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4/28【DDT】パンティはぎ取り戦でHARASHIMAに逆転星 本多が3年5ヵ月ぶりにEXTREME王座返り咲き

『MAX BUMP 2019』東京・後楽園ホール(2019年4月28日)
DDT EXTREME級選手権試合=○アントーニオ本多vsHARASHIMA×

 パンティはぎ取り戦でHARASIMAから逆転勝利をあげた本多が3年5ヵ月ぶりにEXTREME王座に返り咲いた。

 HARASHIMAは3・21後楽園でササダンゴ・マシンを変則ルールの3本勝負で撃破し、EXTREME王座初防衛を果たした。試合後、本多がパンツ一丁で挑戦表明。かつて「目隠し乳隠しデスマッチ」で同王座を争った2人が再び相対することになった。タイトル戦に向け、HARASHIMAは「テキサスブルロープデスマッチ」、本多は「パンティ剥ぎ取りデスマッチ」のルールを提示。そこで2つのルールを組み合わせることになったが、テキサスブルロープが手に入りづらいため、最終的に「パンティ☆ハント虎の子ロープデスマッチ」ルールに決定した。

 虎の子ロープとは、可愛らしい虎のぬいぐるみが中央に付いた一風変わったロープ。両選手の片手をそのロープで縛った状態で、タイツの上にはいた相手のパンティをはぎ取れば勝利という異色のルールとなった。

 ぬいぐるみの可愛さをどこまで利用するかが勝負の分かれ目となるが、本多が上手く活用する。ロープを引き寄せてぬいぐるみを抱きかかえると、HARASHIMAは不快感をあらわに。そんな王者に本多はナックルパートを連打。負けじとHARASHIMAが打ち返そうとしたが、本多はぬいぐるみを楯にすると、王者は躊躇して攻撃できなかった。

 さらに、本多はロープも巧みに使用。鉄柱に絡みつけて衝突を誘ったり、手に巻きつけてフィストドロップを落としたり、チョーク攻撃に使ったりと、あの手この手でHARASHIMAを苦しめた。そして、コブラツイストに捕獲すると、王者の赤いパンティに手を伸ばす。

 脱出を許した本多は、ならばとロープでHARASHIMAの体をグルグル巻きにして自由を奪う。パンティ狙いはまたも失敗したが、ロープを引っ張った勢いでHARASHIMAを回転させて転倒を誘った。

 打撃戦になると、得意のバイオニックエルボーに繋げるべく、両手を頭上で回転させたが、これで両手にロープが絡みついてしまって墓穴。ここがチャンスとHARASHIMAはミドルキック連打で巻き返す。本多にパンティをしつこく狙われても切り抜け、挑戦者の側頭部をローキックで射貫いた。バイオニックエルボーに被弾したものの、ダイビングフィストドロップは下から蹴り上げて撃墜。山折りから蒼魔刀に繋げる。

 これを避けた本多はジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んで反攻。引かないHARASHIMAは挑戦者を蹴り飛ばして再び蒼魔刀で突っ込んだが、両ヒザをキャッチした本多はテキサスクローバーホールドの体勢に持ち込んで、そのままパンティをはぎ取り、大逆転勝利をあげた。

 本多が3年5ヵ月ぶりにEXTREME王座返り咲きを果たした。試合後、5・25北沢大会での挑戦が決まっている彰人がリングイン。ベルトを手にしたばかりの本多は「今度の北沢大会は自分のキャリアのもっとも厳しい試合として臨ませてもらいます」と気を引き締めた。またまた「イッキイキ」コールを浴びると、「私にはこの活き活きコールを蘇らすという狙いはまったくございませんで、ぶっちゃけプロレス活き活き塾的なものにリスペクトは一切ございませんが、借用してすいませんでした」と陳謝しつつ、「1、2、イッキイキ!」の雄叫びをあげた。

【試合後の本多】
▼本多「厳しい戦いでしたが、こうやって紅白のパンツを今、まとうことができました。紅白…赤と白とは別れて戦っているイメージがあります。紅白歌合戦しかり、紅白プロレス合戦しかり。そういった戦いが今、このパンティとパンティが合わさることにより、終息を迎えたわけです。でも、この終息は意外と短いので、次回のEXTREME級選手権に向けて、またいろいろ頭や股間をフル回転させていきたいと思います。股間をフル回転ってどういうことですかね? 股間をフル回転させないです。むしろ、頭を」

――彰人戦はどんなルールで戦いたい?

▼本多「やっぱり私の有利なルールを。防衛しないとやっぱりいけないと思うんで。せっかくHARASHIMA選手から獲ったベルトは、防衛しないと失礼にあたるんで。ちょっと考えたいと思います」

――今回の試合で、もう1回活き活きしてやろうという意気込みが強まった?

▼本多「逆にですね、私の生活がうまくいかない時でも、自分が活き活きすれば大丈夫なんじゃないかっていうことに気づかされましたね。これ(ベルト)を獲って活き活きするかもしれないですけど、このもので活き活きするのではないといいますか。どんなにつらい状況でも、自分が活き活きするためには、パンツをはけば活き活きできるってことに気づいたので。普段からパンティを装着すれば、つらいことがあっても、性的興奮は得られて活き活きできるなっていうのが今回の学びですね。今回はこれ(ベルト)もとっても大きいですけど、新しい性癖。これが何よりの収穫だと思います」

――今回の勝因としては、パンティをはくことで活き活きできたと?

▼本多「なんかエネルギーの流れが。パンティをはくことで自ずと活き活きになると。これはもう1枚布が増えることによるものなのか、淫靡な気分になるものなのか、その合わせ技といいますか。かといって、普段からパンティをはいて試合をするわけにはいかないので、今度はコスチュームの下にずっとパンティをはいて、アンダーとしてパンティをはいて、その上でコスチュームという感じでいけばいいのかなと」

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