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6/15【全日本】野村が援護射撃で歩み寄り? ジェイク「右手出し続ける」

『2019 DYNAMITE SERIES』開幕戦 愛知・露橋スポーツセンター(第2競技場/名古屋市)(2019年6月15日)
○ジェイク・リー&野村直矢&崔領二vs諏訪魔&石川修司&岡田佑介×

 野村がジェイクを援護射撃するなど歩み寄りをみせた。

 「ジェイクは倒すべき敵」とし、これ以上の共闘を断固拒んでいた野村だが、今シリーズ、この日の名古屋、6・23新発田、6・30後楽園の3大会でタッグ結成が組まれた。

 崔とのトリオでジェイクと同じコーナーに並び立った野村は、あくまでも勝負に徹した。諏訪魔相手にショルダータックルを連発すると、石川にダイビングフットスタンプやツームストンパイルドライバーで攻め込まれても、スピアーで意地の反撃をなど躍動。そして自らの手でジェイクにタッチを渡した。

 そして終盤、野村はジェイクが岡田相手にエルボー合戦を展開しているところに飛び込み、スピアーを岡田にぶちかました。さらに岡田をフライングメイヤーでセットし、ジェイク&崔のサンドイッチサッカーボールキックを呼び込んだ。援護射撃を受けた形のジェイクはこれで立て直し、ジャイアントキリング、高角度バックドロップで一気にたたみかけて岡田を仕留めた。

 しかも野村は試合後、これまで頑なに拒み続けてきたジェイクとの勝ち名乗りも受けた。直接タッチ、援護射撃、そして勝ち名乗りと、この日野村がみせた行動はいずれもジェイクへの歩み寄りと受け取れるものばかりだった。これにはジェイクも「俺をやっと味方と認識してくれたかわからないけれども、野村直矢、歩み寄ってくれたね」と実感した。

 思えば2017年7月に世界タッグ王座戴冠を果たした野村とジェイクが同28日にビッグガンズを破って初防衛に成功したのがここ露橋スポーツセンターだった。その後、ジェイクの負傷によって返上を余儀なくされたが、同じ地で二人の距離が縮まったのも因縁めいている。「俺たちは不思議な縁がありまして、ジェイク・リーとして再デビューした時、対角線上に彼が立っていて、世界タッグを獲った時、彼は隣にいて、そしてそして復帰する時は彼はまた対角線に立っていて、必ず節目に野村直矢という存在がいました」というジェイクは、「お互い戦っても、組んでもいいように」との形でライバル関係を継続させていくつもり。「だからこそ俺は彼にあきらめずに、手を出します」とこれからも野村に投げかけ続けていく構えをみせていた。

【ジェイクの話】「同じリングに立って、俺をやっと味方と認識してくれたかわからないけれども、野村直矢、歩み寄ってくれたね。なかなか人生って思うようにはいかない。つらいことだってたくさんある。だからこそ俺は前に、前に、時には後ろを向くけれども、それでも前に、左右を見ながら、上も下も見ながら俺たちは進み続ける。それしかない。そう思ってるから。俺はアジアタッグがあるし、そっちの方もしっかり準備して獲り返すつもりだ。(野村がスピアーで援護射撃した形で、試合後もこれまで拒んできた勝ち名乗りに応じたが、近づいてきた感覚がある?)俺たちは不思議な縁がありまして、ジェイク・リーとして再デビューした時、対角線上に彼が立っていて、世界タッグを獲った時、彼は隣にいて、そしてそして復帰する時は彼はまた対角線に立っていて、必ず節目に野村直矢という存在がいました。だからこそ、僕はもう避けられないものだと思っているし、避けられないっていうふうにマイナスには捉えてないです。これをどういうふうに捉えていくか。イチプレイヤーとして野村直矢もそこは思ったことがあるんじゃないですか。だからこそ俺は彼にあきらめずに、手を出します。お互い戦っても、組んでもいいように。それが僕なりに出した答えの一つ。これが全てではないっていうことは覚えといてください」

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