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5/28【NOAH】丸藤復帰、拳王-人生ノアで師弟対決も…唯一ジュニアの原田が“主役"強奪

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年5月28日)
○原田大輔&丸藤正道&新崎人生vs拳王&マサ北宮&小峠篤司×

 ノアマットで拳王と新崎人生の“師弟対決"が実現。丸藤も約1ヶ月ぶりに復帰したものの、試合で“主役"をかっさらったのは、“ヘビー級食い"に成功したノアジュニアのエース格・原田だった。

 同郷の人生に憧れてレスラーを志した拳王。反骨集団『金剛』を率いる身として、かつての師と向き合った。その人生とタッグを組んだのは、腰のヘルニアから約1ヶ月ぶりに復帰した丸藤。拳王にとっては、師匠&怨敵を一度に相手する舞台となった。

 序盤から丸藤相手に徹底して意地を張り合った拳王。中盤過ぎには人生との師弟対決が実現し、ともに輪廻(オーバーヘッドキック)を打ち合って相譲らずの大の字となった。

 だが、最後に“主役"をかっさらったのは、“唯一ジュニア"の原田だった。終盤にはかつて桃の青春タッグを組んだ小峠と激しく火花。金剛得意の連続ダイブ攻撃で窮地に陥ったものの、小峠のキルスイッチを鮮やかな丸め込みで切り返すや、すかさず丸藤が虎王、人生が地獄突きで原田を援護。原田もこん身のローリングエルボー、ニーアッパー、そして片山ジャーマンで固めて“ヘビー級"の小峠から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 ジュニアタッグリーグ戦の開幕戦だけに、ノアジュニアの“エース格"として原田が意地と好調っぷりを示した形。試合後は人生と握手したものの、犬猿の仲?の丸藤には蹴りを入れて場外へと排除して、主役然と単身リングに仁王立ちした。

 一方で人生「拳王。俺の首を取るとか、取らないとか言ってるらしいな。“まだ"52なんだよ。あと20年くらい待ってくれ」。そうマイクで穏やかに呼びかけ、場内をうならせた。一方の拳王もマイクをつかみ「俺をプロレスの道に進ませてくれた新崎人生…さん。52…。今すぐにでも倒してやるからな!」と悔しげに絶叫、バックステージでは「こんな負けでな、へこたれてねえぞ! 必ずこのプロレスリング・ノアのリングをダイヤモンドのような輝きにしてやるからな!」とやはり反骨心をむき出しにした。

【試合後の丸藤&人生&原田】
――人生選手、拳王選手に一言あれば

▼人生「拳王とは本当に何年ぶり…5年も6年も確か交わってないと思うんですけど、その時間を超えた気持ちのいい戦いが…。まあ、口ではああいうことを、丸藤に対してとか言ってますけど、心は非常にノアに感謝していると思うので。これからもノアをかき回して、盛り上げてもらえたらなというふうに思います」

――リング上では人生選手自身から「まだ」という言葉もあったが?

▼人生「そうですね。まだまだ。私も52歳なんで、まだこれからだと思ってますので。まだやられるわけにはいきません」

――丸藤選手、復帰おめでとうございます

▼丸藤「ありがとうございます」

――原田選手との関係も気になるところだが?

▼原田「何もない。何もない」

▼丸藤「今日は良かったな。勝ってな。大したもんだよ。小峠はヘビー級だ、お前」

――原田選手はどういう思い?

▼原田「嫌い。それだけです」

――丸藤選手は?

▼丸藤「ムカつく」

▼原田「僕にとって人生さんというのは前にいた大阪プロレスの頃からよく試合を拝見させてもらったんで。今日はそういう意味では、一緒のリングに立てて嬉しかったです。あとは…まあ、いいや」

――ジュニアタッグリーグに向けての意気込みは?

▼原田「公式戦3つ見てて、どこも面白い試合が続いていたので。やっぱりノアジュニアを世界一の戦いにするためにも、しっかりと広島から始まる公式戦に全部勝って、優勝したいなと思います」

▼人生「それにしてもあれだね。丸藤は人望がないのかどうかわからないけど、凄いね。団体の中でポジションがよくわからないよね、本当に。面白い。俺は丸藤選手の味方だから」

▼原田「俺は敵だから」

※2人が去っていくと

▼丸藤「俺はどこに行けばいいんだ? どこに行ったらいいんだ?」

――今日は拳王選手からもアピールがあったが?

▼丸藤「あいつはいつもだ。嬉しいんだろ? 俺が帰ってきて。恋した恋人が目の前にいるような気持ちなんじゃないか、拳王は。たまんねえだろ、俺がいて。あとはジュニアタッグリーグ。原田は今日小峠から勝ったが、しっかりしろよ、ジュニア。つまらねえ試合をするなよ、絶対。俺たちが作り上げたノアジュニアを絶対に汚すな。お前らでもっと上に持っていけ。以上だ」

【試合後の拳王ら金剛】
▼拳王「クソ…俺たちは強い信念持ってんだ! ノアは変えようっていう強い信念、強い思いがあるんだ! こんな負けでな、へこたれてねえぞ! 必ずこのプロレスリング・ノアのリングをダイヤモンドのような輝きにしてやるからな!」

▼北宮「帰るぞ!」

▼稲村「はい!!」

プロ格 情報局