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6/29【全日本】最後の前哨戦ヨシタツ快勝、全日本愛たっぷりに三冠獲り宣言「革命起こす」

『2019 DYNAMITE SERIES』大阪・門真市立総合体育館(2019年6月29日)
○ヨシタツ&ゼウスvs宮原健斗&青柳優馬×

 三冠戦へ向けた5度目にして最後の前哨戦はヨシタツが王者・宮原の眼前で青柳に快勝。三冠ベルト初戴冠とシングル5冠王によるヒストリーメーカー化を見据えるヨシタツは全日本愛をむき出しに「革命」宣言を発した。

 王者・宮原と挑戦者・ヨシタツによる6・30後楽園大会の三冠戦が明日に迫った。5度目にして最後の前哨戦となったこの日は宮原が青柳、ヨシタツがゼウスとそれぞれ組んでの激突となった。

 この日も両者は本番を見据えたせめぎ合いを展開。のっけから先発で向き合い、裏の読み合いでしのぎを削り、中盤の再激突では宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの波状攻撃に出る。さらに串刺しジャンピングエルボー、ノーザンライトスープレックスで攻め込めば、ヨシタツは延髄斬りで応戦。終盤にはカットに飛び込んだ宮原がブラックアウトをぶち込み、ヨシタツは青柳のロコモーション式ジャーマンで攻め込まれたものの、ハイキックで逆襲。CBJ、ヨシタツ狂想曲(ラプソディー)で一気にたたみかけて3カウントを奪った。

 ヨシタツが宮原の眼前で青柳を料理。これで前哨戦は4勝1敗と大きくリードし、明日に迫った三冠戦へしっかり弾みをつけた。試合後、三冠ベルトを掲げる宮原とにらみ合ったヨシタツはマイクで「俺はね、この会場の数倍の広さ、この会場にいるお客さん、その数10倍のファンの皆様の前で今まで試合してきました。全日本プロレスの選手たち、みんないい選手でしょ? 参戦してるフリーの選手もみんないい選手でしょ? 俺はね、そいつらにその感覚を味わわせてやりたい。唯一それを味わったことのあるこの俺がそういう革命を全日本プロレスに起こしたいと思います」と全日本愛たっぷりに誓った。

 そのためにもヨシタツは自らが三冠王者に君臨することで、「リングで言ったことが全て。あれが俺の本心だよ。そのためには俺がベルトを獲って、まず世界に認知されること」との目的を具現化していくつもり。先日、尊敬する先輩の長州力が引退したばかりで、ヨシタツは「長州さんの意思は俺が受け継ぐ。俺が革命狂戦士になる」と宣言した。ヒストリーメーカー、そして革命狂戦士となるべく、ヨシタツはいよいよ明日、全日本の頂に挑む。

【ヨシタツの話】「リングで言ったことが全て。あれが俺の本心だよ。そのためには俺がベルトを獲って、まず世界に認知されること。それが必要。三冠のベルト、全日本をもっともっと昔の全日本みたいに、馬場さん、鶴田さん、あの頃、四天王がまだ出始めの頃。あの頃の凄い時代に戻さないと。まず世界に出して、そこから大きくなって。俺、全日本の選手たち大好き。参戦してるフリーの選手も。こいつらに俺、あの高揚感というかね、あの景色をみさせてやりたい。もちろん若い奴に夢見させてやりたいしね。いいギャラもらって。それも全てひっくるめて俺は全日本を変えたいと思います。そのためには絶対に三冠チャンピオンは必要なものだから。三冠を獲って、この発言に説得力を持たせますよ。先日、長州さんが引退されましたけど、長州さんの意思は俺が受け継ぐ。俺が革命狂戦士になる。We can do it! Stay Tuned」

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