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5/14【新日本】ヒザ攻め完遂でロメロ撃破 イーグルスが初戦白星

『BEST OF THE SUPER Jr.26』宮城・仙台サンプラザホール(2019年5月14日)
Bブロック公式戦 ○ロビー・イーグルスvsロッキー・ロメロ×

 あの手この手でロメロの左ヒザを攻め込んだイーグルスがロン・ミラー・スペシャルでギブアップを奪取。スーパージュニア初戦で白星をあげた。

 初エントリーのイーグルスと3年ぶりの出場に燃えているロメロとスーパージュニア公式戦で対戦した。最近のロメロはRPG 3Kの参謀格として一歩引いた立場を取っていたが、5・1別府でエル・デスペラードから勝利するなど調子を上げてきている。対するイーグルスは昨年10月の「SUPER Jr.TAG LEAGUE 2018」にも石森太二と組んで出場。初戦でいきなり獣神サンダー・ライガーから金星を挙げており、シングルリーグ戦でも初戦白星を見据えていた。

 のっけから胸板への張り手を打ち合うと、互いにスライスブレッドを狙うが空転。裏の読み合いが続いたが、イーグルスのトペスイシーダをロメロがドロップキックで迎撃して先制した。しばらく後手に回ったイーグルスだったが、左足攻めでリズムを取り戻す。足へのDDTやスピニングレッグブリーカー、足への619など多彩な技を披露。ブロックバスターホールドや串刺しダブルニーもさく裂した。

 波状攻撃を受けて苦しんだロメロだったが、飛びつきスイングDDTで逆転。ヒザを押さえて表情を歪めるが、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めでイーグルスを追い詰める。イーグルスがローキックで左足を射貫いてきても、ロメロは左腕をミドルキックで蹴り飛ばして勝ち気に応戦。さらに、イーグルスの左腕にヒザを突き立てて、カーフブランディングの要領でマットに叩きつけた。

 そして、「フォーエバー!」と得意の串刺しラリアット乱射に持ち込んだものの、ヒザが悲鳴を上げて急ストップ。見逃さないイーグルスはスワンダイブ式低空ミサイルキックで狙い撃ちし、変型裏足4の字固めに捕らえた。エスケープを許しても、ロメロの反撃をジャンピングハイキックやスライスブレッドで阻止。一気にターボバックパック(相手をおぶった状態から繰り出す変型みちのくドライバーII)の構えに。

 これをサムソンクラッチで切り返したロメロは、ラ・マヒストラルや逆さ押さえ込みで3カウントを迫ると、飛びヒザ蹴りやランニング式スライスブレッドで盛り返す。しかし、猛攻をしのいだイーグルスはハイキックやトラースキックを乱射。ロメロの打撃戦で呼応したものの、隙を突いたイーグルスが今度こそターボバックパックを敢行すると、ヒザへの450°スプラッシュから変型裏足4の字固めに繋げるロン・ミラー・スペシャルでギブアップを奪い取った。

 かつてライガーを下した荒技で今回も初戦白星を達成。「簡単すぎたな。俺の翼も明日にはよくなるだろう。スナイパー・オブ・ザ・スカイ…俺はその異名の如く下々の者に死を与えるために空高く飛び上がるんだ」と豪語したイーグルスは、「俺こそスーパージュニアのベストであることを知らしめてやる」と断言すると、「このBブロックを勝ち抜き、Aブロックのチャンピオンと戦って、絶対に倒してやる。その誉れ高い称号をBULLET CLUBに、そしてオーストラリアに持って帰る。これは嘘じゃない」と優勝を見据えた。

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