5/12【NOAH】清宮&谷口KOで“金剛"が結団式 反骨と「ダイヤモンド」の誓い
『NOAH the SPIRIT 2019』埼玉・えすぽわーる伊佐沼(川越市/2019年5月12日)
○拳王&マサ北宮&稲村愛輝vs清宮海斗&谷口周平&宮脇純太×
拳王率いる反骨集団『金剛』が結成2大会目にして初勝利。敵対する清宮&谷口を揃って大の字に追い込み、結団式さながらにメインを締めると、改めて反骨とダイヤモンドの誓いを立てた。
誰にも左右されずに、自らの意思で動く理念のもとに結成された反骨集団『金剛』。ところが会場支持率は今ひとつで、始動戦となった前夜の岡崎大会でも最大の“敵"となる清宮の前に敗れていた。
仕切り直しの2戦目となったこの日も川越大会のメインに登場。清宮&谷口と激しく火花を散らし、終盤には相手方の宮脇の奮闘も目立ったものの、拳王の窮地を北宮が宮脇へのセントーン投下で救うと、一気に流れが変わった。
切れ込んできた谷口を、北宮&稲村がダブルのショルダータックルで排除。返す刀で稲村は清宮をオクラホマスタンピードで叩きつけ、そこに拳王も蹴暴をぶち込んで戦線離脱へと追い込んだ。
そして金剛の三人は同時に雄叫びを上げ、まずは北宮&稲村が宮脇相手にスーパーパワーボムを敢行。そして間髪入れずに拳王が飛距離十分のダイビングフットスタンプを投下する強烈連係が決まって、完璧な3カウントが数えられた。
“初勝利"となった金剛とにらみ合った清宮と谷口は、試合後もたまらず襲いかかったものの、拳王が右ハイキックで清宮を、北宮がサイトースープレックスで谷口をそれぞれKO。大の字となった清宮と谷口を眼下におさめつつ、拳王がマイクを握って『金剛』の“結団式"が始まった。
「おい! 自分たちで何も考えられない、清宮! そして谷口! 俺たちはリデット・エンターテインメントの犬になんかならねえぞ? そしてリデット・エンターテインメントの犬ども。テメーらがいたって、このプロレスリング・ノアのリングはダイヤモンドのようには輝かねえぞ?」と、やはり清宮と谷口を“親会社の犬"と断じて罵倒し、「いいか! このリングをダイヤモンドのように輝かすのは、俺たち“金剛"だ!」と改めて宣言して川越大会を締めくくった。
確かに“金剛石"とはダイヤモンドのこと。最高級の宝石であると同時に、何事にも屈さぬ硬度も誇る。一方でノアの象徴は“エメラルド"であり、若き王者・清宮のコスチュームもエメラルド・グリーン。何事にも屈さぬ強い意思を持ち、自らの力で白に変わった現在のマットを、エメラルドからダイヤモンドの輝きへと導く。『金剛』の主張する輪郭が徐々に見え始めてきた。
【試合後の拳王ら金剛】
▼拳王「見ただろ今日! 親会社がついてから毎回毎回、旗掲げてただろ? 今日見たか!? これがな! 親会社のやり方だ! リデット・エンターテインメントのやり方だ! 清宮を守るだけ。それだけじゃないんだな。毎回毎回、指さされるからって、今日は旗、お前らの犬どもに言って掲げさせなかったんだろ? でもな、俺たちは強い信念持ってんだ! 俺たちは強い考え持ってんだ! 俺たちの考えでこのプロレスリング・ノア、ダイヤモンドのように輝かせてやる!」
▼北宮「帰るぞ!!」
▼稲村「はいっ!!!!」
