5/13【全日本】暴走大巨人快勝 石川前向きも諏訪魔は外国人恐怖症を克服できず

『2019 SUPER POWER SERIES〜やっぱりステーキpresents〜』沖縄・コザミュージックタウン音市場(沖縄市)(2019年5月13日)
○石川修司&諏訪魔vsディラン・ジェイムス&ギアニー・ヴァレッタ×

　暴走大巨人がディラン&ヴァレッタに快勝。石川は外国人への苦手意識克服へ前向きさをみせたものの、諏訪魔は「まだガイジンの先生に怒られたあの迫力が残ってる。どうしようかなって」と頭を抱えた。

　この日、諏訪魔と石川はザ・ボンバー(ジョー&ディラン)の世界タッグ挑戦受諾を意思表示。ディランに分が悪いことで芽生えた外国人に対する苦手意識を克服するべく、コザ大会の前に英会話特訓を行ったものの、英語力のなさを露呈し、先生のジョーさんに怒られてしまった。

　特訓が逆効果となった二人だが、この日、ディラン&ヴァレッタに勝利し、外国人恐怖症を克服する構えだった。が、試合では苦戦の連続。場外戦でペースを狂わされると、諏訪魔が外国人タッグの猛攻に捕まった。石川が串刺しラリアットやダイビングフットスタンプでディランを攻め込んだものの、ショートレンジラリアットで返り討ちにされてしまう。終盤には連続串刺しラリアット、ダブルブレーンバスターの連係によって守勢に回り、救出に飛び込んだ諏訪魔がダブルチョップを連打しても、ディランのラリアットで蹴散らされてしまった。

　それでも石川が雪崩式ブレーンバスターでヴァレッタに反撃すると、暴走大巨人は境川をさく裂させて挽回。諏訪魔が場外でディランをセーブする間、石川はヴァレッタのチェーンラリアットをかいくぐってバックドロップを敢行すると、ランニングニーリフト、ファイアーサンダーでたたみかけて逆転勝利を決めた。

　苦戦の末に何とか勝利。特訓後、国際通りにあるフクロウカフェでフクロウやカワウソに癒されて気分転換したという石川は「もうちょっと克服しないと先が見えないと思うんで。やってやりますよ」と前向き。「ディラン強いね。まだ崩し切れてないんで全然。強いから」と認めつつ、「俺の予定ではその頃、5冠王になってる予定なんで。負けられないでしょ。絶対勝ちますよ」と誓うばかり。5・20後楽園で宮原を破って三冠王者に返り咲き、5冠王として世界タッグ初防衛戦に臨むつもりでいる。

　だが、諏訪魔の表情は晴れない。試合後のリング上で頭を抱える場面もあり、「まだガイジンの先生に怒られたあの迫力が残ってる。どうしようかなって」とまだまだ外国人恐怖症を払しょくできていない様子。それでも「今夜は泡盛いっぱい飲んで流したいと思います」と酒の力を借りてでも克服するつもりで、石川も「沖縄パワー貯めていきましょう」と背中を押していた。

【試合後の諏訪魔&石川】
▼諏訪魔「ありがとう、石川選手」

▼石川「試合前にせっかく英会話特訓行ったけど怒られちゃったから。俺、傷心しちゃったんで、あのあとフクロウカフェ行って、フクロウとカワウソに癒されてましたよ」

▼諏訪魔「だからあれだね。調子いいんだね」

▼石川「何とかね、今日勝てたかなと。でもディラン強いね。まだ崩し切れてないんで全然。強いから。でも1勝1敗だからね。諏訪魔さんと力合わせて。俺の予定ではその頃、5冠王になってる予定なんで。負けられないでしょ。絶対勝ちますよ」

――今日の勝ちで外国人への苦手意識は克服できた?

▼石川「あとは動物の力で。もうちょっと克服しないと先が見えないと思うんで。やってやりますよ」

――諏訪魔選手は試合後のリング上で頭を抱えていたが?

▼諏訪魔「いやぁ、石川選手はいいなって。元気だよな。何かカワウソにさ、励まされた感あるよね。俺はかりゆし着たんだけど、まだガイジンの先生に怒られたあの迫力が残ってる。どうしようかなって。今夜は泡盛いっぱい飲んで流したいと思います」

▼石川「沖縄パワー貯めていきましょう」