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6/16【全日本】2度目の前哨戦はヨシタツ制す、三冠初戴冠で「新しい風吹き込む」

『2019 DYNAMITE SERIES〜千葉EXTRA DREAM 22〜』千葉・2AWスクエア(2019年6月16日)
○ヨシタツ&ゼウス&滝澤大志vs宮原健斗&吉田綾斗&青柳優馬×

 2度目の三冠前哨戦はヨシタツに凱歌。三冠ベルト初戴冠による“シングル5冠"を見据え、「新しい風を俺が吹き込む」と豪語してみせた。

 6・30後楽園大会で実現するヨシケン対決による三冠戦。前夜の名古屋大会で前哨戦が幕を開け、王者・宮原が先勝したばかりだ。この日は宮原が青柳&吉田、ヨシタツがゼウス&滝澤とそれぞれ組んで激突し、挑戦者が一矢報いた。

 先発で宮原と対峙したヨシタツはフロントハイキックで先手を取られながらも、ショルダータックルですぐさま反撃。中盤の再激突ではフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの波状攻撃を食らったが、ここからヨシタツの独壇場といえる展開となった。串刺し攻撃を狙う宮原をフロントハイキックで迎撃し、エルボー合戦で火花を散らすと、ミドルキックでボディを射抜いて宮原の動きを止めた。CBJが不発に終わってもヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げ、王者を追い込んだ。

 終盤には両軍が入り乱れる混戦模様となったが、宮原の串刺しブラックアウトを回避したヨシタツはドロップキックで青柳と吉田をまとめてなぎ倒す。孤立した青柳をヨシタツ幻想(ファンタジー)で捕らえると、宮原がカットに飛び込み、ブラックアウトを被弾したが、青柳の串刺しドロップキック、ジャーマンの猛攻をしのぐと、CBJで形勢逆転。最後はコーナーからのダイビングCBJ=ヨシタツ狂想曲(ラプソディー)で3カウントを奪った。

 宮原の眼前で青柳を料理。ヨシタツが2度目の前哨戦を制し、戦績をイーブンとした。試合後、宮原とにらみ合ったヨシタツは「俺にはヨシタツ幻想(ファンタジー)だけじゃなくて、今日最後決めたヨシタツ狂想曲(ラプソディー)もある。6月18日、後楽園ホール、健斗、お前をこの二つの技のどっちかで伸ばす」と通告。「俺が30日、新しい三冠チャンピオン、いや5冠チャンピオンになったら、宮原健斗にみせられない新しい全日本プロレスの風景を皆さんにお見せします」と誓ってみせた。

 「やっぱね、宮原健斗、素晴らしい選手、素晴らしいチャンピオン」。そう認めるヨシタツだが、「やっぱ宮原政権、マンネリしてるところがあるんじゃない?」と疑問符をつけた。「全日本を観に来てくれるお客さんが、ファンの人がハッピーなのが一番」と言い切るヨシタツはそのためにも自分が三冠ベルトを巻くべきと考え、「ここで俺が三冠獲って、誰もなしえたことないシングル5冠。俺がパッて獲ったらね、プロレス界変わるよ。全日本は必ず変わる。新しい風を俺が吹き込むよ」と断言してみせた。その前にまずは2日後の後楽園大会で王者・宮原から直接勝利を奪って弾みをつける構えだ。

【ヨシタツの話】「まぁ、俺、言いたいことはね、いつもリング上で全部言っちゃうから、あのままだけど。やっぱね、宮原健斗、素晴らしい選手、素晴らしいチャンピオン。それはもちろん認めるし、だからこそタッグ組んでるというね、そういうのがあるんだけど、やっぱ宮原政権、マンネリしてるところがあるんじゃない? もちろん自分もなんだけど、全日本を観に来てくれるお客さんが、ファンの人がハッピーなのが一番だと思うから。ここで俺が三冠獲って、誰もなしえたことないシングル5冠。俺がパッて獲ったらね、プロレス界変わるよ。全日本は必ず変わる。新しい風を俺が吹き込むよ。ヨシアーミーの皆さん、一緒に俺とやっていきましょう。We can do it Stay Tuned」

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