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6/28【WWE】トリプルHが11年ぶり日本公演で快勝 AJらザ・クラブと夢合体で好連係

『WWE Live Tokyo』東京・両国国技館(2019年6月28日)
○トリプルH&AJスタイルズ&ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンvsドリュー・マッキンタイア&バロン・コービン&ボビー・ラシュリー&サモア・ジョー

 WWEのCOO(最高執行責任者)でもあるトリプルHが、2008年以来約11年ぶりに選手として日本公演での試合に出場。日本でもおなじみの“ザ・クラブ"との夢合体で好連係を披露し、貫禄勝ちをおさめた。

 49歳を迎えても“ザ・ゲーム"は健在だった。すでに本国でも選手としては“レア出場"にとどまっているが、久々の日本でAJ&アンダーソン&ギャローズとの夢カルテットが実現。マッキンタイア&コービン&ラシュリー&ジョーのヒール連合軍と対決し、個別入場の最後に現れるや、ひときわ大きな歓声を浴びた。

 全盛期と変わらぬ筋肉の鎧をまとって花道を歩き、得意の水噴射パフォーマンスで両国を魅了。試合前にはクラブの面々と“Too Sweet"ポーズで結束してみせた。

 試合ではヒール連合軍がダーティに立ち回りながらも、マッキンタイア、ラシュリーが規格外のパワーを披露。中盤にはAJが捕まったが、マッキンタイアの突進をコーナーに誤爆させて流れをリセットするや、“主役"トリプルHにタッチが渡った。

 飛び出してきたコービン相手にナックルを小気味よく連発。飛びつきココナッツクラッシュ、串刺しラリアットもテンポよく繰り出し、駆け回るコービンをスパインバスターで叩きつけてみせた。

 マッキンタイアのカットプレーを機に、リング上は8人が入り乱れる乱戦状態に。ギャローズのトラースキック、ラシュリーのスピアー、アンダーソンのガンスタン、ジョーの裏落とし…が次々に飛び交う展開となったが、続けてAJが得意のフェノメナルフォーアームでジョーを排除。返す刀でコービンにペレキック(オーバーヘッドキック)を発射し、続けざまにトリプルHが必殺ペディグリーを決めてコービンをマットに沈めてみせた。

 流れるような大技の連発となった最終盤は場内も大盛り上がり。ザ・クラブとの好連係で11年ぶりの日本マット登場を見事に勝利で飾ってみせたトリプルHは、試合後も“Too Sweet"ポーズで勝利を分かち合い、今なお衰えぬ存在感を存分に見せつけてみせた。

プロ格 情報局