリングに戻すと、同じコーナーからMAOがケブラーダで、ベイリーがアルティマウェポン(シューティングスター式ダブルニードロップ)で同時飛翔。決定的チャンスを掴む。

 しかし、梶は意地のキックアウト。ならばとムーンライトエクスプレスはみちのくトルネードドライバーの構えに。梶はMAOを蹴り飛ばしてのスイング式DDTで巧みに切り抜けると、MAOのトラースキック、滝澤のダブルチョップ、ベイリーのハイキックが次々と連鎖。勢いのままにベイリーはそのまま梶にもハイキックを放つが、回避した梶は間髪入れずにレッドアイを敢行して大逆転を果たす。フォールはMAOのカットが間に合ったものの、梶がアッパー掌底で足止めすると、滝澤との合体ジャンピングパワーボムで返り討ちにした。

 残るはベイリーのみ。滝トマはコーナーに2人で上がると、滝澤の肩の上に梶が立ち、そこからダイビングサマーソルトドロップで決死のダイブ。梶いわく「10年ぶりぐらい」に解禁したという梶トマスカイハイが完璧に決まり、接戦をものにした。

 梶トマが1月から他団体に流出していた至宝を奪還。1年7ヵ月ぶりにタッグ王座に返り咲いた。会心の勝利に梶が「ムーンライトエクスプレス、メチャメチャ強えわ。で、メチャメチャチームワークもいい。そして、メチャメチャ動ける。でも! でもさ、勝ったのは誰よ?」と問いかければ、滝澤は「俺たちだ!」と吠えた。

 「これからのK-DOJO、名前は変わるかもしれない。でも、僕たち選手の熱い気持ちは変わらない。もっともっとさらに上を目指していくんで、皆さん、僕たちのこれからを期待してください」と梶。大きく頷いた滝澤が「新団体になっても! タッグベルトを持っているのは俺たちだよ! なぜだかわかるか? 言ってやるよ! なぜなら俺たちこそが…」と続けると、最後は声を揃えて「滝トマだからだ!」と絶叫した。

【試合後の滝澤&梶】
▼梶「やったね!」

▼滝澤「やったね!」

▼梶「周年の大会で取り返したね!」

▼滝澤「取り返したね!」

▼梶「いやでも、ムーンライトエクスプレス、メチャメチャ強えわ。で、メチャメチャチームワークもいい。そして、メチャメチャ動ける。でも! でもさ、勝ったのは誰よ?」

▼滝澤「俺たちだ!」

▼梶「最後のフィニッシュ、滝トマスカイハイ、10年ぶりぐらいに…。でも、逆にメッチャエグく決まったね。あれは返されないから」

▼滝澤「まあね、17周年という節目の大会に相応しい取り方だったんじゃないの?」

▼梶「そうだね。これからのK-DOJO、名前は変わるかもしれない。でも、僕たち選手の熱い気持ちは変わらない。もっともっとさらに上を目指していくんで、皆さん、僕たちのこれからを期待してください」

▼滝澤「トマト行くよ。新団体になっても! タッグベルトを持っているのは俺たちだよ! なぜだかわかるか?」

▼梶「なぜだ、おい!」

▼滝澤「言ってやるよ! なぜなら俺たちこそが…」

▼2人「滝トマだからだ!」

プロ格 情報局