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5/26【全日本】石川の英語通じた 世界タッグ前哨戦初勝利で諏訪魔に光明

『2019 SUPER POWER SERIES』京都・KBSホール(2019年5月26日)
○石川修司&諏訪魔&青木篤志vsジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス&ノビー・ブライアント×

 石川の英語が諏訪魔に通じ、暴走大巨人が前哨戦初勝利。外国人恐怖症にさいなまれている諏訪魔は「少し前向きだね。このままいけんじゃねぇかな」と光明を見出した。

 6・2神戸大会での世界タッグ戦へ向けた4度目の前哨戦がこの日のメインに組まれた。両チーム4人が揃っての前哨戦は初めて。ここまで3連敗中の暴走大巨人は何とか一矢報いておきたいところだった。

 暴走大巨人は序盤から積極姿勢。諏訪魔が苦手意識を吹っ切らんとジョーにエルボーで立ち向かうものの、ショルダータックルで吹き飛ばされてしまう。石川はディラン相手にショルダータックルで正面突破を図り、逆水平を食らってもエルボーで応戦。ラリアットの相打ちで正面衝突してリングを揺るがした。呼応するように諏訪魔もジョーにショルダータックルを連発し、こん身のラリアットでなぎ倒して気を吐く。ディランを相手にしてもフライングショルダーを放ち、ジャーマンで巨体を投げてみせた。

 諏訪魔に復調の兆しがみられる中、終盤になって石川が賭けに出た。ボンバーのパートナーであるブライアントをローンバトルに追い込むと、チャンスとみた石川は5・21新木場大会同様、「Let's signature move!(得意技をやろう)」と諏訪魔に英語で呼びかけた。前回は諏訪魔が意味を理解できず、敗戦の引き金となってしまった。ショック療法に近いものがあったが、しっかり意味を記憶していた諏訪魔が「よし、わかった!」と呼応。境川を久々にさく裂させて流れを引き寄せ、石川のファイアーサンダーによる勝利につなげた。

 4度目にして前哨戦初勝利。暴走大巨人がザ・ボンバーにようやく一矢報いた。しかも鬼門といえる英語を克服しての快勝。諏訪魔は「少し前向きだね。このままいけんじゃねぇかな」と光明を見いだせたようで、「ここで外国人苦手意識というのを完全に克服したいなと。この勢いでいきたい」とV1戦へ向けて誓うばかり。石川も「どんどんワードを増やして、40を超えて英語力を増すという全盛期ぶりを」と絆だけでなく英語力をさらに進化させていく構えをみせていた。

【試合後の諏訪魔&石川】
▼石川「いやぁ、やっと前哨戦1個、貸しは返したかなというところがあるんで。一発一発やっぱ強いんでね。パワーという面では分が悪いかなというのがあるんですけど、それはタッグの絆と何とか粘ってね最後。神戸の戦いもきついと思いますけど、乗り越えたいなと思います。ちゃんと英語も理解してくれたし」

▼諏訪魔「わかったよ。でも少し噛んだでしょ? 最初。違うこと言ってたでしょ?」

▼石川「シグナルって言いましたね(苦笑)」

▼諏訪魔「シグナルは何となくわかった。そういうことねって」

▼石川「今、ネット社会なんで、俺が何と言ったかちゃんとわかってくれるんで。どんどんワードを増やして、40を超えて英語力を増すという全盛期ぶりを。いけるんじゃないですか、このままいったら。面白いですね。新しいガイジンも面白いし、いろいろ来ますけど、俺らが跳ね返していかないとつまんないと思うんでね。いろんなガイジンも日本人もみんなぶっ倒して俺らがナンバー1タッグチームだと証明したいなと思います」

――英語を理解できたのは明るい材料では?

▼諏訪魔「少し前向きだね。このままいけんじゃねぇかななんて思うし。ディランとも何となく気持ちが盛り上がってきてるなって感じるしね、前より。当然、ジョーとは昔からやり合ってる仲だしさ。ここで外国人苦手意識というのを完全に克服したいなと。この勢いでいきたいと思います。神戸勝ちます」

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