プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/28【NOAH】潮崎と鈴木秀樹に遺恨発生 W前哨戦は清宮制すも…

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年5月28日)
GHC選手権ダブル前哨戦スペシャル6人タッグマッチ ○清宮海斗&中嶋勝彦&潮崎豪vs杉浦貴&鈴木秀樹&KAZMA SAKAMOTO×

 GHCヘビー&GHCタッグ両王座戦に向けた“ダブル前哨戦"をGHCヘビー級王者・清宮が制して防衛へ弾み。一方で潮崎と鈴木に遺恨が生まれ、鈴木は「テメーがだらしないから、今こうなってる」と潮崎を切り捨てた。

 6・9後楽園大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)清宮vs杉浦(挑戦者)」、6・13大阪大会のタッグ王座戦「(王者)中嶋&潮崎vs杉浦&KAZMA(挑戦者)」に向けたダブル前哨戦がメインで実現。そこに“杉浦軍"の鈴木が混ざったことで、あらゆる化学反応が生まれた。

 やはり王座戦を控える杉浦と王者トリオが、いつもと変わらぬ激しい火花を散らしたものの、中盤過ぎに強烈な意地をぶつけ合ったのは潮崎と鈴木。潮崎が強烈な逆水平、鈴木は強烈なエルボーを真っ向から打ち合う。鈴木はマシンガンチョップを露骨に顔をそむけて嫌がったものの、得意のスープレックスで潮崎をぶっこ抜いてみせた。

 終盤にはKAZMAが杉浦軍連係で清宮を追い込み、こん身の掌打で決定機を作ったものの、清宮も屈さず。逆にドロップキックを連発して杉浦軍をことごとく返り討ちにするや、KAZMA相手に中嶋がトラースキック、潮崎が豪腕ラリアットをぶち込んで援護だ。最後は清宮がタイガースープレックスで固めて3カウントを奪い、ダブル前哨戦は若き王者が制した形となった。

 とはいえ試合後に“毒"と“異物感"を撒き散らしたのは鈴木だった。試合が終わっても場外でイスを片手に潮崎とにらみ合い、清宮からマイクで「鈴木選手、またノアのリングで戦ってください」と呼びかけられても、「お前な、俺に手加減するな。殺すぞ」とバッサリ。返す刀で「ノアはお前だよ」と潮崎に“ロックオン"した。

 潮崎も「鈴木! いつでも来い」と受けて立つ構えを示したものの、バックステージでも鈴木は辛らつ。「チョップはもの凄く痛かった! 今までで一番痛かったっすね。かわしたんですけど、痛かった。振り向かせる力、押さえつける力っていうか。他の選手とは違うチョップの打ち方なのかなって思いました」と評したが、「それだけに『じゃあ、お前力出せよ』って。テメーがだらしないから、今こうなってるって。言っといてください、アイツに!」と潮崎を戦犯指定しながら怒り心頭だった。

【試合後の清宮】
▼清宮「もう相手は今までやってきた中でもチームとしてメチャクチャガツガツ来る感じだと思ったからね。自分からハングリー精神を持って行こうと今日は思ってました」

――序盤は攻め込まれる場面もあったが、しっかりと返した

▼清宮「負けてられないですよ。なんでかって、俺はこのベルトを持ってるからね。このベルトの重みっていうのもわかっているから。他から来た選手とか、ノアの選手もそうだけど、絶対にやられたらやり返す。そういう気持ちです」

――対杉浦選手も凄い戦いになりそうだが?

▼清宮「向こうは本当に百戦錬磨だし、俺はもうタイトルマッチも経験しているから。でも、それ以上で向こうは来ると思うんで。僕も今まで初めてこのベルトを獲ってから、いろんな経験を積んできている自信があるので。必ず壁を越えて、新しい景色、もっと上のステージに行ってみせます」

――鈴木選手の印象は?

▼清宮「想像通りで、メチャメチャ一発一発が重い。打撃が重いし、序盤のグラウンドでもまったく引かずに制してこようとするのでね。凄いやりにくい相手でした」

――マイクで言い合う場面もあったが、今後に向けては?

▼清宮「今はこのベルトを守る立場にあるので。これからドンドンこのベルトを守っていかなきゃいけないので。その中で、この点が線に繋がることも絶対あると思うので。もし、そういう時は今まで以上…『遠慮すんな』って言われたけど、俺は遠慮しているつもりはないけど、今まで以上でやりたいと思います」


【試合後の中嶋&潮崎】
――今日の試合はどうだった?

▼中嶋「いやあ、逆にどうだったですか?」

――凄い試合になった

▼中嶋「刺激感じたでしょ? ゾクゾクしたでしょ? まだでもこれ前哨戦だから。これから楽しみでしょ?」

――潮崎選手、鈴木選手とも刺激的だったし、凄いリング上となった

▼潮崎「6人いたからね、全員で。鈴木、いいよ。もっとやろうぜ。まだまだ今日のなんてさわりだろ? ドンドンドンドン深くお互いをわかり合っていきましょうよ」

――王座防衛を視界に入れたという点では?

▼潮崎「大変だね。挑戦者も。KAZMA SAKAMOTOはタッグ、杉浦貴はシングルとタッグ。どっち見てるんだろう? 全然、今日の杉浦貴なんて。まだまだあんなもんじゃないだろう」

――リング上は刺激ばかりの状況だが?

▼潮崎「それはね、ノアのリングには勝さんと俺のAXIZがいる。刺激的、それは当たり前のことですよ」

▼中嶋「まあ、今日で満足しては困るよ。まだ始まったばっかりだから。もっと俺たちの試合でゾクゾク感じたいでしょ? 俺たちAXIZがいるから心配するな。これ以上にさらにゾクゾクさせてやるから。俺たちAXIZが中心だってことを忘れるなよ」

【試合後の鈴木秀】
――チャンピオンの清宮と当たってみて?

▼鈴木「知りません!」

――胸に(潮崎の)チョップの跡が残っているが?

▼鈴木「おもしろかったっていうか…“もうちょっとできるだろ?"って思いました。ただ、チョップはもの凄く痛かった! 今までで一番痛かったっすね。かわしたんですけど、痛かった。振り向かせる力、押さえつける力っていうか。他の選手とは違うチョップの打ち方なのかなって思いました。それだけに『じゃあ、お前力出せよ』って。テメーがだらしないから、今こうなってるって。言っといてください、アイツに!」

プロ格 情報局