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8/1【WRESTLE-1】近藤&征矢を熱戦撃破で芦野&児玉が新タッグ王者に、9・1横浜文体でリンダマン&入江迎撃へ

『WRESTLE-1 TOUR 2019 FLASHING SUMMER』東京・後楽園ホール(2019年8月1日)
WRESTLE-1タッグチャンピオン決定戦=○児玉裕輔&芦野祥太郎vs近藤修司&征矢学×

 芦野&児玉が近藤&征矢を熱戦の末に撃破し、W-1タッグ新王者に君臨。リンダマンが#STRONG HEARTSの新メンバー・入江茂弘と組んでの挑戦を表明し、9・1横浜文体でのタイトルマッチが決定的となった。

 当初、第18代王者組・近藤&立花誠吾が芦野&児玉との初防衛戦を行う予定だったが、立花が首の負傷により欠場。ベルト返上を余儀なくされた。そこで立花の舎弟・征矢が近藤のパートナーに名乗り上げ、芦野&児玉との第18代王者決定戦に臨むことになった。

 松葉杖をついた立花が近藤&征矢のセコンドについてゴングが鳴った。まずは近藤が逆水平を連発して押し込んだが、芦野も逆水平連打で譲らず。フロントハイキックで控えの征矢を場外に蹴落とした。両軍のセコンドが介入の構えをみせるなど騒然とする中、芦野は場外戦でも征矢を暴行。立花から奪った松葉杖で近藤と征矢を殴りつければ、羆嵐が乱入して近藤にセントーンを投下するなどやりたい放題でアンファン軍が主導権を握った。

 近藤の劣勢は続く。ローンバトルに追い込まれると、ブルドッギングヘッドロックとネックブリーカーを同時に決めて二人を鎮圧しようとしたが、読んだ芦野は近藤をレフェリーに投げつけて無法地帯を作る。すかさず羆嵐がダイビングセントーンを投下した。

 すると第3試合の借りを返すべく土肥がやってきて、スパインバスターで羆嵐を鎮圧すると、ラリアットで場外に蹴散らした。近藤はランサルセで反撃してようやく征矢にタッチする。ショルダータックルで児玉をねじ伏せた征矢は、フライングワイルドボンバーを芦野にさく裂。ブルドッギングヘッドロックで児玉を叩きつけ、ネックブリーカーとDDTを同時に決めて相手チームをまとめてなぎ倒した。さらには立花ばりの大外刈りを敢行し、ヤンキー座りを披露する。

 すかさず征矢がワイルドボンバーで仕上げに入ろうとしたが、児玉がカウンターのドロップキックで返り討ち。芦野が俵返しで引っこ抜き、ワイルドボンバーをかいくぐるとアンクルロックで捕獲する。近藤がショートレンジ左ラリアットを叩き込んでも、児玉がリバースネックブリーカーで撃退。芦野はフロントスープレックスで征矢を投げ、4人が倒れ込んだ。

 立ち上がった児玉はカウンターエルボーを叩き込み、カニ挟みで近藤を転がすと、芦野がエプロンからトーキックで蹴り上げる。さらに児玉は顔面ウォッシュで蹂躙したが、近藤は狂ったようにエルボーを連発。征矢も加勢に飛び込んだ。だが、芦野と児玉が連続攻撃で撃退。児玉が近藤を押さえつけたところに芦野がランニングエルボースマッシュを突き上げ、合体フェースバスターも敢行。児玉がトラースキックをぶち込んだ。

 それでも近藤は征矢の好フォローを受け、児玉をデッドリードライブで叩き落として逆襲。タッチをもらった征矢が左右のダブルチョップ連打を浴びせ、串刺しワイルドボンバー、ぶっこ抜きブレーンバスターの波状攻撃に出る。サソリ固めで捕らえ、芦野がカットに入っても近藤がパワーボムを敢行。その横で征矢も児玉をデスバレーボムで突き刺した。

 だが、近藤のラリアットと征矢のワイルドンバーによるサンドイッチ攻撃は児玉が回避して同士討ちさせた。すかさず芦野が近藤と征矢にエルボースマッシュを交互に連打。近藤がバックドロップで突き刺すと、芦野もジャーマンで応戦。征矢もジャーマンで投げ飛ばすと、ここぞとばかりに児玉がマッドスプラッシュを放ったが、避けられて自爆する。

 すかさず征矢がスピアーで児玉をねじ伏せ、パッケージドライバーで追い討ち。ダブルインパクト式ダイビングワイルドボンバー、ワイルドボンバーとラリアットのサンドイッチ攻撃と近藤との連係を立て続けにさく裂させた。そして近藤がキングコングラリアットを叩き込むと、征矢も後頭部にワイルドボンバーをお見舞い。正面からもう一発狙った。が、児玉は電光石火のフランケンシュタイナーをさく裂。ガッチリ押さえ込んで逆転の3カウントを奪った。

 熱戦の末、近藤&征矢を破った芦野&児玉がW-1タッグ新王者組となった。芦野は羆嵐と第14代王者に君臨して以来、約1年ぶり2度目の奪取。児玉は同王座初戴冠となった。「みたか。これがEnfants Terriblesのジーニアスだよ。意味わかる? 天才だよ天才」と児玉の頭を撫でた芦野は、「今までよ、正直タッグのベルトそんな乗り気じゃなかったよ。でも裕輔と獲ったこのベルトにはちゃんと意味があるよ。俺と児玉裕輔がこれからWRESTLE-1のタッグ戦線活性化するからよ」と宣言してみせた。

 さっそく次期挑戦者が現れた。STRONG HEARTSのリンダマンだ。その場にパートナーはいないものの、「この流れ、CIMAと組んでタッグチャンピオンシップ挑戦するんじゃないかと思ってたはずだ。だけどな芦野、未だにCIMA、近藤、カズ・ハヤシ、河野。いつまでそんなもんに頼り続けるんだ?」と投げかけ、芦野が「俺は1ミリも頼ってないけどね」と反論すると、「横浜文化体育館、次のタイトルマッチは若い奴らだけでやりたい。1年間ぐらいWRESTLE-1に上がらせてもらって、このリングに愛着あるからさ。#STRONG HEARTSはCIMAを抜いて若い世代でお前らにタッグ挑戦表明させてもらうぞ」と宣言。特設ビジョンに映し出されたそのパートナーは#STRONG HEARTSに加入したばかりの元DDT・入江だった。

 王者組に拒む理由はない。芦野は「リンダマン、一つだけ。新しい刺激を与えてくれてありがとう」と感謝すると、「タイトルマッチ、入江か。面白いじゃん。外向いていかないとダメだから。やりましょう」と迎撃を宣言。最後に「俺たちがWRESTLE-1、そしてタッグをめちゃくちゃ面白くしてやるからよ」と改めて誓って締めた。入江の参戦によって、芦野の宣言通りタッグ王座戦線はV1戦早々、熱を帯びた戦いとなりそうだ。

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