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6/2【全日本】ボンバー突破 暴走大巨人が世界タッグV1でThe End迎撃へ、石川は一日限定Evolution入り

『2019 SUPER POWER SERIES』最終戦 兵庫・神戸サンボーホール(2019年6月2日)
世界タッグ選手権試合=○諏訪魔&石川修司vsジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス×

 暴走大巨人がザ・ボンバーを苦闘の末に突破し、世界タッグ王座初防衛に成功。次期シリーズでのThe End迎撃を宣言し、石川は7・13横浜大会の一日限定でEvolution入りに合意した。

 諏訪魔&石川にとって今シリーズは苦しい状況の連続だった。外国人恐怖症にさいなまれ、前向きさを取り戻した石川とは対照的に、諏訪魔はトラウマを克服できないまま、この日のボンバーとの初防衛戦を迎えた。

 前哨戦で圧倒され続けた印象を残したが、本番でもやはりボンバーの前に苦戦を強いられた。序盤から石川が場外戦でのツープラトン攻撃で戦線離脱に追い込まれ、諏訪魔は早くもローンバトルに。ボンバーのダブルタックルを食らうなどペースを握られた。

 ならばと蘇生した石川が串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプの連続攻撃で巻き返し、ランニングニーリフトを打ち込んで流れをつかみかけたが、ディランのラリアットでせき止められてしまう。それでも諏訪魔がディラン相手に必死の反撃をみせたものの、ディランのラリアットによって動きを止められた。

 それでも暴走大巨人はディランにサンドイッチラリアットを叩き込んで反撃。ボンバーのダブルブレーンバスターといった連係をしのいだ諏訪魔がジャーマンでディランを投げ飛ばすと、石川もジョーの介入をフライングボディアタックの相打ちで食い止めたが、ディランのパワースラム、パワーボムの猛攻によって諏訪魔がまたも劣勢に追い込まれた。、

 じれったい時間が続いた暴走大巨人だったが、石川の好フォローが流れを呼び込んだ。ジョーとディランがボンバードライバーで仕上げに入ろうとしたところに飛び込んで阻止。ボンバーが合体パワーボムで撃退しようとしても、まさかのフランケンシュタイナーで返り討ちにした。そのままディランを孤立させると、暴走大巨人は暴走デストロイをさく裂させてようやく勝機を見出した。諏訪魔がラリアットで追い討ちをかけ、ディランに逆水平を連発されても意地で倒れず。逆に左右のダブルチョップの乱れ打ちで応戦すると、バックドロップを敢行。こん身のラリアットでディランをなぎ倒し、最後はバックドロップホールドを爆発させてようやく3カウントを奪った。

 苦闘の末に暴走大巨人がボンバーを撃破し、世界タッグV1を飾った。防衛ロードの第一歩を踏み出し、タッグの頂点を死守。「スタミナとかはこっちの方があるって思ってたんで。最後、チャンスで一気にいこう」(石川)との作戦がはまって勝利をつかみ取ることができた。

 諏訪魔もようやくトラウマ払しょくの明確なきっかけをつかんだ。「勝ったけどさ。もっと払しょくしたいのがあるんだよね。まだまだ向こうの意地っていうのも感じたし、それで押された部分もあるんだけど、もっと圧倒したかったのがあるんだよね」とまだ克服しきれてはいないものの、マイナス要素は消え去ったようだ。そこで石川は「防衛したら次はThe Endかなって勝手に思ってたんで。日本のチームはもう倒しきったんで、ガイジンタッグのThe Endやっちまいましょうよ」と改めて宣言。諏訪魔も呼応し、早くもV2戦の相手が決定的となった。

 そして諏訪魔は盟友・石川にEvolution入りのラブコールを送った。7・13横浜大会でEvolution興行を控える中、「Evolution入ってよ。一日でいいよ」と限定加入を提案。当初は困惑していた石川も快諾し、諏訪魔は「やっぱし石川修司を一番意識してやってるんだし俺。ぶつかりたい」と横浜大会での暴走大巨人対決を熱望した。

