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6/29【NOAH】“会社の犬・杉浦軍vs反体制・金剛"開戦 杉浦「去勢して俺たちの犬にしてやる」

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2019』静岡・島田市総合スポーツセンターサブアリーナ(2019年6月29日)
○杉浦貴&KAZMA SAKAMOTO&大原はじめvs拳王&マサ北宮&稲村愛輝×

 “会社の犬"杉浦軍と、“反体制"金剛の軍団抗争が本格開戦した。

 本格的な遭遇はこの日が初めてとなった“杉浦軍"と“金剛"。杉浦と拳王は中盤に激しい打撃戦を展開したが、中盤過ぎにはチーム力を競い合った。杉浦軍トリオが奇声を上げながらの串刺し攻撃3連発を繰り出せば、金剛サイドも得意の連続投下式波状攻撃で応戦。それでも最後は杉浦が、まゆ毛全剃りの気合男・稲村の猛攻をすべて受け止めたうえで、左ラリアットからの予選スラムでねじ伏せてみせた。

 “金剛"…というより拳王は、今年からノアの親会社となって社内改革に取り組むリデット・エンターテインメントに「会社の犬にはならない」と噛み付き続けているが、経営難の続いたノアの苦しい時代を生き抜いてきた杉浦は「ノアが続くなら“会社の犬"にでも何でもなる」とマイクで宣言して多くの支持を集めた経緯もある。

 一方で杉浦はKAZMAと保持していたGHCタッグ王座から陥落したばかり。この日の試合後にマイクを握ると「おい、金剛! なんかお前ら反体制うたってよ、会社の犬になりたくないらしいな! 俺はどっぷり“会社の犬"だ。俺たち今ヒマだから相手してやろうか?」と挑発。「今からでもいいぞオラ!」と地声で叫んだ拳王がリングインして切れ込んだものの、杉浦は左ラリアットで返り討ちにして仁王立ちを決め込んだ。

 怒りの拳王は「これから金剛が杉浦軍、修羅の道まで連れてってやるからな! これから俺たち金剛と杉浦軍、抗争だ!」と開戦を宣言。杉浦も「望むところ」と受けて立ち、「負けたら、俺たちの犬になってもらう。牙を抜いて、去勢して、飼い犬だ。杉浦軍の飼い犬だ」と金剛を“会社の犬の犬"とすることまで視野に。ともあれ“会社の犬"vs“反体制"開戦の火ぶたが方舟マットで切って落とされた。

【試合後の拳王ら金剛】
▼拳王「クソ…杉浦貴! 杉浦軍!! やってやろうじゃねえかよ! おい!! テメーはな“会社の犬"でもいいかもしんねーな。あれだけ実績があれば、いくらでもチャンス、転がり込むだろ? 俺たちは違うんだよ! 俺たちはお前ほどの実績もない。だけどな、ノアを変えようとする気持ちは、このノアのなかで一番でけえ軍団なんだよ! 俺たち金剛が必ず! プロレスリング・ノアを変えてやるんだよ! おい杉浦貴! いや! 会社の犬の杉浦貴! おういいぞ!? これから金剛が杉浦軍、修羅の道まで連れてってやるからな! これから俺たち金剛と杉浦軍、抗争だ! とことんやってやるぞ! そして、とことんノアを輝かしてやるからなあ」

▼北宮「帰るぞ!」

▼稲村「はい!!」


【試合後の杉浦&KAZMA&大原】
▼杉浦「おい金剛ってチーム組んで、あいつら何か残してるか?」

――これといった実績は残していない

▼杉浦「残してないよな? 口だけだ。でも俺たち杉浦軍。大原は変わろうとしてリーグ戦優勝しようとしてるし、俺たちはタッグリーグ優勝して一度はベルトも巻いた。結果出てるよな? その差だよ。口だけと、実力の」

――反体制をうたう理由は理解できる?

▼杉浦「それが伝わってこないから言ってんだよな。何も言えねえよな? リーグ戦も制覇してなければベルトも巻いてねえし。伝わらないんだよ」

――拳王は『とことんやってやる』とのことだが?

▼杉浦「望むところだよ。俺らもベルト失ったし、相手してやるよ」

――やるからには解散に追い込むつもりで?

▼杉浦「負けたら、俺たちの犬になってもらう。牙を抜いて、去勢して、飼い犬だ。杉浦軍の飼い犬だ」

――KAZMA選手は?

▼KAZMA「スギさんはこう言ってるけど、個人的にはすっげー楽しみなんだよね。金剛…まだやりたいことが定まってないのかもしれないけど、リング上で闘うとやっぱり面白い相手ではあるよね。基本なんでも面白がっちゃうから、自分。やりがいはあるんじゃないですか? ま、牙抜いて、去勢して、俺たちの犬になる。それもまた面白い。とことんやろうよ」

――大原選手は?

▼大原「僕も会社の犬の一人なんでね。リーグ戦は当たり前に盛り上げるとして…7月下旬のノアのビッグマッチ。カルッツかわさき。俺が必ず去年以上の大会を創り上げようと思ってるし、杉浦軍がその中心にいるように、リング外も含めて俺が引っ張ってくよ。それくらいの気持ちでやります」

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