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7/16【大日本】ストロング王座獲りへ野村が王者・岡林から2度目の直接勝利「お前の心を折ってベルト獲る」

『株式会社東京ドームマーチャンダイジングプレゼンツ』東京・後楽園ホール(2019年7月16日)
○野村卓矢&佐藤耕平&阿部史典vs橋本大地&神谷英慶&岡林裕二×

 野村が6・30札幌のギブアップに続き、王者・岡林にピンフォール勝ち。「お前の心を折って、そのベルト獲ってやるからな」とストロング王座獲りを通告した。

 7・21大阪大会でストロング王者・岡林に挑む野村。前哨戦では屈辱の直接8連敗を喫していたが、6・30札幌、7・4士幌とここまで2連勝で泥沼から脱出。しかも札幌では腕ひしぎ逆十字固めで岡林からギブアップを奪ってみせた。

 11度目の前哨戦となったこの日は王者・岡林が大地&神谷の大神、野村が阿部とのアストロノーツに耕平を加えたトリオをそれぞれ組んで激突した。だが、この日も野村を待っていたのは苦闘。大地に蹴りの雨を降らされ、岡林には逆水平連打、サッカーボールキックと容赦なしの攻撃を食らった。

 終盤になって再び岡林と野村が対峙した。阿部が回転浄土宗で岡林の動きを止め、いい形でタッチを受けた野村は高速ブレーンバスターで投げるとチキンウイングアームロックで左腕をひねり上げる。耐えた岡林も逆水平を連発し、脇固めを狙った野村をサイドバスターで叩きつけて反撃。アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。

 阿部のカットで助かった野村は、阿部のハイキック、耕平のファルコンアローの援護射撃を受けると、阿部とのサンドイッチランニングローキックをさく裂。なおも岡林をランニングローキックで蹴り飛ばすと、腕ひしぎ逆十字で捕らえた。札幌の再現と思われたが、体を起こした岡林はパワーボムで叩きつけて脱出。痛む左腕によるラリアットで相手チーム3人をなで斬りにする大暴れをみせ、アルゼンチンバックブリーカーで野村を担ぎ上げた。

 耐え抜いた野村は両足で左足を絞め上げて逃れると、ミドルキックで左腕を狙い撃ち。逆水平で応戦する岡林が打ち合いに持ち込んでも、蹴り足を取られた状態で張り手を打ち合い、連打を浴びせた野村は右のナックルパンチを3連打。棒立ちとなった岡林にジャーマンを連発すると、ドラゴンスープレックスを爆発させて3カウントを奪った。

 野村が6・30札幌に続く王者から2度目の直接勝利を奪取。前回はギブアップだったが、今宵はピンフォール勝ちを奪ってみせた。試合後、野村は「チャンピオン、俺に札幌で負けてから、以前の勢いはどうしたコノヤロー!」と王者を挑発。「大阪でもお前の心を折って、そのベルト獲ってやるからな。覚悟しとけコノヤロー!」と強気に通告してみせた。対する岡林は「なんべんもなんべんも左腕をやられると思うなよ。上げるのも自由自在やからな!」と豪語し、テーピングを施した左腕を曲げたり伸ばしたりしたが、思わず苦痛に顔がゆがむ。それでも「絶対大阪で防衛して、またここにチャンピオンとして帰ってきます!」と誓ってみせた。

【試合後の野村&阿部】
▼阿部「凄いっすね。凄いよ。めちゃくちゃ強い。問ワズ語リから有言実行してるんで、勢いあるし、刺激になりましたね物凄く」

▼野村「タッグ、みんなの助けもありましたけど、チャンピオンから札幌でギブアップ獲ったんで、こっちで3カウント獲って勝って、もう最高の…」

▼阿部「獲れるね。一つダメなところがあるとすれば、ナックルいく時にアゴ出さないとダメ。闘魂が足りてないと思う。今やってみてよ」

▼野村「(無視して)ということでね、タイトルマッチ絶対勝って、僕がストロング巻いて、今年は野村卓矢の年で」

▼阿部「いいね」

▼野村「ジュニアも巻いてね。タッグも巻いてね」

▼阿部「最高ですね。それが我々の終着点。クリス・ベノワとエディ・ゲレロみたいな。そんなことやりたいね。

▼野村「はい。ありがとうございました(と握手を求めたが、気づかず阿部が去り)あれ?」

【岡林の話】「いやぁ、その手があったって感じですね。あぁクソ。左腕攻め一本でくるかなと思ったですけど、裏をかかれたというか。まぁ、でもこれであいつがどういう戦法でくるか、どういう感じでくるかっていうのを何となくつかめたんで。タイトルマッチの時はそれ以上のことやってくるだろうと思うんですけど、それはたぶん想定内だと思うんで。いくら攻めてこようとも、俺のパワーで返すよ。何が何でもパワーで勝ち取る。防衛する。向こうも気合入ってたけど、大阪絶対防衛してチャンピオンとして帰ってきます。応援よろしくお願いします」

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