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8/11【全日本】秋山&杉浦が再会タッグ結成、越境世代闘争制す

『青木篤志追悼大会』東京・後楽園ホール(2019年8月11日)
○秋山準&杉浦貴vs野村直矢&熊野準×

 秋山と杉浦が再会タッグを結成。野村&熊野との越境世代闘争を制した。

 かつてGHCヘビー級王座を争うなどノアで何度も激闘を繰り広げた秋山と杉浦。同じリングに立つのは昨年9月の丸藤20周年記念興行・両国大会以来、約1年ぶり。前回はタッグ対決(秋山&青木vs杉浦&原田大輔)だったが、今度は同じコーナーに並び立ち、野村&熊野との越境タッグ対決に臨んだ。

 秋山がノアに在籍していた時代からタッグを組む機会は決して多くなかった両者だが、いざ組めば、やはり無類の強さを発揮した。果敢に突っかかる熊野を秋山が余裕たっぷりにあしらい、場外ボディスラムを敢行。杉浦は野村がエルボー合戦をワンツーエルボーで押し込んでも、スピアーで突っ込んだところをニーリフトで迎撃。ともに野村&熊野に付け入るスキを与えない。

 終盤にはラリアットを連発して攻め入る熊野を秋山がニーリフトで黙らせると、杉浦が串刺しフロントハイキック連打、秋山が串刺しランニングニーで圧倒。秋山がフロントネックロックで熊野を捕らえると、杉浦もフロントネックロックで野村のカットを阻む競演をみせ、最後は秋山が鬼のニーリフト乱打からリストクラッチ式エクスプロイダーを爆発させて熊野から3カウントを奪った。

 秋山&杉浦が1年ぶりの再会で快勝。改めて強さをみせつけた。この日、二人を結びつけたのは言うまでもなく青木さんの存在。「丸藤選手のデビュー20周年でもう一回やって、その時、青木が隣にいて。これも姿はなくなったけど、青木の気持ちというか、それでこういう組んでという形になったと思う」と振り返った秋山は、「このあとはわからないけど、青木に感謝して。いい経験させてもらいました」と青木さんに感謝。杉浦にとって青木さんは「自衛隊からのレスリングの後輩で、ずっとかわいい後輩でした」と言うほど特別な存在。「(秋山と)組むことないと思ったんでね。青木が組ませてくれたのかもしれないし。今日この試合をみててくれて、組んだことによって青木が喜んでくれてたら、それはいいことじゃないですか」と青木さんへの思いを口にしていた。

【試合後の秋山&杉浦】
▼秋山「ありがとう」

▼杉浦「ありがとうございました」

――久しぶりに同じコーナーに立ったが?

▼秋山「いやいや、何も自分のことだけやってれば。杉浦選手…丸藤選手もそうだけど、それぐらいになれば俺は何も言うことはなく、俺は勝手に動いてればいいだけで。去年かな、丸藤選手のデビュー20周年でもう一回やって、その時、青木が隣にいて。これも姿はなくなったけど、青木の気持ちというか、それでこういう組んでという形になったと思うし、このあとはわからないけど、青木に感謝して。いい経験させてもらいました」

▼杉浦「組むことないと思ったんでね。青木が組ませてくれたのかもしれないし。今日この試合をみててくれて、組んだことによって青木が喜んでくれてたら、それはいいことじゃないですか」

――杉浦選手にとって青木さんはどんな存在だった?

▼杉浦「自衛隊からのレスリングの後輩で、ずっとかわいい後輩でした。ノア離れてから話す機会はなかったんだけど、またちょっと絡んだりして、またゆっくり話せるかなと思った矢先だったんで、もっともっと話したかった」

――杉浦選手は野村の感触は?

▼杉浦「元気でいいですね。ああいう若い選手がどんどんこないと」

――秋山選手は熊野の印象は?

▼秋山「一生懸命で。ちょうどデビューするかしないかぐらいで僕が(ノアを)出たんで、当たることも初めてで。今、ノアでどのぐらいの位置にいるかわからないけど、これを機会にチャンスを青木にもらってここまで上がってきたんだから、これをチャンスにノアの中でもどんどん上に食らいついていってもらいたいなと思います」

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