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5/28【NOAH】初来日リッジウェイがいきなり大原撃破、熊野組が杉浦軍破って白星スタート

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年5月28日)
公式戦 ○クリス・リッジウェイ&熊野準vsNOSAWA論外&大原はじめ×

 初来日のリッジウェイがアンクルホールドでいきなり大原を撃破。初めて組んだ熊野とのコンビで臨む「GLOBAL Jr. TAG LEAGUE」で白星発進を遂げた。

 初来日のリッジウェイはイギリス・リバプール出身の25歳。総合格闘技や空手の心得のある高い格闘能力を備えたレスラーで、拳王や原田大輔、ザック・セイバーJr.、ウィル・オスプレイ、KUSHIDAらと激闘を繰り広げて評価を上げてきた。ノア初参戦で熊野とのコンビでジュニアタッグリーグにエントリー。初戦で杉浦軍の大原&論外組と激突した。

 リッジウェイがあいさつ代わりに冒頭から関節技で大原と渡り合い、どよめきを誘ったが、その後は杉浦軍コンビのペースに。これまでタッグを組んだことがほとんどない大原と論外だったが、抜群のコンビネーションを発揮。カニバサミ→延髄ギロチンドロップ→キャメルクラッチ→顔面低空ドロップクキックに繋げる愚連隊連携も披露すると、不意を突いて股間から鉄柱に叩きつけるなどやりたい放題に熊野を攻め立てた。

 しかし、熊野は意地のラリアットを大原に叩き込んで一矢報いると、代わったリッジウェイがその秘めた力をあらわにする。杉浦軍の連携をかいくぐって、鋭いミドルキックで2人をメッタ打ちにすると、大原にはハーフハッチやジャーマンをお見舞いした。

 大原も得意のムイビエンで挽回。熊野のカットが間に合うが、杉浦軍の合体フェイスバスターがさく裂して排除に成功する。大原はリッジウェイにカナディアン式ストマックブロックを敢行してダメージを与えると、試合を決するべく再びムイビエンへ。

 だが、リッジウェイはアンクルホールドで切り返すと、立ち上がろうとした大原の足を固めたままジャーマンを敢行。不意を突かれて動きの鈍った大原をなおもアンクルホールドで絞め上げ、逆転の一本勝ちを奪い取った。

 来日初戦でいきなり白星を掴み、後楽園の観客にその実力を見せつけたリッジウェイは「はじめての日本での試合、そしてノアでの試合。クマノが僕のいいところを引き出してくれたね。だからこそ勝利をつかむことができたよ」と満足げ。初タッグながらチームワークも機能しただけに、熊野も「このチームだったら今年のジュニアタッグリーグ、行けるんじゃないですか? このまま切磋琢磨しながら、初出場、初優勝、やってやります」と手応えを感じた様子だった。

 一方、敗れた大原は「想定外だった。ちょっとそれで計算が狂ったね。で、俺もちょっと取り乱しちゃって、取られちゃったけど、今日は初対決だったから。ちょっと今日は不覚を取った。次だね」と敗戦の弁。論外は「今日はそんな大事じゃない。リーグ戦で開幕戦から勝つチームなんて、優勝できないんだよ。それよりもほぼほぼ初タッグ。意外にスペイン語がやっぱ通じるよ。いけるよ」と巻き返しを宣言した。

【試合後の熊野&リッジウェイ】
――試合の感想を

▼リッジウェイ「はじめての日本での試合、そしてノアでの試合。クマノが僕のいいところを引き出してくれたね。だからこそ勝利をつかむことができたよ」

▼熊野「凄いやりやすい! 超いい選手。このチームだったら今年のジュニアタッグリーグ、行けるんじゃないですか? このまま切磋琢磨しながら、初出場、初優勝、やってやります」

――ノアのマットに上がってみて?

▼リッジウェイ「観客の反応の凄く良かったし、やりやすかったね」

【試合後の大原&論外】
※大原は足のダメージからコメントブースで座り込んでしまう

▼大原「クソ! 取られた!」

▼論外「今日はそんな大事じゃない。リーグ戦で開幕戦から勝つチームなんて、優勝できないんだよ。それよりもほぼほぼ初タッグ。意外にスペイン語がやっぱ通じるよ。いけるよ。グラシアス」

※論外が去っていく

――リッジウェイ選手の印象は?

▼大原「スゲエじゃん。ビックリした。見てた? 腹にヒザを入れてやったんだよ。あれで動けなくなると思って、ムイビエンで仕留めにいったら…。ああいう取られ方したの初めてだし、足を取られたから足関節で来ると思ったんだよ。投げられたでしょ、そこから。想定外だった。ちょっとそれで計算が狂ったね。で、俺もちょっと取り乱しちゃって、取られちゃったけど、今日は初対決だったから。ちょっと今日は不覚を取った。次だね」

――次はHAYATA&YO-HEYとの試合となる

▼大原「リーグ戦だからね。ここで負けたのを引きずってられないから。去年、川崎の目の前で試合に負けた。この悔しさっていうのは忘れてないから。必ずあいつらには勝ちますよ。そして、今日は負けたけどね、這い上がって、川崎に向けてムイビエンに行きます。というわけで、今日もムイビエン」

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