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5/28【NOAH】Jr.タッグリーグ開幕…YO-HEY決死ダイブ敢行も…小川&鼓太郎と初戦痛み分け

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年5月28日)
公式戦 △YO-HEY&HAYATAvs小川良成&鈴木鼓太郎×

 欠場の原因となった左胸をスティンガーに一方的に攻められたYO-HEYだったが、鉄柵超えトペコンヒーロで決死のダイブを敢行。挽回を図ったものの、小川にリングインは阻止され、「GLOBAL Jr. TAG LEAGUE」初戦は両者リングアウトの痛み分けとなった。

 スティンガーと共闘していたYO-HEYだったが、3連覇を狙ってHAYATAと再合体。RATEL'Sに改めて合流した。左自然気胸のため、1ヵ月欠場していたものの、ジュニアタッグリーグ開幕戦で復帰。HAYATAとのタッグで、小川&鼓太郎と激突した。

 裏切ったYO-HEY制裁を狙う小川&鼓太郎は入場時に背後から花道で襲撃。欠場の原因となったYO-HEYの左胸に照準を絞り、あの手この手で一点集中攻撃を仕掛ける。鼓太郎がブレーンバスターの体勢から鉄柵に胸から叩きつければ、小川は鉄柱を使って胸を絞め上げた。

 タッチするチャンスもことごとく潰され、一方的に暴行されたYO-HEYだったが、カウンターのドロップキックを突き刺して一矢報いると、フラストレーションを溜め込んでいたHAYATAが躍動。いい場面でYO-HEYが再びリングに飛び込む。飛びつき式フェイスクラッシャーや延髄斬りなど胸へのダメージを感じさせない動きで歓声を巻き起こした。

 しかし、鼓太郎のストマックブロックを食らうと急ブレーキ。再び苦闘を強いられる。HAYATAとの連係攻撃も防がれ、パワーボムでの同士討ちを誘発された。それでもYO-HEYは勝負を捨てず、ドロップキックで鼓太郎を場外に蹴落とすと、エプロンからダブルニーアタックを発射する。そして、コーナーに上がると、鉄柱と鉄柵を飛び越えて決死のトペコンヒーロでダイブ。場内は「YO-HEY」コール一色に。

 捨て身の一撃で勝機をたぐり寄せたかに見えたが、小川は場外バックドロップでリングインを阻止。負けじとHAYATAが倒立キックで鼓太郎を場外に転落させたものの、小川がHAYATAを排除。YO-HEYはそれでもリングに滑り込んだが、時すでに遅し。無常にも両者リングアウトの裁定が下った。

 惜しくも白星スタートとはいかなかったYO-HEYは「絶対に勝たなあかん対決やったし、それを『負けへんかった、引き分けだったからまだいい』みたいな甘いこと言っとるようじゃ俺らの三連覇というラブストーリーは絶対に達成できへんから。今日はほんまに申し訳ない」と肩を落としたものの、「肺に穴が開いて、今日は病み上がりの復帰戦で、なんか言い訳するのも悪いけど、確かにしんどかったけど、全然問題なかったから。穴が開こうが、嫁さんの愛の力で、ピューンって決めてくれるから、何の心配も無い」と強気に宣言。「喋りすぎて、もう1回肺に穴が開くのも何だから、何か喋って終わろう!」と呼びかけると、HAYATAもいつものように「…同じや!」と返し、絆の強さを垣間見せた。

 一方、小川は「ちょっとYO-HEY意識しすぎて、狙いすぎて失敗したかな」と反省したものの、YO-HEYへの怒りは増幅した形に。鼓太郎が「まずYO-HEY。そんな中途半端な答えを出したんだったら、自分でそのケジメはつけろよって」と迫ると、小川も「…この続きはないよ」と通告した。

【試合後の小川&鼓太郎】
――リングアウトという結果について?

▼小川「ちょっとYO-HEY意識しすぎて、狙いすぎて失敗したかな。でもまぁ、なんでもないっしょ」

――YO-HEYへの思いは?

▼小川「ある意味、俺と鼓太郎から離してあげて、良いチャンスを与えてあげたつもりも少しあったんだけど、『またRATEL'Sに戻るんだ』って、ちょっと残念な感じで。俺らと離れてRATEL'Sに戻るんじゃなくて、また違う方向に行けばもっと面白い展開になるかな…って期待も込めてたんで。まぁ俺と鼓太郎と組んでても、ちょっと違ったからね、あいつは。ベースとなってるものも全然違うし。やっぱり俺と鼓太郎の中に入ってくると、戸惑ったというか、ちょっと合わなかったね」

――鼓太郎選手は?

▼鼓太郎「まずYO-HEY。そんな中途半端な答えを出したんだったら、自分でそのケジメはつけろよって」

――続きはある?

▼鼓太郎「もちろん。このままじゃ終わらないし、まだまだ。俺は小川さんがいればそれでいいから」

▼小川「…この続きはないよ」


【試合後のHAYATA&YO-HEY】
▼YO-HEY「おい! ああ、きつ…。ドロッドロの昼ドラみたいな展開から、俺ら金髪夫婦? 銀髪夫婦か今は。わからんけど、俺ら夫婦の愛の物語がこの開幕戦に向けて最高のピンピンなピークになって、絶対に勝たなあかん今日の初戦。しかも相手! 俺がポイ捨てされたスティンガーのあの2人に絶対に…。優勝がどうこうじゃない。絶対に勝たなあかん対決やったし、それを『負けへんかった、引き分けだったからまだいい』みたいな甘いこと言っとるようじゃ俺らの三連覇というラブストーリーは絶対に達成できへんから。今日はほんまに申し訳ない。肺に穴が開いて、今日は病み上がりの復帰戦で、なんか言い訳するのも悪いけど、確かにしんどかったけど、全然問題なかったから。穴が開こうが、嫁さんの愛の力で、ピューンって決めてくれるから、何の心配も無いし。喋りすぎて、もう1回肺に穴が開くのも何だから、何か喋って終わろう!」

▼HAYATA「…同じや!」

▼YO-HEY「プシュー!」

※座り込みそうになったYO-HEYにHAYATAが肩を貸して去っていく

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