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5/5【全日本/大阪レスリングフェスティバル】「一日限りの祭り」でゼウスがビッグガンズ対決に激勝

『大阪レスリングフェスティバル supporteb by AJP』大阪・176BOX(豊中市)(2019年5月5日)
○ゼウスvsボディガー×

 ゼウスが「一日限りの祭り」となった『大阪レスリングフェスティバル』のメインで盟友・ボディガーとのビッグガンズ対決に激勝した。

 この日、ゼウス&ボディガーのザ・ビッグガンズが地元・大阪の豊中で自主興行を開催した。ゼウスが所属する全日本のサポートを受けての大会で、全日本勢、ランズエンド勢のほか、大阪出身レスラーが多数参戦。全5試合が行われ、超満員札止めとなる576人を動員した。

 メインイベントに組まれたのはゼウスとボディガーのビッグガンズ対決。「3月31日にボディガーの自主興行があったんですけど、僕を指名したかったらしくて。それがなかなか叶わんかった」というゼウスが思い入れたっぷりに実現させた久々の一騎打ちだった。

 試合は二人の身上である真っ向勝負が繰り広げられた。のっけからタックル合戦で正面衝突し、ボディガーがラリアットで場外に吹き飛ばして先手を取った。ゼウスもフライングバイセップスエクスプロージョンで反撃すると、ノータッチトペスイシーダを発射して沸かせたが、断崖式ブレーンバスターを阻止したボディガーがエプロン上でブレーンバスターを敢行した。

 ここからボディガーが串刺しラリアット、スピアーで攻め込んだが、ゼウスも負けじとブレーンバスターの投げ合いを雪崩式ブレーンバスターで競り勝つ。2度のバイセップスエクスプロージョンはボディガーがラリアットで相打ちに持ち込み、こん身のラリアットをさく裂。背面式ダイビングエルボードロップを投下し、ゼウスがダブルハンマーパンチやストンピングを荒々しく連発しても、左右のハンマーパンチで徹底抗戦。ハイキックをぶち込むと、ラリアット、パワーボムでたたみかけた。

 ゼウスも意地でキックアウト。ボディガーが狙ったバウンスを阻止すると、カウンターのドロップキックを発射して流れを引き寄せた。すかさずバイセップスエクスプロージョンを連発。2カウントで返すボディガーに必殺のジャックハマーを爆発させて勝負を決めた。

 二人の地元・大阪で久々に実現したビッグガンズ対決はゼウスに凱歌が上がった。「僕の照準はこのボディガーとの試合でした。これでやっと僕のチャンピオン・カーニバルが本当に幕が降りました。なので5勝4敗で勝ち越しました」と過酷な春を振り返ったように、ゼウスにとってこの盟友との一騎打ちも春の祭典の続きだった。「やるからには満員の皆様にお越しいただいて、必ず皆様に喜んで帰っていただきたい。それが僕の勝利」との思いを込めて開催した今大会のメインで勝利を飾り、わっしょい三唱で締め。「ボディガーとこのチャンピオン・カーニバルが終わって間もない、きつい時期なんですけど、シングルマッチをやって大阪を盛り上げたいという思いがあったんで。今日は二人で成功できたんじゃないかなと思ってます」と満足げに言い切った。

 『大阪レスリングフェスティバル』の継続開催も期待されるところだが、ゼウスはこれを否定した。「僕は全日本プロレスのゼウス。全日本プロレスでトップのレスラーを目指す、全日本プロレスで頂点を極める、全日本プロレスで天下を獲ります」と見据えるゼウスにとって、今大会は「一日限りの祭り」。それでも「必ず年に1回か2回は全日本プロレスでゼウス祭りというのをやろうと思ってるんで。それは全日本プロレスの全選手を呼ばせていただいて、プラスアルファ、今日活躍した選手とかを呼ばせていただきたい」と形を変えての続きを見据えていた。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「大阪レスリングフェスティバル、今回いろいろないきさつがあってやることになった大会なんですけど、僕もやるからには満員の皆様にお越しいただいて、必ず皆様に喜んで帰っていただきたい。それが僕の勝利なんで、ボディガーを指名させていただきました。というのもこの間3月31日にボディガーの自主興行があったんですけど、僕を指名したかったらしくて。それがなかなか叶わんかったもんで、そういうボディガーの思いも知ってるんで。今年、チャンピオン・カーニバルに出れなかったボディガー、チャンピオン・カーニバルやったあとのゼウス。ボディガーとこのチャンピオン・カーニバルが終わって間もない、きつい時期なんですけど、シングルマッチをやって大阪を盛り上げたいという思いがあったんで。今日は二人で成功できたんじゃないかなと思ってます。これで一人でも二人でも、いや10人20人のプロレスファンが増えたらいいなって思います。プロレスって面白いやん、またプロレス観に来よって思っていただけたら本望です」

――今後も大阪レスリングフェスティバルを継続していくつもり?

▼ゼウス「いやいや、そういうことは正直考えてないんですよ。というのも僕は全日本でトップになりたい。この間も大阪プロレス20周年の記念やから上がらせてもらいました。けど、それは記念やからって問題で正直これから絡んでいく気もないし、僕は全日本プロレスのゼウス。全日本プロレスでトップのレスラーを目指す、全日本プロレスで頂点を極める、全日本プロレスで天下を獲ります。今日はとりあえず一日限りの祭りです。けど、今日出ていただいた選手の皆さんにまだまだ続きがあります。というのは僕は必ず年に1回か2回は全日本プロレスでゼウス祭りというのをやろうと思ってるんで。それは全日本プロレスの全選手を呼ばせていただいて、プラスアルファ、今日活躍した選手とかを呼ばせていただきたいと思います」

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