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8/11【全日本】諏訪魔&石川&谷口が青木さんに捧げる激勝 諏訪魔「青木が納得する熱い試合をする団体に」

『青木篤志追悼大会』東京・後楽園ホール(2019年8月11日)
○諏訪魔&石川修司&谷口周平vs宮原健斗&丸藤正道&青柳優馬×

 諏訪魔&石川&谷口が天国の青木さんに捧げる激勝。諏訪魔は「これから全日本プロレスみんなで青木が絶対納得するような凄い熱い試合をする団体にしていく」と誓い、ノアとの続きにも色気をみせた。

 故・青木篤志さん追悼興行となったこの日の後楽園大会。ノア、大日本、フリー勢ら青木さんにゆかりのある選手が集結し、戦いを通じて哀悼の意を表した。

 メインイベントに組まれたのは豪華6人タッグマッチ。青木さんと共闘してきた諏訪魔&石川の暴走大巨人と、青木さんの同期で、自衛隊でも同じ釜の飯を食った谷口が越境トリオを結成した。相手は昨年チャンピオン・カーニバル優勝戦、三冠戦を争った宮原と丸藤のエース合体が実現。青柳を加えたトリオで同じコーナーに並び立った。

 越境対決とあって、試合は興味深い組み合わせが続出した。入場時から宮原と丸藤がいがみ合い、宮原のフロントハイキックが丸藤に誤爆する一幕も。終盤には攻勢に出た宮原の背中を丸藤が叩いて試合権利を奪う場面も見られた。そして昨年のチャンピオン・カーニバル公式戦で対決している諏訪魔と丸藤が真っ向から火花。丸藤が逆水平を打ち込めば、諏訪魔もダブルチョップで応戦。ならばと丸藤は死角からのトラースキックを放ち、虎王を連射したが、諏訪魔もラリアットで意地の逆襲をみせた。

 終盤には宮原と丸藤がダブルフロントキック、ダブルトラースキックの連係を披露し、諏訪魔が守勢に回ったが、谷口が青木さんばりのアサルトポイントを青柳にさく裂させる好フォローで流れを変えた。すかさず諏訪魔と石川が境川でたたみかけ、粘る青柳に諏訪魔がバックドロップを敢行。天を指差すとラストライドを爆発させて3カウントを奪った。

 夢の越境6人タッグは暴走大巨人&谷口が快勝。天国の青木さんに勝利を捧げた。試合後のリング上で諏訪魔は「青木、聞いてるか? 今日こんなに豪華な対戦カード組んでくれて、ありがとう」と感謝すると、青木さんとの思い出を回想して言葉に詰まりながらも、「俺は前を向いて生きていこうと思う!」と力強く宣言。「これから全日本プロレスみんなで青木が絶対納得するような凄い熱い試合をする団体にしていく」と誓いを立てた。

 「本当に安らかに眠ってもらいたい。青木のことを胸に秘めて、日々戦っていこうかなと思います」。バックステージでそう誓った諏訪魔。レスリング時代に練習をともにしたこともある谷口とは旧知の間柄だが、同じリングに立つのはこれが初めて。まさに青木さんが取り持った縁で、「凄ぇガツガツやってたからさ、面白いね」と評した諏訪魔は「Evolutionの感じしたよね、ホントに。またね、どっかで周平とは会いたい」とネクストを希望。谷口も言葉少なながらも呼応した。また、丸藤との再会対決で刺激を得た諏訪魔は「まだまだやり足りない。またいろんなところでやってみたいな。ノアという団体への興味がかなりあります」と色気。一方で団体間の問題もあり、「そこはガツガツいきすぎるとよくないんでね。また縁があれば戦いたいです」と控えめに希望していた。

 ともあれ、無事に青木さん追悼興行を終え、諏訪魔はこれからも青木さんへの思いを胸に、青木さんに喜んでもらえる全日本を作るべく戦い続ける。

【試合後の諏訪魔&石川&谷口】
▼諏訪魔「今日はこうやって青木の追悼をみんなで無事に終えれたというのは、あいつにとっても一番の報いになったんじゃないかなと思います。本当に安らかに眠ってもらいたい。青木のことを胸に秘めて、日々戦っていこうかなと思います」

▼谷口「さっき諏訪魔さんも言ってたけど、よく青木に怒られたんですよ。しょっちゅう突っ込まれたんです。もうこれからは突っ込まれないように試合していきたいと思いますので、ありがとうございました」

▼石川「僕ら全盛期って言ってますけど、青木さんが亡くなった今、もう一回全盛期という気持ちを忘れずに毎回リングに上がって、全盛期更新していくんで。天国で青木さんみてもらって、恥ずかしくない戦いをしていきます。ありがとうございました」

――諏訪魔選手と谷口選手は初めて組んだがレスリング時代のつながりはある?

▼諏訪魔「そうだよ。ねぇ? 練習相手でね、いつもやってたよね」

▼谷口「そうですね。合宿とかでいつも一緒に練習やって」

▼諏訪魔「それ以来だよ、会うの。凄ぇガツガツやってたからさ、面白いね」

▼石川「Evolutionっぽかったですね」

▼諏訪魔「確かに。Evolutionの感じしたよね、ホントに。またね、どっかで周平とは会いたいなと。周平と修司で」

▼石川「俺、関係ないじゃないですか」

▼諏訪魔「ごめんなさい、くだらないこと言っちゃって。青木に怒られちゃうね(苦笑)」

▼石川「青木さんが作ってくれた縁だと思うんで、またタイミングが合えばぜひ」

▼諏訪魔「面白かったよ。強ぇなと。相方でよかった」

▼石川「今度は対戦してみたいですね」

▼諏訪魔「いいね。またやろうよ。どんどん面白いことやっていきたいね。いろんな会社同士の事情とか、そういうこともあるからね。周平はあんまり面白いこと言わないよ。俺言っちゃうからさ。これを機にまた何かやれたら面白いなって、それは単純に思いますね。丸藤選手ともまたやりたいしさ。まだまだやり足りない。またいろんなところでやってみたいな。ノアという団体への興味がかなりあります。ただいろんな問題があります。そこはガツガツいきすぎるとよくないんでね。また縁があれば戦いたいです」

――谷口選手も同じ思い?

▼谷口「そうです。はい」

▼諏訪魔「(笑) 独特だね。いいな、楽しいね。改めて出会いを作ってくれた感じするな、青木が。またお願いします」

▼谷口「お願いします」

▼石川「またお願いします。ありがとうございました」

【宮原の話】「オイッ! 丸藤正道と一緒にコメントしないぞ。リング上は別だ。俺、宮原健斗とプロレスリング・ノアの丸藤正道というのは、プロレス界で続いていくんだ。俺も丸藤正道のことを一人のライバルだと思ってるからね。俺らのストーリーは続くんだ」

【丸藤の話】「青木の名のもとにこれだけの人が集まって、宮原健斗とも組んで。全日本プロレスの象徴になってると思うし、心強いね。今日は特別だけど、また何かあったら馳せ参じます。ありがとうございました」、

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