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5/20【全日本】丸山奮戦に大コールも…河上&菊田が敵地でアジアタッグ初防衛 ジェイクが奪還名乗り

『2019 SUPER POWER SERIES』東京・後楽園ホール(2019年5月20日)
アジアタッグ選手権試合=○河上隆一&菊田一美vsゼウス&丸山敦×

 丸山の奮戦に大声援が巻き起こったものの、河上&菊田の飛艶が返り討ちにし、敵地・全日マットでアジアタッグ王座初防衛を飾った。試合後、バックステージで前王者のジェイクが奪還に名乗りをあげた。

 大日本5・5横浜文体で飛艶がジェイク&岩本を破ってアジアタッグを奪取。その勝者への挑戦を表明したゼウス&丸山のチーム大阪を初防衛戦で迎え撃つことになった。チーム大阪は新合体技「大阪インパクト」を引っ提げ、最古のベルト奪還を誓っていた。

 序盤から丸山が奮闘。飛艶の合体攻撃を切り抜け、菊田にジャンピングハイキック、河上にはバズソーキックをぶち込んで大歓声を誘う。ゼウスもリングに飛び込み、菊田相手に早くも大阪インパクトを狙った。しかし、河上が急行。丸山はデッドリードライブでエプロンに投げつけられてしまう。腰を強打した丸山を飛艶は代わる代わるに暴行。河上が腰攻めに出れば、菊田は道着の帯を使ったチョーク攻撃で絞め上げた。

 大ピンチに陥った丸山が何とか挽回すると、フラストレーションを溜め込んでいたゼウスが大暴れ。菊田にバイセップスエクスプロージョンをぶち込むと、河上にはマシンガン逆水平を乱射した。飛艶も連係攻撃で巻き返しを図ったが、丸山がエプロンからジャンピングハイキックを叩き込んで阻止。いい場面で丸山がタッチをもらってリングに飛び込んだ。

 丸山は大声援を背に、ジャンピングハイキックからトラースキックを連打して河上を蹴り倒す。飛艶が反攻しても、ゼウスがエプロンから飛び込んでの両腕フライングバイセップスエクスプロージョンで鎮圧。ゼウスのブレーンバスター、河上のバズソーキックが立て続けにさく裂すると、満を持して再び大阪インパクトの体勢に。これを菊田が阻止すると、河上はランニングエルボーで主導権を奪い取ろうとするが、チーム大阪は勝負所を逃さず、ゼウスのバイセップスエクスプロージョン、丸山のタイガースープレックスホールドが間髪入れずに河上に決まった。

 場内はカウントの大合唱となったが、河上はキックアウト。その直後に丸山がこん身のトラースキックを突き刺しても、再び肩を上げる。ならばと丸山はまたもタイガースープレックスを仕掛けるが、河上はロープに押し込んで回避すると、菊田がエプロンからジャンピングハイキックを放って好フォロー。河上も重たいランニングエルボーで続いた。

 ゼウスが急行するも、菊田は豪快なハイキックで分断。すかさず河上はハリケーンドライバーの構えに。粘る丸山は右ハイキックで河上をぐらつかせると、追撃を狙ってロープに飛んだが、これを読んだ河上は丸山の体を担ぎ上げ、今度こそ急角度のハリケーンドライバーをグサリ。とうとう3カウントを奪い取った。

 飛艶がチーム大阪を返り討ち。敵地・全日マットでアジアタッグ初防衛を果たした。意気揚々とバックステージに戻ってくると、「ゼウスもいつまでも強いキャラでいるなよ。俺が全日本に来たら、お前は強いキャラじゃねえからな。覚えとけ」(河上)、「丸山さんが強いのは知ってたんで。強かった。正直、強かったっすけど、それでもこうして1つクリアーできたからね」(菊田)と胸を張った。さらに、河上は「次はどうなってんだよ、全日本。どうするんだよ?」と吠えると、そこに拍手をしながら前王者のジェイクが登場し、「今度は挑戦者として受け入れてほしい」と名乗りを上げた。

