プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/28【NOAH】INFERNO止めた 齋藤&井上が“熟成ウィスキー効果"で2勝目

『GLOBAL TAG LEAGUE 2019』山形ビッグウイング展示場2(2019年4月28日)
「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○齋藤彰俊&井上雅央vs火野裕士&マイバッハ谷口×

 “ダークエージェント・リターンズ"齋藤&井上組が、タッグリーグ戦公式戦で“INFERNO"マイバッハ&火野組を壊る番狂わせ。2勝目でかろうじて生き残った齋藤は“熟成ウイスキー効果"を強調した。

 すでに1勝3敗。負ければ脱落が決まる状況で、強豪マイバッハ&火野組と対決した齋藤&井上組だったが、序盤からやはり井上が徹底的に狙われて青息吐息の展開を強いられた。

 特に火野は、ことあるごとに井上にパチン!パチン!と“もみじ攻撃"を繰り出して、「あたっ! あたっ!」と逃げ惑う井上のリアクションを楽しむ余裕っぷり。そして終盤にはマイバッハとともに齋藤をダブル・チョークスラムで叩きつけて追い込むと、場外で再び“マサオいじめ"にいそしんでそのリアクションを楽しんだ。

 だが、リング上ではマイバッハボム・ツヴァイを踏ん張った齋藤が、カウンターのスイクルデス一閃。マサオ首ったけ状態の火野が気づかぬまま、一撃逆転の3カウントが数えられた。

 目をパチクリさせながらマイバッハを介抱する火野を眼下に、齋藤&井上組が2勝目の勝ち名乗り。優勝決定戦進出へかろうじて望みをつないだ。

 試合後の齋藤は日中、ニッカウヰスキー仙台工場・宮城峡蒸溜所を見学していたことを明かしたうえで、「そこで“熟成"について勉強したんで、それがうまく試合にもつながったかな…と。(井上は)最高なウイスキーですよ! “49年モノ"ですよ! ウイスキーって12年までは熟成させるものなんですよ。それ以上はやっぱりモノが良くないと熟成されないんで、モノがいいってことですよ! 顔じゃなくてモノがいいってことです。顔じゃなくて!」と、タッグチームをウイスキーに例えながらの“熟成効果"を語った。

 残る公式戦は“未熟成"ともいえる若い北宮&稲村組、清宮&拳王組が相手なだけに「若いのってウイスキーもそうなんですけど、尖(とが)ってるだけなんですよ、味が。まろやかで、素晴らしいハーモニーは出ない。その分こちらは熟成されたハーモニーが出てるんで、大丈夫です」と“深みの違い"を強調してみせた。


【試合後の齋藤&井上】
――ワンチャンスをこじ開けたが、試合を振り返って?

▼齋藤「やっぱりね、この“受けの天才"(井上)が相手のスタミナを無くすまで受けてくれて。最後もね、一瞬の勝機を逃さずにフォローしてくれたんで。今日、ホテルをチェックアウトしてから出発まで時間があったんで、ニッカウヰスキー仙台工場・宮城峡蒸溜所に行ってきました。そこで“熟成"について勉強したんで、それがうまく試合にもつながったかな…と。(井上は)最高なウイスキーですよ! “49年モノ"ですよ! ウイスキーって12年までは熟成させるものなんですよ。それ以上はやっぱりモノが良くないと熟成されないんで、モノがいいってことですよ! 顔じゃなくてモノがいいってことです。顔じゃなくて!」

▼井上「あ、ありがとうございます…」

――タッグリーグ戦でもかろうじて生き残ったが?

▼齋藤「優勝目指してますよね?」

▼井上「もちろんっス。こっからっス。こっからが本番っス」

▼齋藤「これから、どんどんこの辺(リストバンド)も臭くなってくるしね。でもマジメに、ノアの歴史を知ってる俺たちが頑張らないことには…って思ってるんでね」

――残る2戦は北宮&稲村組と清宮&拳王組と、ともに若いチームが相手となるが?

▼齋藤「若いのってウイスキーもそうなんですけど、尖(とが)ってるだけなんですよ、味が。まろやかで、素晴らしいハーモニーは出ない。その分こちらは熟成されたハーモニーが出てるんで、大丈夫です」

プロ格 情報局