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5/13【新日本】地元・宮城メインでリーに雪辱 石森“東北弁マイク"解禁で大歓声

『BEST OF THE SUPER Jr.26』宮城・仙台サンプラザホール(2019年5月13日)
Aブロック公式戦 ○石森太二vsドラゴン・リー×

 地元・宮城でリーに雪辱を果たし、石森がスーパージュニアで初戦白星。会心のスタートを切った石森は東北弁でのマイクを解禁して大歓声を巻き起こした。

 スーパージュニア開幕戦のメインはIWGPジュニア王者・リーと前王者・石森の一戦だ。両者は4・6MSGでバンディードを加えた3WAY戦で激突。リーがバンディードを撃破して、石森からIWGP王座を引っぺがした。5・3博多では邪魔者なしの一騎打ちが実現したものの、リーがベルトを死守。タイトル奪還を逃した石森は地元・宮城で雪辱戦を迎えた。

 石森はBONE SOLDIERとリーの覆面のハーフ&ハーフマスクで入場。リベンジに燃える思いをあらわにする。一方、リーもスーパージュニアのロゴを刻んだマスク姿で登場。ゴング直後から2人は感情的になってエルボーを打ち合った。石森がドロップキックで競り勝つと、プランチャを浴びせて主導権を握る。ここから首への一点集中攻撃へ。あの手この手で狙い撃ちした。

 石森のスワンダイブ式雷電ドロップをキャッチして防いだリーが、尊敬する柴田勝頼を意識した武者返しを繰り出して逆襲に転ずる。矢のようなトペスイシーダもさく裂。リングに戻ると、「シバタ!」と雄叫びをあげて串刺し顔面低空ドロップキックを突き刺した。

 石森はハンドスプリング式レッグラリアットで五分の展開に戻す。柴田ばりにあぐらをかいたリーに襲いかかると、ミスティカからYes Lockに捕獲した。リーは何とかエスケープして場外に転落。それを見た石森は三角飛び式ケブラーダの構えに。

 リーは一瞬先に動いてダイブを阻止すると、2人はエプロンでフロントハイキックを何発も交錯させる。これで両者の激情に着火。2人はリングに戻り、激しいエルボー合戦を繰り広げた。前に出た石森はロープに押し込まれてのジャーマンを1回転して不時着し、トラースキックをグサリ。それでもリーはジャーマンを敢行したが、すぐに立ち上がった石森はカナディアンデストロイヤーを放つと、デスヌカドーラ狙いも急角度のDDTで切り返した。

 首への追撃に成功した石森はブラディークロスの体勢に入るも、リーは高橋ヒロムが得意とするコーナーめがけてのデスバレーボムで挽回。パタダス・エネル・ペチョ(逆さ吊り式ダイビングフットスタンプ)で決定機を掴む。そして、再びデスヌカドーラへ。

 石森は逆打ちでリーの後頭部をマットに叩きつけて大逆転。なもラリアットやリバースフランケンを互いに繰り出してせめぎ合うが、リーのツームストン狙いを切り返し、サイファーウタキが完璧に決まる。止まらない石森は指で作った銃口をリーに向けると、必殺のブラディークロスを爆発させ、3カウントをもぎ取った。

 地元でリーに雪辱を果たし、石森が会心のスタート。マイクを持った石森は「お前らドラゴン・リーのマイクが聞けなくて残念だったな」と不敵な笑みを浮かべると、「これが俺の絶対王者への意気込みだ!」と決意をみなぎらせる。地元・宮城の観客から「イシモリ」コールを浴びると、「前の試合でジャイアンも白星発進したみたいだな。まあ、愛媛で俺がジャイアンを完全に黙らせてやるから、楽しみにしとけ」と5・31松山で対戦する鷹木を挑発した。

 「最後にもう1つだけ…」と続けると、ここで表情を緩ませ、「俺、多賀城出身だから、仙台に帰ってこれて、スゲエ嬉しいべ!」と地元の方言でアピール。仙台のファンを大いに沸かせて笑顔を見せると、「スーパージュニア、生まれ変わるぞ。お前ら明日も見に来い。イッツ・リボーン!」の雄叫びで仙台2連戦初日を締めくくった。

 「これでドラゴン・リーも『ヒロム、ヒロム』って言えなくなったんじゃねえのか? 現王者から勝ってんだぞ。その辺、わかってるのか?」と改めて王者からの勝利を強調した石森は、「こうやって新しく変わったスーパージュニア。お前らワクワクするだろ? どうだ、誰が勝ち上がるか、ワクワクするだろ?」とマスコミに問いかけた上で、「俺もその気持ちなんだよ。必ずよ、必ず新しいものを見せてやる。新しい景色、お前らに見せてやるよ。イッツ・リボーン」と誓った。

 次戦の5・15弘前で、石森は優勝候補の一角であるマーティー・スカルと激突。一方、黒星発進となったジュニア王者のリーは同じく開幕戦で鷹木信悟に敗れたSHOと対戦する。

【石森の話】「結果的には勝ったけどさ、セミであんな試合をやられたら…。でもよ、これでドラゴン・リーも『ヒロム、ヒロム』って言えなくなったんじゃねえのか? 現王者から勝ってんだぞ。その辺、わかってるのか? まあ、スーパージュニア、ここからだよ。生まれ変わるよ。主要のヤツが何人かいないけど、こうやって新しく変わったスーパージュニア。お前らワクワクするだろ? どうだ、誰が勝ち上がるか、ワクワクするだろ? 俺もその気持ちなんだよ。必ずよ、必ず新しいものを見せてやる。新しい景色、お前らに見せてやるよ。イッツ・リボーン」

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