 ジェイクはパートナーの名前を口にしなかったが、当然、岩本とのコンビでリベンジを狙っているのは間違いない。ジェイクとのさらなる戦いを熱望していた河上は「俺らも受けてもらったんだよ。断る理由なんてないからよ。やろうよ。タイトルマッチやろうぜ」と快諾。「ジェイク・リー。次負けたら、本当にあとがねえぞ。どうする? 本当にねえぞ。二度とアジアタッグに挑戦してくるなよ、負けたら」と不敵に言い放った。ジェイクも「負けると思って挑戦するバカがどこにいる?」と断言。「俺はあなたとただやりたい」と迫ると、河上も「俺もやりたい。待ってるよ」と呼応し、飛艶とジェイク&岩本の第2R実現が決定的となった。

【試合後の河上&菊田】
※バックステージに缶ビールを見つけると

▼河上「これ乾杯用? マジで? ゼウス、コノヤロー、お前。どこ行った、ゼウス? 痛えんだよ、チョップがよ、コノヤロー。やってやんぞ? 出てくるか、コノヤロー、ゼウス。ジェイクもそうだけど、ゼウスもいつまでも強いキャラでいるなよ。俺が全日本に来たら、お前は強いキャラじゃねえからな。覚えとけ」

▼菊田「ゼウス選手は力がありますけど、ぶん殴り甲斐がありますから。僕の拳で、最後もハイキックで倒しましたから」

▼河上「丸山敦、油断してたわけじゃないけど、思ってた以上の手数で、獲りに来てたよ、やっぱり。ガッチリと全部ね。キックも頭に入っているし、頭がガンガンするよ。クソ。頭蹴りすぎなんだ、てめえ。頭ガンガンするわ」

▼菊田「丸山さんが強いのは知ってたんで。強かった。正直、強かったっすけど、それでもこうして1つクリアーできたからね。誰も出てこないし」

▼河上「ホントだよ。次はどうなってんだよ、全日本。どうするんだよ?」

※ここで拍手をしながらジェイクが登場する

▼河上「誰だよ?」

▼菊田「なんだ、お前か」

▼ジェイク「そうだ、俺だ」

▼河上「やりたい? もう1回やろう。リマッチ?」

▼ジェイク「そう、まだまだやりたいってあの時言ってたから」

▼河上「やりたいよ」

▼ジェイク「今度は挑戦者として受け入れてほしい」

▼河上「俺らも受けてもらったんだよ。断る理由なんてないからよ。やろうよ。タイトルマッチやろうぜ」

▼ジェイク「そうしたら、あとは会社に相談だ。今日はおめでとうございます」

▼河上「でも、口を気をつけろよ。やらせてくださいだぞ。こっちはチャンピオンだ。全日本、ジェイク・リー。次負けたら、本当にあとがねえぞ。どうする? 本当にねえぞ。二度とアジアタッグに挑戦してくるなよ、負けたら」

▼ジェイク「負けると思って挑戦するバカがどこにいる?」

▼河上「おお、いいねえ」

▼ジェイク「俺はあなたとただやりたい」

▼河上「俺もやりたい。待ってるよ」

※ジェイクが去っていくと

▼河上「OK。俺だって物足りねえんだよ、ジェイク。ゼウスもやってやるぞ、お前」

▼菊田「俺らも挑戦を受けてもらった立場だけど、受けてやるよ」

▼河上「挑戦を受けてくださいって言えよ、ジェイク君、岩本君」

▼菊田「乾杯しますか?」

▼河上「とりあえず初防衛成功。乾杯! 違うキャラでビールをぶちまかしてた記憶があるけど、まあ、いいや」

▼菊田「今日は飲みましょう」

▼河上「(ビールを飲むと)ああ、頭痛え。蹴られて頭が痛え」

【ゼウスの話】「悔しい。ああ、クソ! 絶対…ああ、もう意地になってきた! 丸山さんとは必ずアジアのベルトを巻く。ただそれだけや。丸山さんと組んで、アジアのチャンピオンになる。それだけや。以上。人生は祭りや!」
※丸山はノーコメント

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