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5/22【新日本】鷹木貫禄の6連勝 TAKAの奇策“アゴ攻め"に苦戦も

『BEST OF THE SUPER Jr.26』東京・後楽園ホール(2019年5月24日)
Aブロック公式戦 ○鷹木信悟vsTAKAみちのく×

 リー戦で鷹木が痛めたのを見逃さず、アゴ狙いという奇策に出たTAKAだったが、それをしのいだ鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンで逆転星。スーパージュニア無敗を守り、貫禄の6連勝を飾った。

 5戦全勝でAブロック首位の鷹木と5連敗で脱落が決まったTAKAがスーパージュニア公式戦で対戦した。昨日(23日)の後楽園ではメインイベントでIWGPジュニア王者のリーを真っ向撃破し、首位を死守したが、アゴを痛めた鷹木。ゴング直後からそこをTAKAに狙われ、ヒザ蹴りでカチ上げられると、クロックヘッドシザースに捕まってしまった。

 TAKAはプロレスでも珍しい“アゴ狙い"を場外でも継続。鷹木は苦し紛れにパンピングボンバーを放つが、避けられて鉄柱に自爆してしまう。リングに戻ろうと、ロープを跨いだところをまたもTAKAの奇襲にあい、ドラゴンスクリューや鉄柱を挟み込んでの足4の字固めでヒザも狙われた。

 止まらないTAKAは串刺しニーで鷹木を場外に叩き落とすと、コーナーからケブラーダで決死のダイブ。滅多に見せない空中戦に「TAKA」コールがこだまする。さらに、TAKAは鷹木をステージ席に連行し、トラースキックからジャストフェイスロックに捕獲。カウント14まで絞め上げると先にリングに戻り、リングアウト勝ちを狙った。

 鷹木は何とかカウント19で戻ったが、その瞬間、TAKAは首固めでクルリ。さらに、ヒザ蹴りと丸め込みを交互に繰り出すと、またまたジャストフェイスロックに絡め取った。耐えた鷹木はパンピングボンバーを発射。ガードされると、左腕に切り換えて振り抜くが、TAKAはこれも完璧に読んで、またもやジャストフェイスロックへ。両腕クロス式に移行してアゴを絞めに絞めた。

 陥落寸前となった鷹木だったが、何とか足をロープに伸ばすと、TAKAをブレーンバスタースラムで投げ捨ててやっと挽回。「鷹木」コールを背に、左右のエルボーを乱射し、ショートレンジのパンピングボンバーを振り抜いた。TAKAがスーパーKを放っても、止まらずパンピング弾を連射。勝負を捨てないTAKAはサミングからヘビーキラーで丸め込むも、ギリギリでキックアウトした鷹木はヒザ蹴りをキャッチし、そのまま強引にラスト・オブ・ザ・ドラゴンに持ち込んで、逆転勝利をあげた。

 鷹木が薄氷の勝利で6勝目。何とか単独首位を守った。バックステージでも「ヤバイ。アゴが痛え」と表情を歪ませた鷹木は「おい、TAKAみちのく。いや、あいつはバカだな。BAKAみちのく! てめえな…」と喋り始めるも、アゴへのダメージはひどく、「しばらくマイクで喋れねえよ」と途中で切り上げて、そのまま控え室へ。次戦の5・26幕張ではタイガー戦が控えているが、今後の公式戦に不安を残した。

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