プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/22【新日本】3兄弟返り討ちで真壁&矢野&田口が6人タッグ王座V2 “ベルト泥棒合戦”は継続

『Road to レスリングどんたく2019』東京・後楽園ホール(2019年4月22日)
NEVER6人タッグ選手権試合 ○真壁刀義&矢野通&田口隆祐vsタマ・トンガ&タンガ・ロア&ヒクレオ

 真壁&矢野&田口組がBULLET CLUBの“トンガ三兄弟"の挑戦を乱戦の末に退けてNEVER6人タッグ王座2度目の防衛に成功。同時にベルトの“泥棒合戦"は継続となった。

 4月初頭のマジソン・スクエア・ガーデン大会で矢野がトンガ&ロアのIWGPタッグベルトを強奪。負けじとトンガ&ロアも4・20名古屋大会で奪い返し、今度は逆に矢野の6人タッグベルトも盗んで日米を股にかけた5本の“ベルト泥棒合戦"に発展していた。

 今宵は真壁&矢野&田口の王者組に、トンガ&ロア&ヒクレオのトンガ三兄弟が挑戦。序盤からBULLET CLUBセコンドの邪道が暗躍し、場外から竹刀で矢野を殴りつけ、そのまま代わる代わるにいたぶって流れをつかんだ。

 苦境が続いた矢野も、“金具むき出しコーナー"にトンガを誤爆させて辛くも脱出。すかさず田口監督が真壁を走らせるベースランニング式串刺しラリアットを連発するや、自らもヒップアタックを連発して巻き返した。

 負けじとトンガもカウンターのスピアーで真壁の動きを止めるや、三兄弟でヒクレオの長身を利用したトリプル・バックドロップを敢行。さらにはレフェリーの死角を作って邪道が介入して竹刀をふるった。

 ところが真壁も避けてトンガに誤爆させるや、強烈なラリアットをズバリ。そのまま必殺のキングコングニーを投下して勝負あり…かと思いきや、場外の邪道が海野レフェリーの足を引っ張って3カウントを阻止した。

 ブーイングが響いても、今度はロアが竹刀を振り回して大暴れ。さらには真壁のチェーンを腕に巻き付け、お株を奪うチェーン・ラリアットを本家・真壁ののど元にぶち込んだ。田口のカットが間に合ったものの、今度はヒクレオがその田口を落差十分のバックドロップで排除。返す刀で真壁の顔面をコンプリートショット式のフェイスバスターでマットに叩きつけた。

 だが、真壁も続くネックハンギングボムを着地。逆にヒクレオの突進をカニ挟みで転がすや、ロープにもたれかかった末っ子の顔面を場外の矢野がイスでひと突き。続けざまに田口もスワンダイブ式のヒップアタックで突っ込み、真壁もラリアットを発射だ。場内が歓声に包まれるなか、最後は素早くキングコングニードロップを見舞った真壁が、ヒクレオから3カウントを奪ってみせた。

 真壁&矢野&田口の王者組が2度目の防衛に成功したうえで、ベルトも“奪回"。今宵の試合後にもトンガ&ロアが襲いかかってきたものの、矢野の“ダブル"急所攻撃→真壁のラリアットで見事撃退し、場内も再び拍手喝采に包まれた。おまけに矢野はIWGPタッグベルトを盗んでまんまと逃走。果てなきベルト泥棒合戦は“継続”となったと同時に、真壁&矢野組が4・29熊本大会でのIWGPタッグ王座挑戦へ“弾み"をつけた形となった。

【試合後の真壁&矢野&田口】
▼矢野「バカだろ、お前ら。お前らとはな、背負っているものも持っているものも違うんだよ。この登別市観光大使様がお前らに登別の良さを教えてやるよ、バカヤロー」

▼真壁「俺たちがチャンピオンだ。文句あるなら出てみろ。これが結果だ、コノヤロー。よく見ろ、てめえら。いいか、何遍も言ってやる。てめえらにベルトは似合わねえんだよ。俺様たちみてえな本物がベルトを巻いてるんだ。なんだ? なんだ? 次はか? 熊本だな。てめえ、首を洗って待ってろ。それだけだ」

▼田口「(何か喋ると見せかけて)ありがとうございました」

プロ格 情報局