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7/20【全日本】ジェイク&野村のマキシマムキリング再びさく裂、崔は意味深発言

『2019 SUMMER ACTION SERIES』滋賀・東近江市永源寺運動公園体育館(2019年7月20日)
○ジェイク・リー&野村直矢&崔領二vs宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬×

 ジェイク&野村が2度目となる新連係マキシマムキリングで快勝。崔は意味深発言を口にした。

 7・27大阪大会で世界タッグ王者・諏訪魔&石川に挑戦するジェイク&野村。この日は崔とのトリオでメインの6人タッグに登場し、宮原&ヨシタツ&青柳と対戦した。「世界タッグ挑戦を邪魔をしてやる」と宣言している青柳が感情的に突っかかってきたが、野村がエルボー合戦を連打で圧倒すれば、ジェイクはフロントハイキックを何発も打ち込んで返り討ちに。野村がキャメルクラッチで捕らえると、ジェイクががら空きの胸板をローキックで何度も蹴りつけた。

 終盤には宮原とヨシタツの援護射撃を受けた青柳がダイビングボディアタックやジャーマンで猛反撃に出てきたが、ジェイクは長身を活かしたフラップジャックで豪快に叩きつけて鎮圧。粘る青柳も混戦模様の中、ジャーマンを敢行したが、ロックスターバスターはジェイクが決めさせず。すかさず野村が追尾式ジャンピングエルボーで動きを止めると、ジェイクはこれまた長身を有効活用したアラバマスラムを初公開。フィニッシュ級の一発だったが、最後は野村の「いくぞ!」の号令とともにマキシマムキリングをズバリと決めて青柳を仕留めた。

 ジェイク&野村が2度目の新連係を敢行して快勝。2年ぶりに再結成した形だが、組むごとにチームワークに磨きがかかってきた。が、ジェイクは「信頼関係の部分で言ったらまだまだ」とした。「俺がこうやりたいと思った時に野村さんはまだどうしてもワンテンポ遅れるし、野村さんが逆にこうやりたいってことに対して俺がワンテンポ、ツーテンポ遅れることもある」と現状を分析したジェイクだが、「お互いの力をリスペクトし合って、それで獲れると思ってやっていること」と断言。「野村さんが俺と合わない、どうしても息が合わないというものがあれば、俺は合わせるし、もしかしたら俺一人だけで突っ走るかもしれない」との構えをみせた。

 野村も「俺たち二人は最高のライバルだし、最高のパートナーだと思ってる」とジェイクと同じ思いだ。まだチームワークは完成形でないものの、野村が掲げるテーマは「ただ一つ言えることは俺たち二人が個人個人として常に全力でやる。自分との闘い」というもの。「自分に負けないように常に全力で。そしたら自ずとタッグベルト必ず獲れる」と言い切ってみせた。

 一方、この二人と組んだ崔は意味深長な言葉を口にした。以前から二人の将来性を手放しで絶賛してきたが、試合後のリング上でも「ジェイク、野村、最高のタッグであり、最高のライバルタッグ」と評した。だからこそ、「今、俺は今ここに無理やり入っていってどうこう、何となくしない方がいい」と判断。「この二人が頑張ってくれたら、その対極に俺がいることもあるし、組むこともあるし。因縁はないけどやるって言われたらいくらでもやるし。そんな存在でいてほしい」とエールを送ると、「全日本プロレスで行われていることは日々変わると俺は思ってる。だから自分の感性で俺は動けばいいと思ってるから、俺もそうさせてもらう」との構えをみせた。新世代タッグが頂点を目指している中、二人から刺激を受けている崔も何らかの行動を起こすのか。そんな予感を抱かせるような意味深発言だった。

【崔の話】「もう3人で組んで揺るぎない力を感じる。俺はこの二人評価し続けて、仲悪いことも何でもええ。俺の今の発言、勝手な発言。何か二人が息が合ってる。今、俺は今ここに無理やり入っていってどうこう、何となくしない方がいいと思う。何かこの二人の未来が見えるような気がする。この二人が頑張ってくれたら、その対極に俺がいることもあるし、組むこともあるし。因縁はないけどやるって言われたらいくらでもやるし。そんな存在でいてほしい。だけどこの二人に負けるつもりはないし、この二人も俺に負けるつもりはない。明日組まないって言うかもしれない、また組むって言うかもしれない。全日本プロレスで行われていることは日々変わると俺は思ってる。だから自分の感性で俺は動けばいいと思ってるから、俺もそうさせてもらう。俺が言いたいのはそれだけ」

【ジェイクの話】「勝ちは勝ったよ。リング上で言った通り野村さんと崔さんのおかげで勝ちましたよ。けど、まだまだだ。信頼関係の部分で言ったら。俺がこうやりたいと思った時に野村さんはまだどうしてもワンテンポ遅れるし、野村さんが逆にこうやりたいってことに対して俺がワンテンポ、ツーテンポ遅れることもある。ハッキリ言って27日、時間はないよ。けど俺はこの勝利を大阪でも噛み締めたいと思ってる。崔さんはああいうふうに言ってるけど、敵になるんだったらなるで別に俺はウェルカムだよ。俺は誰とだって戦うし、誰とだって組むし、何かコウモリ野郎みたいに聞こえるけど、俺のスタンスはそういう感じですから。今回の野村直矢とのタッグもお互いの力をリスペクトし合って、それで獲れると思ってやっていることなので。野村さんが俺と合わない、どうしても息が合わないというものがあれば、俺は合わせるし、もしかしたら俺一人だけで突っ走るかもしれないし。そこらへんはお互い待たずに、お互いどん欲にいって、そして27日迎えましょう。どうですか?」

【野村の話】「崔さんが言ったように俺たち二人は最高のライバルだし、最高のパートナーだと思ってる。さっきジェイクも言ったように27日まで連係がうまくいかない、そういう部分があるかもしれないけど、ただ一
つ言えることは俺たち二人が個人個人として常に全力でやる。自分との闘いですよ。タッグとしての考えもあると思うんですけど、自分に負けないように常に全力で。そしたら自ずとタッグベルト必ず獲れると思うんで。だから27日、必ず俺たち二人がベルトを獲る」

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