4/13【全日本】地元メインでディランを熱戦撃破 ゼウスがAブロック単独首位

『2019 Champion Carnival』エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2019年4月13日)
「2019 Champion Carnival」Aブロック公式戦=○ゼウスvsディラン・ジェイムス×

　ゼウスが地元・大阪のメインでディランを熱戦の末に撃破。3勝目を挙げ、Aブロック単独首位に浮上した。

　ここまで2勝1敗と白星先行のゼウス。4・10広島大会で青柳に初黒星を喫したものの、前日の4・9松江大会で三冠王者・宮原を破った白星が光る。4戦目となったこの日は地元・大阪のメインに登場。同じく2勝1敗のディランと対決した。

　ゼウスを待っていたのは苦闘。序盤からリング内外で逆水平を打ち合って火花を散らしたものの、ディランの強烈な一発に何度も押し込まれてしまう。フライングバイセップスエクスプロージョンで反撃すると、トップロープ超えのトペスイシーダを発射し、エプロンに上がったディランを雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜いて度肝を抜いたが、串刺しバイセップスエクスプロージョンを叩き込んだ次の瞬間、ディランの串刺しラリアットを被弾。どうにもペースを握れない状況が続いた。

　その後、ブレーンバスターで投げ合う意地の攻防を展開したが、ディランのショートレンジ左ラリアットを食らってしまう。パワーボムを阻止してシュバインを敢行したが、逆水平合戦でまたも圧倒されると、ハイアングルのパワーボムで追い込まれた。

　ピンチを迎えたゼウスだったが、何とか肩を挙げた。ディランが狙ったチョークスラムを食い止めると、起死回生のドロップキックをカウンターでさく裂。バイセップスエクスプロージョンとラリアットの打ち合いに競り勝つと、ジャックハマーを爆発させて逆転勝利を決めた。

　熱戦で地元を沸かせた上でディランを撃破。ゼウスが3勝目を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。これでAブロック単独首位に浮上。「自分が何勝したとか実はあまり考えてなくて、一戦一戦、確実にいい試合して勝利すること、それを考えてる」というゼウスにすれば、その言葉通り会心の勝利で、「彼とはジェームス・ライディーンの頃に自分とタッグ組んでZERO1の風林火山制覇してるんで、彼の実力を僕は知ってるんで。その彼からシングルマッチ、こうやってリーグ戦で勝つことができたのはホントに自分の大きな財産になりました」と噛み締めた。

　次戦は明日4・14大阪大会。崔とのライバル対決を控える。これまで何度も激闘を繰り広げてきた両者の対戦はまさに鉄板カード。直前会見で舌戦を展開していたが、いよいよ迎える直接対決も激化するのは必至だ。ゼウスにとっては「目が合っただけでバチバチの気持ちになってくる」というほど最高に燃える相手で、「ここで崔領二とバチバチの試合やって、自分がこの大阪の舞台で崔領二に勝つところをやっぱり大阪のファンの皆さんにみていただきたい」と大阪2連勝を見据えた。

　一方、ディランは2連敗を喫し、勝ち点4止まり。次戦は4・15金沢大会の青柳戦となる。

【ゼウスの話】「ゼウスにとってとても大きな試合になりました。去年チャンピオン・カーニバルで負けてるんで。彼とはジェームス・ライディーンの頃に自分とタッグ組んでZERO1の風林火山制覇してるんで、彼の実力を僕は知ってるんで。その彼からシングルマッチ、こうやってリーグ戦で勝つことができたのはホントに自分の大きな財産になりました。本当に素晴らしいですよ。こうやって勝てたことに心より神様に感謝して、あと相手のディラン・ジェイムス、ホントに支えてくださってる皆様、応援してくださってる皆様に感謝します。(前半ながらAブロック単独首位になったが?)そうですね。自分が何勝したとか実はあまり考えてなくて、一戦一戦、確実にいい試合して勝利すること、それを考えてるんで。次は明日、崔領二。崔領二vsゼウス言うたら、言わずと知れたライバル関係。ここで崔領二とバチバチの試合やって、自分がこの大阪の舞台で崔領二に勝つところをやっぱり大阪のファンの皆さんにみていただきたいですね。絶対明日はゼウスvs崔領二、観にきてほしいです。最高に熱い試合しますよ。崔さんとはね、ホントに目が合っただけでバチバチの気持ちになってくるんで。こいと。俺もいったるぞオイと。そういう思い切りいき合える関係なんでね。これはぜひ大阪で組んでもらってるんで、ゼウスの大勝利を皆さんに観に来ていただきたいですね。人生は祭りやで。わっしょい、わっしょい、わっしょい!」