5/22【新日本】BUSHIが後楽園3連勝 YOH撃破でJr.タッグ奪還視野に
『BEST OF THE SUPER Jr.26』東京・後楽園ホール(2019年5月24日)
Bブロック公式戦 ○BUSHIvsYOH×
BUSHIがYOHを撃破して後楽園ホール3連戦で3連勝。スーパージュニアの戦績を3勝3敗のイーブンとしたBUSHIはRPG 3Kが保持するIWGPジュニアタッグ王座奪還も視野に入れた。
2勝3敗・BUSHIと3勝2敗・YOHがスーパージュニアBブロック公式戦で激突した。BUSHIは4年連続3連敗スタートという不本意な記録を作ってしまったが、そこから2連勝中だ。一方のYOHも苦闘が続いてきたものの、やっと白星が先行した。2人は昨年のスーパージュニア開幕戦で対戦。YOHが勝利している。また、4・26広島ではYOHがBUSHIを直接下してIWGPジュニアタッグ王座を防衛しており、BUSHIにとては2つの意味で雪辱戦となった。
ゴング前に奇襲を仕掛けたBUSHIはトペスイシーダを一閃。そのまま序盤戦をリードしたが、YOHも隙を突いてジャンピングエルボーやドロップキックで反攻する。さらに、低空ドロップキックで右ヒザを射貫き、ヒザ攻めに打って出た。
流れを変えたいBUSHIはロープを挟んだ状態でエプロンDDTを狙うも、振り払ったYOHはドロップキックで場外に蹴落とし、トペコンヒーロで飛翔。低空ミサイルキックからスターゲイザー(変型ヒザ固め)で長時間絞め上げる。試合を掌握したYOHはクラッチを解かずに雪崩式ブレーンバスター→ファルコンアローを連続して繰り出すと、ジャーマンもさく裂した。
そして、ドラゴンスープレックスで仕留めにかかるも、空中で反転して首を取ったBUSHIはネックスクリューをズバリ。エルボーやビンタを真っ向から打ち合うと、延髄斬りも交錯したが、BUSHIはフェイント式のバックキックで競り勝つ。場外に転落しそうになったYOHはロープを掴んで舞い戻るが、BUSHIは狙いすましたコードブレイカーをカウンターで見舞った。ロープに片足を固定してのコードブレイカー、さらにカナディアンデストロイヤーと惜しげもなく大技を連発したBUSHIは必殺のエムエックスへ。これが完璧に決まり、YOHから3カウントを奪い取った。
これでBUSHIは後楽園3連戦で3連勝。戦績を3勝3敗のイーブンまで立て直した。「去年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、お前とのシングル、返しただけだ。小松、田中、お前らに負けっぱなしで終わるわけにはいかねえんだよ」と言い放ったBUSHIは、今日の白星だけでは物足りないようで、「俺は忘れねえぞ。ジュニアタッグの借りはジュニアタッグで返す」とジュニアタッグ王座奪還も視野に入れた。
【BUSHIの話】「おい、小松。てめえに今日勝ったからって言うんじゃねえぞ。去年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア、お前とのシングル、返しただけだ。小松、田中、お前らに負けっぱなしで終わるわけにはいかねえんだよ。広島でのIWGPジュニアタッグの借りは必ず返して。俺は忘れねえぞ。ジュニアタッグの借りはジュニアタッグで返す。それだけだ」