5/23【新日本】英墨ハイフライヤー対決 オスプレイがバンディードを熱戦撃破で4勝目

『BEST OF THE SUPER Jr.26』東京・後楽園ホール(2019年5月23日)
「BEST OF THE SUPER Jr.26」Bブロック公式戦=○ウィル・オスプレイvsバンディード×

　オスプレイが熱戦となったバンディードとの英墨ハイフライヤー対決に勝利し、4勝目を挙げた。

　2016年覇者・オスプレイはここまで3勝1敗。前夜の後楽園大会でファンタズモに初黒星を喫したばかりだ。対するバンディードは2勝2敗。英墨ハイフライヤー対決がセミファイナルで実現した。

　両者が握手を交わして試合開始。序盤からスピーディーな攻防を展開し、オスプレイがモンキーフリップ、スライディングキックで場外に吹き飛ばすとプランチャで先手を取る。負けじとバンディードは片手だけのリフトアップスラムで度肝を抜いて逆襲。低空ドロップキックで追撃すると、オスプレイの左ヒザに攻撃の的を絞り、ロメロスペシャルで吊り上げるなどもん絶させた。

　しのいだオスプレイはハンドスプリングレッグラリアット、トップロープ超えの619、スワンダイブ式エルボーを次々に繰り出して巻き返す。鎌固めで絞め上げるなど流れを作りかけたが、バンディードは追尾式ドロップキックをグサリ。リバースブレーンバスターを敢行し、オスプレイがドロップキック、延髄斬りで反撃しても、リバースフランケンシュタイナーをさく裂させ、場外へのスワンダイブ式シューティングスタープレスを発射。スワンダイブ式ウラカンラナでニアフォールに追い込んだ。

　オスプレイも譲らない。ブレーンバスターをスタナーで切り返し、ウラカンラナを反転すると、再び鎌固めに持ち込む。決まらないとみるやライガーボムで追い討ちをかけたが、バンディードはキックアウト。ムーンサルトフォールアウェイスラムで逆襲ののろしを上げ、21プレックスが不発に終わっても、アルゼンチンで担いで旋回しながら落とすとニーリフトをグサリ。改めて21プレックスを仕掛けた。

　するとオスプレイは後方回転で不時着。その場飛びスパニッシュフライで巻き返しを図ったが、バンディードも流れを渡さない。コーナー上での攻防を制して雪崩式ブロックバスターで叩き落とす。そしてムーンサルトで飛びついたが、オスプレイがキャッチ。そのまま担ぎ上げると一気にストームブレイカーに持ち込んで3カウントを奪った。

　熱戦の末にバンディードを撃破したオスプレイが4勝目。試合後、バンディードに手を貸したオスプレイは抱き合って健闘を称え合った。「今日戦ったバンディードはおそらく我々の世代の中でもベストレスラーの1人だろう」と賛辞を送り、「今日はファンタズモの勝ちがまぐれだったことを証明したと思う」と豪語。首位のファンタズモを2点差で追う好位置とあって、「1敗してしまったが、俺はもう負けない。上がり続けるだけだ。頂点に立つことしか考えていない。できるものなら、俺をそこから引きずり下ろしてみろ」と強気に言い放ってみせた。

　オスプレイの次戦は明日5・24後楽園大会で成田と対戦。2勝3敗で黒星先行となってしまったバンディードは田口との対戦を控える。

【オスプレイの話】「今日戦ったバンディードはおそらく我々の世代の中でもベストレスラーの1人だろう。昨日はファンタズモに敗れたが、今日はファンタズモの勝ちがまぐれだったことを証明したと思う。バンディードにはありがとうと言いたい。今日、ファンは俺たち2人を応援してくれた。俺をもちろん応援してくれたし、バンディードも応援してくれた。それで、俺のやる気はもっと高まったよ。プロレスに対する愛情や情熱、執着心というものをさらにアップできたと思う。俺はこれからもずっとずっとベストを尽くし続ける。1敗してしまったが、俺はもう負けない。上がり続けるだけだ。頂点に立つことしか考えていない。できるものなら、俺をそこから引きずり下ろしてみろ」