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4/28【DDT】4ヵ月ぶり再戦 青木が竹下に雪辱、ともに3度目を希望

『MAX BUMP 2019』東京・後楽園ホール(2019年4月28日)
○竹下幸之介vs青木真也×

 青木が約4ヵ月ぶりの再戦で竹下に雪辱。両者は口をそろえて3度目の対決を希望した。

 当初、竹下は勝俣駿馬と組んでKO-Dタッグ王座に挑戦予定だったが、勝俣の負傷欠場によって消滅。そこで青木が対戦を要求し、竹下も快諾して両者の一騎打ちが特別試合として実現することになった。

 両者は昨年12・9博多大会の「D王 GRAND PRIX 2019」公式戦以来、約4ヵ月ぶりの再戦で、前回は竹下がジャーマンで勝利している。青木にとっては雪辱戦となった。

 竹下は裸足でニーパッドも装着せず。総合格闘技スタイルを意識してのいでたちだ。竹下はタックルによるテイクダウンを狙ったが、青木が阻止。それでも足にしがみちたり、バックを取ったりと積極性をみせる。脇固めで捕らえかけたが、青木はヘッドシザースで切り返す。逃れた竹下は腕ひしぎ逆十字を仕掛けた。

 相手の土俵であるグラウンドで互角に渡り合った竹下だが、スリーパーで絞め上げられてしまう。何とかロープに逃れたものの、その場にうずくまってしまった。

 そのままエプロンに出た竹下だが、ロープ越しに頭突きを打ち込むと、スワンダイブ式ミサイルキックで反撃を開始した。ジャーマンで引っこ抜き、2カウントで返されても休む間も与えず逆エビ固めで捕らえた。

 だが、反転して逃れた青木はバックの取り合いから竹下が脇固めに持ち込み、腕ひしぎ逆十字を仕掛けても、スルリに切り抜けて逆に腕ひしぎ逆十字で捕獲。そのままフットチョークに移行して絞め上げ、竹下をギブアップに追い込んだ。

 これで両者は1勝1敗。試合後、ともに人差し指を立てると握手。さらに拳を合わせて3度目の対決を誓い合った。バックステージで青木は「今。彼が一番強い」と竹下を評したうえで、「僕の中では竹下っていうのがDDTの強さの象徴だから。もう何回もやって、自分を確かめたい」と続きを熱望。竹下も「本当の意味で1勝1敗だと思っているんで。まあ、もう1試合。今日負けた僕が言うのもなんですけど、もう1試合。白黒ハッキリつけたい」と3度目を希望していた。

【試合後の青木】
――竹下選手の試合はどうだった?

▼青木「動きあってよかったんじゃないですか?」

――前回と違いはあった?

▼青木「お互い空気感がよかったという。こなれてきた。だから、技の読み合いというか、手があった感じがしますけどね」

――竹下選手はKO-D王座を保持していたが、王者を経験した変化は感じた?

▼青木「彼が一番強いよ、今。彼が一番強い」

――今後、DDTでの目標は?

▼青木「僕の中では竹下っていうのがDDTの強さの象徴だから。もう何回もやって、自分を確かめたいですよね」

【竹下の話】「前回の博多では相手の土俵に僕が乗ったつもりでした。で、僕が勝ちました。今日は青木選手がこっちの土俵に乗ってきました。それで僕が負けました。これは勝敗だけじゃなく、結果だけじゃなく、本当の意味で1勝1敗だと思っているんで。まあ、もう1試合。今日負けた僕が言うのもなんですけど、もう1試合。白黒ハッキリつけたいと思います」

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