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7/13【NOAH】清宮二冠狙いの理由は“対世間" 復帰・潮崎は万全強調も谷口は「潮崎狙い」公言 GHCタッグ戦公開調印式

 7・21むつ大会のGHCタッグ選手権試合「(選手権者/AXIZ)中嶋勝彦&潮崎豪vs清宮海斗&谷口周平(挑戦者)」に向けた公開調印式が、神奈川・川崎市内の『タイトーステーション溝の口店』で開かれ、清宮が二冠奪取での“対世間"を視野に。左ヒザじん帯損傷からの復帰が決まった潮崎は万全を強調したが、谷口は“潮崎狙い"を公言した。

 5・27後楽園大会でGHCタッグ王座を奪還したAXIZに、清宮&谷口組が挑戦を表明。中嶋が清宮の持つシングルのGHCヘビー級王座挑戦を交換条件に出して、青森・むつでのタッグ王座戦が決まった。清宮か中嶋に“GHCヘビー二冠"のチャンスが生まれた形となるが、王座戦決定後に潮崎が負傷欠場。7・15後楽園大会での復帰が決まったものの、影響が不安視されるなかでの公開調印式となった。

 足を引きずることなく元気にファンの前に姿を現した潮崎は、まずは“万全"を強調。改めて清宮から“非情な攻め"を通告されても「お手柔らかにお願いします」と笑顔で切り返してみせた。

 その潮崎に「上から目線で格下扱いしてくるのが凄い気になってた」と強い敵がい心を燃やしたのは谷口。「潮崎から取りたい? そのつもりです」と“潮崎狙い"を公言し、「長い間マイバッハとしてやってきて、最終形態の谷口周平として生まれ変わって初めてのチャンス。必ずモノにしたい。そのために谷口周平として生まれ変わった」と決意を口にした。

 中嶋と“二冠"を争う形となった清宮は、二冠奪取の夢を描いた理由について「このキャリア、この年齢で二冠を達成できれば、プロレス界だけではなく、世間にも響かせることができると思うので、必ず達成したいです」と語り、“対世間"がキーワードだったことを明かした。

 一方の中嶋は、潮崎の“復帰"を喜んだうえで「無事に挑戦者を迎えられるということで、青森でも久々のAXIZ全開で行けるんだな…とゾクゾクしてます。個人的には2週間後にカルッツかわさきでシングル挑戦を控えてるので、その前に青森・むつでしっかりと挑戦を受けてAXIZで防衛したうえで、二冠に王手をかけたい」と“王手"宣言。地方大会でのタッグ王座戦開催についても、「日本全国にファンの皆さんはいるし、AXIZファンもいるし、青森にもきっといると思う。そういうファンの前で地方開催でタイトルマッチ。プレイヤーとしても力が入るんで、個人的にはうれしいこと」と王者として腕まくりしてみせた。

 公開調印式における各選手のコメントは以下の通り。

【GHCタッグ王座戦公開調印式の模様】

――王座戦に向けた意気込みを

▼谷口「潮崎が上から目線で格下扱いしてくるのが凄い気になってて、15日の後楽園で復帰するみたいですけど、しっかりと俺たちの強さを見せつけたいと思います。そして21日のタイトルマッチでは、もうAXIZではなく、谷口&清宮なんだということをベルトを獲って証明したいと思います」

▼清宮「まずは皆さん、公開調印式にお越しくださいましてありがとうございます。タッグのベルトを絶対に獲って、シングルとタッグのGHC二冠チャンピオンになって新しい景色を見せたいと思います。このキャリア、この年齢で二冠を達成できれば、プロレス界だけではなく、世間にも響かせることができると思うので、必ず達成したいです」

▼潮崎「皆さんこんにちは! 今日はたくさんお集まりくださいましてありがとうございます。…谷口、お前には絶対奪わせないぞ。このベルトを持って皆さんの前に帰ってきます。よろしくお願いします」

▼中嶋「コメントの前に…まずは豪さん、復帰決まっておめでとうございます。間に合わないんじゃないかって、すごく心配してきましたけど、無事に挑戦者を迎えられるということで、青森でも久々のAXIZ全開で行けるんだな…とゾクゾクしてます。個人的には2週間後にカルッツかわさきでシングル挑戦を控えてるので、その前に青森・むつでしっかりと挑戦を受けてAXIZで防衛したうえで、二冠に王手をかけたいなと思います」

――潮崎選手、ヒザの具合を改めて

▼中嶋「まず復帰おめでとうございます、だろ」

――…復帰おめでとうございます。改めてヒザの具合を

▼潮崎「え? なんすか?」

――復帰が決まったということは、それなりに回復している?

▼潮崎「その通りです!」

――まったく問題ないと

▼潮崎「その通りです!」

――左ヒザという潮崎の弱点があらわになった状態だが、挑戦者チームはどう攻める?

▼谷口「復帰が決まれば関係ないんで、とにかく俺と清宮の強さを見せつけてやります」

▼清宮「復帰というのは明るいニュースかもしれないですけど、欠場していたということは事実。プロレスラーは試合がなければ、試合のスパンが開けば開くほど試合勘に響いて動きが鈍くなると思うんですよ。それはレスラー自身が分かってると思うんで。ヒザの具合も完璧だと言ってますけど、当日になったら分からないので、俺たちは本当にベルトを獲るために非情になっていきたいと思います」

――非情になると面と向かって通告されたが?

▼潮崎「お手柔らかにお願いします」

――地方大会でのタイトルマッチとなるが、チャンピオンとして?

▼潮崎「タイトルマッチは大きい都市でやることのほうが多いですけど、青森県のむつでやるということで、日本全国でノア、GHCという名前を広げる意味では本当に良い機会だと思うんで、しっかりとプロレスリング・ノアの素晴らしさ、AXIZの素晴らしさを広げたいと思います」

▼中嶋「今日来てくれた皆さんは、ほぼほぼ関東ですよね? 今日来てくれた人には申し訳ないと思ってるんですけど、日本全国にファンの皆さんはいるし、AXIZファンもいるし、青森にもきっといると思う。そういうファンの前で地方開催でタイトルマッチ。プレイヤーとしても力が入るんで、個人的にはうれしいことだと思ってます。…あと、長年ノアを担当してる記者のお前。お前もうれしいだろ? GHCのタイトルマッチが青森のむつで開催されるんだぞ? うれしいよな?」

――はい…

▼中嶋「イエスかノーで答えてくれよ。うれしいよな?」

――いえす…

▼中嶋「青森に今すぐにでも行きたいよな? あと1週間待ってられるか?」

――のー…

▼中嶋「そうだよな。確かに。ま、青森大会来られない人も、来られる人も盛り上がっていこうぜ」

――谷口選手はマイバッハとしては何度も戴冠しているが、本名の谷口周平としては未戴冠だが?

▼谷口「長い間マイバッハとしてやってきて、最終形態の谷口周平として生まれ変わって初めてのチャンス。必ずモノにしたい。そのために谷口周平として生まれ変わったので」

――上から目線が気になる潮崎選手から勝って新しいスタートを?

▼谷口「そうですね。そのつもりです」

――そう宣言されたが?

▼潮崎「それは願ってもないこと。そうしてくれないと俺も張り合いがないんで」

――素顔になった谷口について?

▼潮崎「皆さんどうですかね? 谷口周平になってどう思いますか? (※反応が薄いと)…ということですね」

▼中嶋「やっと自分が見つかったんじゃないですか? 一周して。なんか最近勢いもいいし。しっくりハマってる感はあるよね。でもその勢いだけでこのベルトを巻けるかどうかは別ですけどね」

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