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7/28【新日本】矢野を102秒殺 後藤がCHAOS対決制して逆襲予告

『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』愛知県体育館(名古屋)(2019年7月28日)
Bブロック公式戦 ○後藤洋央紀vs矢野通×

 後藤が矢野の速攻を切り抜けて、最後は後藤式でクルリ。わずか102秒でCHAOS同門対決を制し、G1で2勝目を挙げると、「G1 CLIMAX、これで流れが変わるぞ」と逆襲を予告した。

 1勝3敗の後藤と2勝2敗の矢野がBブロック公式戦で対戦した。G1だからこそ実現するCHAOS同士の同門対決。毎試合、速攻を仕掛けている矢野は内藤哲也、ジェイ・ホワイトを破って存在感を発揮している。対する後藤はロサンゼルス道場での特訓の成果を活かして、開幕戦こそジェイを破ったが、その後は泥沼の3連敗。厳しい状況に追い込まれていた。通算戦績では矢野が勝ち越しているものの、昨年のG1では後藤がわずか137秒で勝利している。

 矢野はロープを開けて後藤を迎え入れようとする。警戒した後藤は距離を取ってリングに入るが、選手コールになると矢野は拍手を送った。そして、Tシャツの交換を提案するも、やはり後藤は断る。

 ゴング直後、コーナーに上がって歓声を煽った矢野は、同じ動きを後藤に要求。仕方なく後藤はコーナーに上がって声援に応えてリングに降りるが、矢野は背後からにじり寄り、自分のTシャツで顔を覆うと、そのままスクールボーイで丸め込んだ。あわや3カウントの展開に場内はどよめく。

 これで決まらないとみるや、矢野は場外に逃げ出し、後藤に謝るが、当然これでは終わらない。後藤と入れ代わるようにしてリングに戻った矢野はコーナーマットを引っぺがす。そして、むき出しになった金具に後藤を激突させると、またまたスクールボーイでクルリ。後藤がギリギリでキックアウトすると、今度は浅見レフェリーに掴みかかって死角を作り、急所蹴りを狙った。が、この足を捕らえた後藤は秘策・後藤式でクルリ。矢野のお株を奪う丸め込みで、わずか102秒で勝利を手にした。

 昨年より35秒も短縮した秒殺劇にしてやったりの後藤は、コーナー上でざんまいポーズを披露。矢野からTシャツを贈呈されると困惑した表情を見せたが、なにはともあれ、2勝目を獲得した。「執念だな。今日の勝利、もう負けられないっていう俺の勝ちへの執念が上だった。G1 CLIMAX、これで流れが変わるぞ」と大きく頷いた後藤は、次戦となる8・1博多のメインで石井智宏と激突する。一方、矢野は首位独走中のジョン・モクスリーと異色対決が待っている。

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