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8/1【WRESTLE-1】負傷続きの非常事態にCIMAが通告「W-1をぶっ潰す」

『WRESTLE-1 TOUR 2019 FLASHING SUMMER』東京・後楽園ホール(2019年8月1日)
○エル・リンダマン&CIMA&鬼塚一聖vsカズ・ハヤシ&藤村加偉&ペガソ・イルミナル×

 試合中に藤村が左手を負傷。怪我人続出をW-1をCIMAが糾弾し、「W-1をぶっ潰す」と通告した。

 W-1軍のカズ&ペガソ&藤村と#STRONG HEARTSのCIMA&リンダマン&鬼塚が第4試合で激突した。藤村は7・2後楽園でデビュー。練習生時代からCIMAと因縁があり、デビュー戦のあった後楽園では乱闘中にドロップキックをぶち込んでいた。

 序盤からCIMAと藤村の顔合わせが実現しそうになるが、そこに横やりを入れたのが鬼塚だ。CIMAと強引にタッチを交わすと、若い2人が真っ向から火花。両者への声援がこだました。藤村がランニングエルボーで前に出たが、そこで控えのリンダマンが介入。すると、代わってCIMAがリングに飛び込む。藤村は執拗にエルボーを乱射するが、CIMはサミングで鎮圧。さらに、ドロップキックまでスカしてブーイングを浴びると、変型テキサスクローバーホールドで絞め上げ、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップも投下した。

 その後も腰攻めにあって藤村のピンチが長時間続いたが、リンダマン相手に串刺しドロップキックを発射して一矢報いると、ペガソが奮戦。カズがハンドスプリングレッグラリアットで加勢すると、ペガソは豪快な串刺しトペコンヒーロを繰り出してどよめきを誘った。

 リンダマンはバックドロップで反攻すると、あとを受けた鬼塚も胸板への張り手で追撃したが、ペガソはローリングソバットで鎮圧。カズとの連続串刺し攻撃がさく裂すると、自らタッチを志願した藤村も串刺しドロップキック、ブレーンバスターで鬼塚を追い詰めた。しかし、藤村は左手を痛めたようで、すぐに控えに回り、場外で倒れ込む。

 今度は鬼塚がカズ相手に奮闘すると、リング上はリンダマンとペガソの顔合わせに。すると、CIMAが援護に飛び込み、次々と連続攻撃をお見舞い。一気に好機を掴んだリンダマンは勝負所を逃さず、ジャーマンスープレックスで3カウントをもぎ取った。

 試合後、マイクを持ったCIMAは「W-1期待の星、藤村加偉。どうした、おい? 怪我したか? 痛いか? どっちの腕や?」とリング上から声をかけるが、藤村が立ち上がった瞬間、ストンピングをぶち込む。

 「加偉は怪我する。伊藤は帰ってけえへん。立花も試合で怪我した。おい、大丈夫か、W-1? 刺激入れる前と客入りも変わってへんやんけコラ。俺らも山村の件もあって大人しくしてたけどな。リンダマン、T-Hawk、鬼塚、それからまだ秘密兵器もあるからよ。#STRONG HEARTSの思い通りにしたほうがW-1はやっぱり盛り上がるんちゃうか?」と厳しい言葉を投げかけたCIMA。これには大きな拍手が巻き起こった。

 そして、CIMAは「加偉が勝手に潰れた。立花も潰れた。伊藤も潰れた。エレベーターみたいに上に上がって、下に下がって…。こんなエレベーターみたいな団体、無くしたほうがええんちゃうか? わかりやすい言葉で言いましょうか。W-1をぶっ潰す」と断言。左手を押さえながら怒った藤村がリングに飛び込むも、CIMAはあっさりと返り討ち。「いいか、俺らが責任持って、もう1回W-1を#STRONG HEARTSが上に上げるから」と言い切ると、最後は観客と声を合わせて「W-1をぶっ潰す」と再び言い放った。

 藤村の負傷具合が気になるところだが、怪我人続きの非常事態にカズも頭を抱えるばかりで、CIMAに何も言い返せず、9・1横浜文体を前に暗雲が立ちこめる状態となった。

プロ格 情報局