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7/17【全日本】7・28三冠戦へ王者・宮原先勝、ゼウス眼前でディラン狩り「1年前の二の舞は絶対ない」

『2019 SUMMER ACTION SERIES』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年7月17日)
○宮原健斗&青柳優馬vsゼウス&ディラン・ジェイムス×

 7・28大阪の三冠戦へ向けた前哨戦が幕開け。ゼウスの眼前でディランに快勝した王者・宮原は「1年前の二の舞は絶対ない」と断言し、頂点死守を誓った。

 7・10後楽園大会で崔との次期挑戦者決定戦を制したゼウスが地元・大阪での三冠戦にコマを進めた。宮原とゼウスは1年前の7・29大阪でも至宝ベルトをかけて対決。勝利したゼウスが三冠初戴冠を果たした。

 あれから1年が経過し、奇しくも両者が所も同じ大阪での三冠戦を争うことになった。この日から前哨戦が幕を開け、王者・宮原が青柳、挑戦者・ゼウスがディランとそれぞれ組んで激突。真っ向から火花を散らした。ゼウスがショルダータックルでなぎ倒して先手を取れば、宮原は場外戦に持ち込んで頭突きを何発もお見舞い。ならばとゼウスは南側客席に連行し、壁に叩きつけてお返しした。

 2度目の激突も一進一退。宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック→顔面ドロップキックの波状攻撃に出れば、ゼウスは串刺し攻撃をショルダータックルで食い止め、串刺しバイセップスエクスプロージョン、フロントスープレックスの連続攻撃からサソリ固めで捕獲。耐えた宮原は串刺しブラックアウトで逆襲し、ブラックアウトをキャッチしたゼウスがバイセップスエクスプロージョンを叩き込んでも、ブレーンバスター合戦を制して王者の意地を見せた。

 20分近い熱戦を制したのは宮原。ゼウス&ディランのダブルブレーンバスターや、ディランのラリアット連打で攻め込まれたが、スタンドでのブラックアウト連打で形勢逆転。棒立ちとなったディランにシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 ゼウスの眼前で強敵ディランを撃破。宮原が三冠前哨戦第1ラウンドを制した。試合後はロープを挟んでしばしゼウスと視殺戦を展開。「宮原健斗vsゼウス、もうこの2人による戦いは全日本プロレスの黄金カードだ。俺もそれは周りの声から認識している」と自負する最高男は「今日にらみ合ったゼウス、気合いも100%超えてるな」と挑戦者の強い思いもひしひしと実感している。

 1年前はゼウスに敗れ、三冠ベルトを失った。当時の悔しさはゼウスと戦うたびに思い返すほどだが、宮原は「あれから1年間、宮原健斗は美味しく美味しく、スーパー美味しく、最上級に美味しくできあがっているからな。そう簡単には負けねえぞ」と豪語。「1年前の二の舞になることは絶対ない」と断言してみせた。王者としてゼウスを迎え撃つシチュエーションは1年前と全く同じ。宮原はそこでゼウスを下し、その屈辱を払しょくするのみだ。

【宮原の話】「よっしゃ、よっしゃ。来たね。ついにシリーズが始まった。全日本プロレスの夏が今日から開幕した。俺の標的はただ1人、ゼウスだ。宮原健斗vsゼウス、もうこの2人による戦いは全日本プロレスの黄金カードだ。俺もそれは周りの声から認識している。そのつもりだ。そして、今日にらみ合ったゼウス、気合いも100%超えてるな。ただな、1年前の二の舞になることは絶対ない。ちょうど1年前だ。ゼウスにベルトを取られたその悔しさがね、いつもいつもこのカードが決まってから思い出すよ。ただな、あれから1年間、宮原健斗は美味しく美味しく、スーパー美味しく、最上級に美味しくできあがっているからな。そう簡単には負けねえぞ。そして、7月28日、大阪、溢れんばかりの人が集合することでしょう。早めにチケットは取っていただいて、確保しておいたほうがいいと思いますよ。もうこのカードはいつ見れるかわからない。それぐらい俺は気合いが入っている。そして、大阪という地に宮原健斗vsゼウスをお見せできるのを楽しみにしてますよ」

【ゼウスの話】「悔しいっすね。前哨戦一発目、後楽園で絶対いいスタートが切れましたってことを…自分のイメージの中で、いいスタートが切れるなみたいな、そういうTwitterを書くぐらいのイメージをしてきたんですけど、なかなか思うようにいかなかったですね。まあ、久しぶりのタイトルマッチが近づいてきて、今日がまた始まりだと思うんで。自分で今日やって、ちょっとまた調整していかないとって凄い感じたんで。大阪でのタイトルマッチは最高の試合をして、全日本プロレスのファンのみんなに感動を…本当に心からの感動を、鳥肌が立つぐらいの感動をお届けしたいと思ってます。以上です。人生は祭りやで。わっしょーい! わっしょーい! わっしょーい!」

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