 大きな関門・ボンバーを突破し、The End迎撃を宣言。そして直接対決も浮上した。全盛期を証明するためにも暴走大巨人の爆走は止まらない。

【試合後の諏訪魔&石川】
▼諏訪魔「いやぁ石川選手、足引っ張りそうになった」

▼石川「僕も場外でやられて、だいぶ離脱したんで。でも最後、諏訪魔さん信じて」

▼諏訪魔「いやぁ、ありがとうございます」

▼石川「やっぱね、強いね。どうみてもこっちが押されてたのは間違いない。パワーじゃ分が悪かったですね、やっぱ。スタミナとかはこっちの方があるって思ってたんで。最後、チャンスで一気にいこうというのがあったんで、いけてよかったなと。向こうの意地も感じたんでね、また機会があればやることがあると思うんで

――ボンバーに勝ってトラウマは払しょくできた?

▼諏訪魔「いやぁ、勝ったけどさ。もっと払しょくしたいのがあるんだよね。まだまだ向こうの意地っていうのも感じたし、それで押された部分もあるんだけど、もっと圧倒したかったのがあるんだよね。ただ時間が伸びてくれば伸びてくるだけスタミナの差も出てくるだろうしさ。そこは日本人の強みというかね、やっぱスタミナというところでは負けたくないんでね。まだまだダメだな(苦笑)」

▼石川「The Endが世界タッグ挑戦するって言ってきたんで、防衛したら次はThe Endかなって勝手に思ってたんで。日本のチームはもう倒しきったんで、ガイジンタッグのThe Endやっちまいましょうよ」

▼諏訪魔「そうだね」

▼石川「今度こそ会心の勝利をして、このベルトにふさわしい世界タッグ王者としてのアレをもう一回ね、完璧なものにしたいなと思います」

▼諏訪魔「言っちゃったね、The Endって名前言ったね」

▼石川「いいですか?」

▼諏訪魔「いや、いいんじゃない」

▼石川「やりましょうよ。目標がある方が我々全盛期ですけど、トレーニングに精出せるんで」

▼諏訪魔「一番のライバルは石川修司なんだ。そこは…あ、そうだ。思い出した。Evolutionと神戸シーバスのTシャツ着てたよね、入場の時」

▼石川「神戸の英雄・諏訪魔さんの…」

▼諏訪魔「あれ見た時、似合ってたよ。だから来月Evolutionの大会あるんだよ。Evolution入ってよ。一日でいいよ」

▼石川「一日ですか?」

▼諏訪魔「一日でいいから入ってよ。嫌なの?」

▼石川「いやいや全然。入ります」

▼諏訪魔「一日だけがいいみたいな、それ」

▼石川「コンタクトと一緒でワンデーみたいな」

▼諏訪魔「え、俺、使い捨て?」

▼石川「試しです、試し」

▼諏訪魔「お試し期間ってこと? ならいいや」

▼石川「ぜひお願いします」

▼諏訪魔「俺、勝負したいんだから石川修司と。勝負する機会ないよね。まだまだ外国人のトラウマを払しょくしたら、やっぱし石川修司を一番意識してやってるんだし俺。ぶつかりたいなと」

▼石川「やりましょう」

※諏訪魔&石川が控室に去ろうとすると

▼青木「乾杯やりましょう乾杯。ぜっかく防衛したんだから」

▼諏訪魔「青木さん、ありがとう」

▼青木「出るタイミングうかがってたら、まさかのもう帰っちゃう風だったから。やりましょう座って。せっかくだから」

▼石川「久々ですよ、こういうの」

▼諏訪魔「そうだね」

▼岡田「暴走大巨人の防衛を祝って乾杯!」

▼諏訪魔&石川、青木、岡田「乾杯!」

▼石川「よーし、いきましょう!」

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