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7/26【NOAH】逆ヴァーティカルで中嶋KO 清宮が最終前哨戦制して川崎へ

『NOAH the SPIRIT 2019』新潟・アオーレ長岡アリーナ(2019年7月26日)
○清宮海斗&谷口周平&田中稔vs中嶋勝彦&潮崎豪&熊野準×

 あす(27日)川崎大会のGHCヘビー級王座戦に向けた最後の前哨戦で若き王者・清宮が、“GHC二冠"へ王手をかけた挑戦者・中嶋を逆ヴァーティカル・スパイクでKO。さらなる隠し玉も予告しつつ、限界突破のV5を見据えた。

 “GHC二冠の夢"を掲げ、7・21むつ大会で谷口と組んでGHCタッグ王座に挑戦した清宮だったが、“AXIZ"中嶋&潮崎組に退けられて敗退。逆に中嶋が“二冠"に王手をかけた状態で、この日の最終前哨戦を迎えた。

 両者先発して火花を散らしたものの、中盤過ぎには勢いに勝る中嶋が猛威。潮崎とともに“逆水平&左ミドル連打"で清宮を人間サンドバック状態にするや、合体フィッシャーマンバスターもさく裂。さらには猛烈なサッカーボールキックも前後から乱打するや、こん身のランニングローキックも叩き込む。ぐったりする清宮を不敵な笑みで引きずり起こすと、ヴァーティカル・スパイクで仕留めにかかった。

 だが、何とか着地した清宮もカウンターのパワースラムを発射。ならばと今度は熊野が襲いかかって押し込んだものの、清宮もカウンターのドロップキックで形勢逆転だ。潮崎が飛び込んできても谷口とともにバックドロップ&チョークスラムの合体攻撃で排除。すると中嶋が切れ込んでトラースキックからのヴァーティカルスパイクを狙ったが、逆に清宮がぶっこ抜き返すや、おきて破りのヴァーティカル・スパイクで突き刺して挑戦者をKOしてみせた。

 返す刀で清宮は、熊野の突進を避けて急角度ジャーマンで投げ飛ばし、必殺タイガースープレックスホールドで固めて完璧な3カウントを奪取。中嶋を眼下におさめながら悠然と勝ち名乗りを受けると、立ち上がった挑戦者と最後のにらみ合いを繰り広げた。

 ともあれGHCタイトル初戴冠を果たした新潟の地で、最終前哨戦を制した形。「俺もここ新潟が大好きです! そしてプロレスリング・ノアが大好きです! だから明日のタイトルマッチで絶対にベルトを守って、また新潟に帰ってきたいと思います!」とマイクで締めくくって拍手喝采を受けた若き王者は、「やっぱりここ新潟はパワースポットなんで。タイトルマッチ前日に本当にたくさんのパワーをいただけたので、明日につなげたいと思います。必ずつなげます!」と感謝しながら誓ってみせた。

 おきて破りの逆ヴァーティカル・スパイクも、ある種トリッキーな中嶋への“揺さぶり"だった。「手強さでいったら今までと比べる人がいないくらい。それくらい今までの相手とはタイプが違うので。でも今日は相手の必殺技を返したところで動揺したんじゃないですか?」と清宮。本番でのさらなる“隠し玉"も予告し、改めて“限界突破"のV5を見据えた。

【試合後の清宮】
――決戦目前に前哨戦を制したが?

▼清宮「やっぱりここ新潟はパワースポットなんで。タイトルマッチ前日に本当にたくさんのパワーをいただけたので、明日につなげたいと思います。必ずつなげます!」

――GHCタッグ奪取には届かなかったが?

▼清宮「俺たちもベルト奪取に向けて、ツアーのなかでもがいてやってきたけど、チャンピオンの底力、絆を改めて感じました。でも、シングルのタイトルマッチが決まってるから。気を落とすことなく、うまく切り替えてます」

――前哨戦をすべて終えて中嶋の手強さをどう感じている?

▼清宮「手強さでいったら今までと比べる人がいないくらい。それくらい今までの相手とはタイプが違うので。でも今日は相手の必殺技を返したところで動揺したんじゃないですか? 今まで俺はそういうことをやってこなかったんで。俺にもこのベルトを守る意地があるんで」

――タイトルマッチでも隠し玉を考えている?

▼清宮「そうですね。相手の先の先を読んだ試合になると思います。必ず俺が新しい景色、明日のカルッツかわさきで見せたいと思います」

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