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8/4【NOAH】杉浦が清宮絞殺「両国で待っとけ!」 清宮は武藤とのタッグ結成熱望

『DEPARTURE 2019〜旗揚げ19周年記念大会〜』東京・後楽園ホール(2019年8月4日)
○杉浦貴&鈴木秀樹vs谷口周平&清宮海斗×

 杉浦が『N-1 VICTORY』不参加を宣言した清宮をフロントネックロックで絞殺。「N-1で必ず俺が優勝してお前のベルトをもらいにいくからな。両国で待っとけよ、わかったか!」と通告した。一方、敗れた清宮は9・16大阪への参戦が決まった武藤とのタッグ結成を熱望した。

 GHCヘビー級王者の清宮はシングルリーグ戦『N-1 VICTORY』不参加を表明したが、それに対して他の選手が不快感をあらわにし、物議を醸している。そんな状況の中、清宮は谷口と組み、杉浦&鈴木の強力杉浦軍コンビと対決した。

 ゴング早々にやり合ったのが谷口と鈴木だ。レスリングの技術を駆使して緊張感溢れるポジション争いを繰り広げる。一旦は互いに控えに回ったが、すぐに再び対峙。激しいエルボー合戦で火花を散らす。鈴木がワンハンドバックブリーカーで押し切りにかかったものの、ダブルアームスープレックスは谷口が意地のリバース。頭突きやダブルハンマーパンチでキッチリとお返しした。

 そんな2人の気迫が伝染したのか、清宮と杉浦も6月のGHC王座戦を思い起こさせるような激闘を展開。杉浦は串刺しフロントハイキック、串刺しニー、雪崩式ブレーンバスターと得意の波状攻撃で先に好機を掴む。だが、王者・清宮もドロップキックやジャーマンで逆襲。谷口との同時パワースラムで勢いに乗ると、エルボー合戦から後頭部へのドロップキック、オーバースローと畳みかけ、一気にタイガースープレックスの構えに。

 しかし、杉浦はコーナーに押し込んでピンチを乗り切ると、非情な右ストレートパンチを一閃。そのままフロントネックロックで絞め落として、レフェリーストップ勝ちをもぎ取った。

 N-1不参加を表明した清宮を絞殺してみせた杉浦は「GHCチャンピオンに勝ったよな? ベルト挑戦したいんだけど、N-1優勝しないとやってくれないみたいだから。おい、N-1で必ず俺が優勝してお前のベルトをもらいにいくからな。両国で待っとけよ、わかったか!」と怒りの通告。バックステージでも「あいつがN-1出ないって決めてるんで、それに対して俺は何もない。そのほうが、むしろベルトの価値が上がるかもしれないから。ただ、今日あいつを絞め落として“あいさつ"はしておいた。分かるだろ?」と清宮を強く意識し、「N-1優勝して、あのベルトを奪いにいく…んじゃない。返してもらいに、両国のリングに行くからな。待っとけって」と改めて優勝宣言をぶち上げた。

 一方、絞め落とされた清宮は「チャンピオンとして、この負けはやっちゃいけないこと」とうなだれたものの、王者として立ち止まることは許されない。そこで、あえて強気に次なる動きに出た。それは武藤敬司とのタッグ結成だ。

 今大会で9・16大阪にWRESTLE-1の武藤が参戦すると発表に。VTRで武藤は「清宮海斗の言う新しい景色とやらを見てみたいと思います」と語っていたが、早くもそれに呼応したのだ。清宮は「武藤さんにラブコールを送らせていただいてたんで。今日、その返事が来ましたよね? チャンピオンとして体感したいこと、まだまだあります」と興味津々の様子で、「カードはどうなるかわからないけど…そうですね、俺は組みたいですね」とタッグ結成を熱望。さらに、「あともう1人、GHCのチャンピオンとしてどうしても体感したい男がいるんで。その人も今、メッセージを送っているので、楽しみにしてください」ともう1人意中の相手がいることを示唆した。

【試合後の杉浦&鈴木】
――清宮を絞め落としたが?

▼杉浦「あいつがN-1出ないって決めてるんで、それに対して俺は何もない。そのほうが、むしろベルトの価値が上がるかもしれないから。ただ、今日あいつを絞め落として“あいさつ"はしておいた。分かるだろ? N-1優勝して、あのベルトを奪いにいく…んじゃない。返してもらいに、両国のリングに行くからな。待っとけって。テンションが上がってる? ずっと上がってるよ。ベルトが目の前にぶら下がってんだから」

――谷口とやりあったが?

▼鈴木「いや、特別…。相手に誰がいるから熱くなるとか、熱くならないとかじゃなくて、一試合一試合、全力を尽くしてハイ、やろうと思ってます」

――ドローだった潮崎戦もあったが?

▼鈴木「んー、過去のことは過去のことなんで。次はリーグ戦に向けて杉浦さんが必ず優勝すると言ってる。未来に向けたプランを話し合う軍団なので。ぜひ、ベルト返してもらってください」

【試合後の清宮】
※セコンドの肩を借りてコメントブースにやってくると、床にヒザをつく

――杉浦選手からの言葉があったが?

▼清宮「チャンピオンとして、この負けはやっちゃいけないこと。絶対やっちゃいけないこと」

――清宮選手としては両国までという思いもある中での試合だったが?

▼清宮「いやでも、俺はこんな形で言うのもあれだけど、9月16日、大阪エディオンアリーナ第一で、武藤さんにラブコールを送らせていただいてたんで。今日、その返事が来ましたよね? チャンピオンとして体感したいこと、まだまだあります」

――ということは、武藤選手と組むと?

▼清宮「カードはどうなるかわからないけど…そうですね、俺は組みたいですね。あともう1人、GHCのチャンピオンとしてどうしても体感したい男がいるんで。その人も今、メッセージを送っているので、楽しみにしてください」

――その選手の名前は?

▼清宮「これから返事が来ないと何も言えないんで、楽しみにしてください」

――N-1 VICTORYに向けて、他の選手からも多くのアピールが来ると思うが?

▼清宮「誰が来ても、俺は一度決めたことは絶対曲げないから。N-1の優勝者と俺は両国で死闘を繰り広げたいと思います」

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