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7/28【新日本】鷹木が終始猛攻も…ジェイが逆転星で2連勝

『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』愛知県体育館(名古屋)(2019年7月28日)
Bブロック公式戦 ○ジェイ・ホワイトvs鷹木信悟×

 鷹木が終始猛攻を浴びせたものの、最後の最後でジェイのブレードランナーがさく裂。逆転勝利でジェイがG1公式戦2連勝を果たした。

 まさかの開幕3連敗で土俵際まで追い込まれたジェイだったが、前戦の7・24広島で外道を介入させてどうにかジェフ・コブを撃破。残り5連勝での決勝進出を予告した。今日の対戦相手は2勝2敗の鷹木だ。くせ者・ジェイと真っ向勝負を信条とする鷹木。真逆の2人がBブロック公式戦でシングル初対決を果たした。

 ジェイは序盤からのらりくらり。ゴング直後に場外に退避すれば、一旦リングに戻るふりをして、再び場外に降りる。荒ぶる鷹木は、ジェイがリングインすると、ショルダータックルからロープ際のパンピングボンバーで場外に叩き落とし、「さあ、行こうか!」と雄叫びをあげた。そして、エプロンでデスバレーボムを仕掛けるも、ジェイのセコンドに付いた外道が介入。鷹木がそちらに気を取られている隙に、スイッチブレードは反撃開始。鉄柵に投げつけ、場外DDTをお見舞いして主導権を奪い取った。リングに戻ると、ジェイはスリーパーやネックブリーカードロップなどで首への一点集中攻撃に出る。

 負けじと鷹木もショルダータックル、ボディスラム、ブレーンバスター、DDTと怒濤の反攻。そして、コーナーに上がるが、ジェイは反対側のコーナーまで転がって退避する。「逃げてんじゃねえぞ」と声を荒らげた鷹木だったが、ジェイはコーナーめがけてハーフハッチを繰り出して流れを奪還。旋回式ブレーンバスターをお見舞いした。鷹木も高速バックドロップ合戦で押し返したが、ジェイはコンプリートショットからジャーマンに繋げる連続攻撃で黙らせ、裏投げ、キーウィー・クラッシャーと大技連発で攻めに攻めた。

 だが、下がらない鷹木は頭突き、ナックルパート、ショートレンジ左ラリアットの波状攻撃で活路を開く。エルボー合戦でもジェイにヒザをつかせると、ショートレンジパンピングボンバーからワンツーエルボーメッタ打ちにして追い討ち。ジェイはわざとらしく倒れ込んで次なる攻撃を防ごうと倒れ込むが、鷹木は構わずジャーマンでぶっこ抜き、スライディングラリアットで突っ込んだ。

 ここで鷹木の体をキャッチしたジェイはブレードランナーの構え。踏ん張る鷹木が熨斗紙を仕掛けても抵抗し、逆さ押さえ込みからまたまたブレードランナーを狙う。この動きを読んでいた鷹木は今度こそ熨斗紙を敢行すると、パンピングボンバーで試合を決するべく、ロープに飛んだ。

 ここでセコンドの外道が足をすくって妨害。ジェイもわざとコーナーにもたれかかって追撃をスカす。そんなことでは止まらない鷹木は串刺しパンピングボンバー、コーナーへのパワーボム、正調パンピングボンバーと大技ラッシュに出ると、MADE IN JAPANの体勢に。ジェイが海野レフェリーに掴みかかって阻止すると、外道が大胆にも乱入したが、鷹木はナックルパートで制裁。そして、ジェイをMADE IN JAPANでマットに叩きつけた。

 決定的場面に場内は沸騰するが、ジェイはギリギリでキックアウト。ならばと鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙っていくが、ジェイもブレードランナーにこだわり、緊張感溢れる先読み合戦に。鷹木は右腕を振り抜くが、この腕を絡め取ったジェイはスリーパースープレックス2連発で逆襲。クロスアーム式ブラディサンデーで一気に勝機をこじ開けると、最後はブレードランナーで逆転勝利を手にした。

 試合中盤からずっと鷹木が攻め込む展開が続いたものの、最後の最後でジェイが逆転星。2勝目を手にした。「追い込んだとでも思っているのか? 俺がヤバかったとでも? まあ、彼はよくやったよ。でも、負けた。負けてしまったんだ」と作戦通りであることを強調したジェイは、「あと4試合、全勝しかない。これ以上、落とせない」と自らに残り全勝を厳命。「できることなら俺を止めてみろ。ジェイを大の字にしてみろ。打ち抜いてみろ。これで2連勝。止まることはない。このまま突っ走る」と言い放った。次戦の8・1博多でジェイはタイチと激突。一方、黒星先行となった鷹木はジェフ・コブと対戦する。

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