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7/15【WWE】中邑がベイラー破って日本人初のIC王座戴冠 『エクストリーム・ルールズ』

 WWEの中邑真輔がペイ・パー・ビュー(PPV)大会『エクストリーム・ルールズ』(現地時間14日/米ペンシルバニア州フィラデルフィア、ウェルズ・ファーゴ・センター)でフィン・ベイラーを破り、日本人として初めてWWEインターコンチネンタル(IC)王座奪取に成功した。

 新日本、NXTで熱闘をつむいできた中邑とベイラー(プリンス・デヴィット)が、今度はWWEのIC王座王座をかけて激突。先日の一騎打ち(ノンタイトル戦)でベイラーを破って王座挑戦にこぎつけた中邑は、アーム・バーやライダーキックで攻勢。ベイラーもトペ・コンヒーロやオーバーヘッドキックを繰り出し、激しい攻防を展開した。

 終盤には中邑のキンシャサをカウンターのスタンプ攻撃で迎撃したベイラーが、必殺のクー・デ・グラを狙ったものの、中邑も回避。逆にキンシャサをぶち込むや、さらにダメ押しのキンシャサを叩き込んで3カウントを奪った。

 中邑が日本人として初めてWWEのIC王座戴冠に成功。新日本でもIC王座を“中邑色"に染めあげた過去があるだけに、ついに元祖ICベルトをその腰に巻いた中邑は「俺の方がフィンよりベターな王者になる。人々はもう俺のことを忘れないだろう」と語った。

 また同PPV大会ではジ・アンダーテイカーがローマン・レインズとタッグを組んで、シェイン・マクマホン&ドリュー・マッキンタイアと反則裁定なしのノー・ホールズ・バート戦で激突した。試合中盤に相手方の介入行為で動きを止められたテイカーは、TV解説席上に寝かされると、シェインのダイビング・エルボー・ドロップを被弾、続けてトラッシュ缶を持ち出したコースト・トゥ・コーストまで浴びて窮地となった。

 ところが、ムクっと起き上がって不死身っぷり発揮したテイカーは、シェインらを一気にチョークスラムで蹴散らすと、レインズもマッキンタイアをスピアーで排除。最後はテイカーが必殺ツームストーン・パイルドライバーでシェインを葬ってみせた。

 このほか、AJスタイルズと王者リコシェがUS王座をかけて激突し、試合前からAJの盟友ギャローズ&アンダーソンがリコシェを襲撃。それでもリコシェは終盤に巻き返してシューティングスタープレスを繰り出したが、AJはニアロープに助けられた。逆にセコンドのギャローズ&アンダーソンが介入してリコシェの追撃を阻むや、そのスキにAJがセカンドロープからのスタイルズ・クラッシュを決めて3カウント。AJがUS王座を奪取した。

 “男女王者コンビ"となったセス・ロリンズ(ユニバーサル王者)&ベッキー・リンチ(女子王者)は、勝者総取りのミックスタッグ・エクストリームルールズ戦で因縁のバロン・コービン&レイシー・エバンスと激突した。激しいハードコアな攻防の末に、ロリンズが竹刀やパイプ椅子でコービンを滅多打ちにすると、怒りのカーブ・ストンプ3連発で完膚なきまでにコービンを叩き潰した。

 ロリンズ&ベッキーがミックスタッグ戦を制してそれぞれ王座防衛に成功した形となったが、試合後には今年の“ミスター・マネー・イン・ザ・バンク"ブロック・レスナーが宣言通り登場。ジャーマン・スープレックスでロリンズを投げ飛ばすと、ブリーフケースをキャッシュインして挑戦権を行使だ。すかさず雄叫びをあげながら必殺のF5を放ってロリンズから完璧な3カウントを奪い、レスナーが因縁のロリンズからユニバーサル王座奪還に成功した。

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