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5/26【全日本】世界ジュニア戦へ佐藤断言「俺の気持ち受け止めてくれるのは青木篤志だけ」

『2019 SUPER POWER SERIES』京都・KBSホール(2019年5月26日)
○佐藤光留vs大森北斗×

 佐藤が6・18後楽園大会での世界ジュニア挑戦へ向けて「胸いっぱいの気持ち受け止めてくれるのは青木篤志だけ」と断言し、盟友とのタイトルマッチにかける思いを吐露した。

 5・20後楽園大会で青木が岩本を破って4度目の世界ジュニア戴冠。試合後に現れた佐藤が次期挑戦者に名乗りを上げ、6・18後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。

 この日、佐藤は第2試合で北斗と対戦した。総合格闘技の経験を持つ北斗が積極果敢にグラウンド勝負を挑んできても、しっかり対応。「レスリングの途中に巧妙に打撃入れてきた」と振り返ったように寝技の攻防の中で左目を腫らし北斗の、飛びつきヒザ十字固めに捕まる場面もあったが、最後はバックドロップで貫録勝ちを収めた。

 試合後、佐藤は食い下がってきた北斗を「さすがパワー・オブ・ドリームだね。スキあらばいこうと思ったんだけどね。食えねぇ奴だ、あのヤロー。でも嫌いじゃないよ」と評価。「いいんじゃない。大森北斗、足すくってくるなら。その代わり倍返しだよ。それが怖くねぇならいつでもきやがれ。大歓迎だよ」との構えをみせた。

 北斗の奮戦に手を焼いたが、「覚悟が違うから、思いが違うから。俺と青木篤志が全日本ジュニアだから! ここでコケてるわけにいかないんだよ」と言い切ったように、青木との世界ジュニア戦を控えている今の佐藤に負けは許されない。全日ジュニアをともにけん引してきた自負があるからこそ、「ベルトを獲った青木篤志を見て、いてもたってもいられなくて」と熱戦の末に頂点に返り咲いた盟友の姿に触発されて挑戦を決意。そしてタイトルマッチが決まった今、「一日一日、やべぇ、もう24時間過ぎちゃった。寝るのももったいない。もし試合がないなら練習するし、練習がないなら俺は何かプロレスのためにプラスになることしかしてない」と1分1秒も無駄にせず日々を過ごしている。それほどに6・18後楽園決戦へかける思いは強く、佐藤は「その胸いっぱいの気持ち受け止めてくれるのは青木篤志だけ」と断言した。

 世界ジュニア挑戦は昨年10・10後楽園大会で当時の王者・近藤修司に挑んで以来、8ヵ月ぶり。しかも相手は盟友・青木。これ以上ない舞台で佐藤の熱い思いが爆発するのは間違いない。

【試合後の佐藤】
――左目が腫れているが?

▼佐藤「さすがパワー・オブ・ドリームだね。スキあらばいこうと思ったんだけどね。食えねぇ奴だ、あのヤロー。でも嫌いじゃないよ。レスリングの途中に巧妙に打撃入れてきたね。でも全然大丈夫。なぜなら覚悟が違うから、思いが違うから。俺と青木篤志が全日本ジュニアだから! ここでコケてるわけにいかないんだよ。その責任感だね」

――世界ジュニア挑戦を表明した時「いてもたってもいられなかった」と言っていたが?

▼佐藤「今もですよ。一日一日、やべぇ、もう24時間過ぎちゃった。寝るのももったいない。もし試合がないなら練習するし、練習がないなら俺は何かプロレスのためにプラスになることしかしてない。幸せだよ。その胸いっぱいの気持ち受け止めてくれるのは青木篤志だけだと思った。でもいいんじゃない。大森北斗、足すくってくるなら。その代わり倍返しだよ。それが怖くねぇならいつでもきやがれ。大歓迎だよ。面白ぇな、あのヤロー。いろんなバックボーンがあるでしょ。まさか生まれた時、オギャーって言ってる時から全日本じゃないだろ。それまでがあるだろ。それまでだって使っていいんだよ。佐藤光留、忘れるなよ。全日本プロレスじゃねぇんだよ。愛があるだけなのさ。佐藤光留倒すために全日本プロレス以外のもの持ち込んだって別に悪かねぇんだよ。倒しゃあ、それが全日本だ。勝ちゃあいいんだよ」

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