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4/28【全日本】青木の投げかけに岩本が指名 世界ジュニア戦決定的に

『2019 Champion Carnival』東京・後楽園ホール(2019年4月28日)
○青木篤志&石川修司&岡田佑介vsジョエル・レッドマン&TAJIRI&ギアニー・ヴァレッタ×

 青木がリング上に世界ジュニア王者の岩本を呼び出し、「言いたいことはわかってるよな。あとはしっかりお前の口で証明してくれ」と投げかけた。それを受けて、岩本は次期挑戦者に青木を指名した。

 3年ぶり2度目のチャンピオン・カーニバル出場を果たした青木。決勝進出はならなかったものの、ヘビー級戦士から4勝を挙げ、存在感を示した。この日は第2試合の6人タッグマッチに登場。カーニバル公式戦でも撃破したヴァレッタを腕固めで絞め上げて完璧なギブアップを奪い取った。

 試合後、青木は「僕はカーニバルのリーグで敗退してしまいましたが、1つだけ次にやりたいことがあるんで言います。岩本、とりあえず出てきてくれ。忙しいと思うけど」とジュニア王者・岩本をリングに呼び込む。ベルトを肩にかけて岩本が姿を現すと、「別にここでやりとりするわけでもないし、やりあうつもりもない。言いたいことはわかってるよな。あとはしっかりお前の口で証明してくれ」と改めて世界ジュニア王座挑戦を迫った。

 青木は4・25後楽園でカーニバルの公式戦を4勝4敗で終えると、「ヘビーに勝ったからどうのじゃなくて、やっぱり俺は全日本プロレスのジュニアヘビー級を代表していると思っているから。今、ベルトを持っている人間が何もしない。偉そうに高みの見物して、『次の挑戦者を決めてやる』とか言ってるんだったら、俺を指名しろよ。そんな勇気があるかどうかだ、あいつに」とジュニア王座挑戦を次なる目標に掲げていた。

 マイクアピールを受け、バックステージで岩本は「青木篤志、言いたいことわかるよ。これ(ベルト)でしょ? 言いたいことわかるから、これだけ持ってリングに上がったんだ」と青木を挑戦者に改めて指名。「俺が最初世界ジュニア獲った当時、相手はチャンピオン・青木さん。俺が獲ったあと、『5歩下がって見る』って言いました。ただ、鈴木鼓太郎に勝ったあと、俺を囲んだ中に青木さんがいた。その時点で、“6歩前"に来てるんじゃないかなって、俺はすでにその時から思ってた。そこの気持ちっていうのはずっとブレずに変わらない」と青木が意中の相手だったことを告白した。

 そして、「チャンピオンなのにチャンピオン・カーニバルに出れなかったジェラシー、もちろんある。ジュニアで4勝。俺が掲げている『ジュニアでもヘビーに勝てる選手』。それを決勝には行けないながらも、体現している。チャンピオンだけど、俺もジェラシーあるよ。だから、上から目線じゃなくて、真っ向からぶつかり合って、その上で勝って、防衛したいと思います」と意地むき出しで断言。「この防衛戦、いつでもいいです。早く決めてください。俺はもう早くやりたい」と早期実現を全日本側に迫った。

【青木の話】「まあ、言いたいことはリングで言いましたんで、自分から。ただ、意味はわかっていると思いますよ。俺だけじゃなくて、チャンピオンもね。俺が欲しいのは世界ジュニアだけだから。で、アジアタッグはあいつが持ってて二冠王だとか言ってるけど、とりあえず次も決まってるんでしょ? しっかりと防衛してきてくれよ。その話はこれからだ、アジアは。とりあえず今、俺は世界ジュニアを狙ってるから。あとは彼がいい返事をしっかりと出してくれるかどうかだね。これで『そんなことねえよ。お前なんかじゃダメだよ』と言われたら、元も子もないんで。そう言わせないために、わざわざリング上まで呼び出しました。あとは彼次第」

【岩本の話】「さっき第1試合が終わったあとに、『次、俺がこの(世界ジュニアの)挑戦者に誰を選ぶかすぐわかるから』って言った。そしたら、10分もしないうちにわかってしまったよ。青木篤志、言いたいことわかるよ。これ(ベルト)でしょ? 言いたいことわかるから、これだけ持ってリングに上がったんだ。俺が鈴木鼓太郎から防衛して、そのあと、所属プラス佐藤光留、ジュニア全員が俺を包囲したでしょ? 俺が最初世界ジュニア獲った当時、相手はチャンピオン・青木さん。俺が獲ったあと、『5歩下がって見る』って言いました。ただ、鈴木鼓太郎に勝ったあと、俺を囲んだ中に青木さんがいた。その時点で、6歩前に来てるんじゃないかなって、俺はすでにその時から思ってた。そこの気持ちっていうのはずっとブレずに変わらない。あとの選手がどうなるか見てみたかった。面白い選手いっぱいいたけど、やっぱ俺の中ではブレなかった。青木篤志。チャンピオンなのにチャンピオン・カーニバルに出れなかったジェラシー、もちろんある。ジュニアで4勝。俺が掲げている『ジュニアでもヘビーに勝てる選手』。それを決勝には行けないながらも、体現している。チャンピオンだけど、俺もジェラシーあるよ。だから、上から目線じゃなくて、真っ向からぶつかり合って、その上で勝って、防衛したいと思います。この防衛戦、いつでもいいです。早く決めてください。俺はもう早くやりたい。俺がチャンピオンで、挑戦者の青木篤志を仕留めないと意味がない。挑戦者で勝った。次はチャンピオンで勝たないと意味がない。それを俺は実行します」

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